2016年08月
駒ヶ根高原は中央道のICから車で3分と超アクセスの良い高原です。
まずは名刹、光善寺へ
杉の巨木や緑がいっぱいで境内に入ると涼しい風が心地よいです。
光善寺は枝垂れ桜が有名ですがモミジも多いので秋の紅葉もきれいでしょうね。
紫陽花やシャクナゲの木もたくさんあったのでそれぞれの季節、楽しめそうです。
(私は冬にしか来たこと無かったので・・・冬の雪景色も美しいですが)
境内を散策して出て来るとちょうどお昼になったので光善寺の向いにあるそば屋さんで昼食を取りました。
山菜茸トロロオロシぶっかけそば(長い名前やな〜)です。
午後は近くにある養命酒の工場へ
工場はお盆休みですが工場見学と敷地内にある健康の森は解放されているので自由に散策できます。工場は斜面を利用したレイアウトで各工程を終えた液体は通路の緑地の地下道に設置されたパイプラインで次之行程の工場棟に流れて行きます。
また地下に設置してあるので冬期でも点検やメンテナンスが楽にできるらしいです。
敷地内には工場建設時に見つかった遺跡の住居が復元されていました。
健康の森には清らかな小川が流れています。
樹の上にはあちこちに巣箱が
キキョウ
これはなんでしょう?咲いた後ですね。
森の一画には古い酒蔵を利用したショップと、とても居心地の良いオープンカフェがあり、ハーブのクッキーを買って特製のジンジャエールをいただきました。とても爽やかでナチュラルな味でした。
養命酒の工場を後にし、駒ヶ根IC近くのペンションメイプルにチェックイン。
2つのログハウスをつないだ建物で右側はレストラン兼ペンションの食堂、左側は宿泊棟です。
夕食まではまだまだ時間があるので宮田高原までドライブして来ました。
宮田高原は昔スキー場があって、2回程行ったことがあるんですが、現在は放牧場と夏期のみキャンプ場になっていました。
シモツケソウ
ウスユキソウの仲間?
アキアカネはじっと留まって何を見てるんでしょう?
立派なダケカンバです!
宮田高原は標高1600m程度で宮田村から通じる林道が急カーブの連続で、しかも道幅も細いため訪れる人も最近は少ないようです。その分とても静かで頂上からは宮田村や駒ヶ根市が一望できます。
本当のキャンプ好きの人には絶好のキャンプサイトですね。
今朝は今回旅行メインの木曽駒ヶ岳千畳敷カールへ行きます。
菅の台バスセンターから30分のしらび平に到着しました。
しらび平駅はシラビソの原生林を切り開いて造られた標高1,662mのロープウエイ駅です。
速度を落としながらゴンドラが降りて来ました。
標高2612mの千畳敷駅までは7分30秒で到着します。
千畳敷にほどなく到着、ロープウエイを降りた時にはガスがかかっていましたが、しばらくすると晴れて来ました!
2931mの宝剣岳がすぐそこに見えます。・・・今回は登りませんが・・・
千畳敷カールの起点は駒ヶ岳神社の祠です。
ミヤマリンドウ?
ナナカマド
???
今年は高山植物の開花が早く、黄花のミヤマキンバイやミヤマダイコンソウはすでに終わったらしいです。
夏の千畳敷は初めてです。日射しは強烈ですが風は涼しい、絶景かな!!
下山して菅の台バスセンターの南信州ビール直営のレストランでパスタとピザ、チーズの昼食をいただきました。
(運転するのでビールが飲めなかったのが心残りですが・・・笑)
心残りにならないよう買って帰りました〜(笑)
駒が池の岸辺に咲くワレモコウです。
昔(40年前)はここまではるばるアイススケートをしに来たものですが、近年は氷結しないのでできないそうです。
今回はお盆の前だったので帰りの道路が心配で、早めに出発しましたが渋滞がまったく無くて午後6時には家に到着しました。
右端のコーナーにある柱の逃げを加工しておきます。(左側はまた違った形です。)
一応、詳細に寸法は取って来ましたがこの辺は現場での若干の調整が必用かもしれません。
ぴったり合うことを祈って・・・
一応、形が出来たので柿渋を塗りました。
表だけ塗ればいいんですが反りが出ると困るので裏にも同じように塗りました。手を抜かずに同じ条件にしておかなくてはいけません。
手前に入っている赤っぽい色の細い木は左右のカウンターカバーを接合するための雇いサネです。
天板の収縮を考慮して先端の50mmだけ接着剤を付けてあります。
柿渋は乾燥するまであの独特の臭い匂いがするのですが今回使った物は匂いの成分だけを取り除いた「無臭柿渋」です。
柿渋の主成分はカキタンニンですが製造の醗酵過程で発生する有機酸(酪酸、酢酸、ブロビオン酸など)が匂いの元凶なのでそれらの成分を分子の大きさを利用して遠心分離機などで取り除いて高分子のカキタンニンのみを抽出した物です。
まだまだ実績がないので今までの(臭い)柿渋と比較して耐久性や防水性等のデーターが無いらしいですが、今回は発色剤として使用したので問題はないでしょう。
柿渋は2回塗りますが水と同じで、塗ると毛羽立ちが出るので乾燥後サンドペーパーで毛羽立ちを押さえてからオイルで仕上げます。
接着の終わった幕板との接合部の目違いを鉋で払い、サンダーで仕上げます。
触っても痛くないように面取り鉋で45°の面を取ります。
これだけ長いとトリマーにチャンファービットをつけて加工するよりもかえって楽です。
(黄檗は機械加工で焼けやすいし、鉋の刃が良く切れていれば仕上げる必要もありません。)
長さをぴったり2mに合わせて切り落としますが、長さが2mもあると昇降盤では正確な直角カットができませんので丸鋸ガイドを使って十分に整備した手持ち丸鋸でカットしました。
この後、幕板もガイドを使って慎重にカットします。
丸鋸の刃はいつものラフカット用から内装造作専用の新品に交換しましたが最近の丸鋸のチップソーは良くなっています!
切断面は昇降盤で切ったのとほとんど変わりません。(パッケージに化粧板の貼付けに差が出る、○○棟梁も絶賛!と書いてありました。)
しかし工房内で丸鋸使うと集塵できないので、そこら中粉塵だらけとなります!
あとの掃除が大変!(というほど掃除しませんが・・・笑)
後方の突っ張り板?を接着しました。
野山のおるごーる仙...