毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2016年09月

栗のテーブル-10

貫の通しホゾ楔止めはホゾの頭が5mmほど飛び出たデザインにしました。角はC3の大面を取ってあります。楔には硬いモアビを使いました。
脚と面一にする方がずっと楽なんですが、通しホゾ楔止めの場合はホゾ穴の出口を少しだけ広くしておいて楔がよく効くようにするんですがホゾの頭が飛び出していると楔で拡げられたホゾが外で広がるのでさらに抜けにくくなります。
今回は見てくれ重視の方です。


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ホゾ組の跡の処理や調整ができたのでオイル仕上をしました。
2〜3日置いて、#320のスコッチブライトをさっと掛けてオイルで拭けば脚部は完成です。


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棚板も完成、棚板は貫上部の溝に嵌め込むだけの取外し式です。


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栗のテーブル-9

ホゾに割りクサビのための溝をバンドソーで入れて回し引き鋸で1.6mmに拡げます。


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クサビを入れるとちょうどいい感じです。


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脚部の組み立てが完了しました。


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早速、天板に接合してみました。
問題なく接合できたので一安心。あとは貫の上に乗せる棚を作って天板の最終仕上をすればオイルを塗って完成です。


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気になる桜

ニューイングランドの桜ですが、今年はなぜか以上に葉っぱが少ないんです!


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今朝は気温が低くて家を出る時寒いのでTシャツの上に長袖のシャツを羽織って来たのですが、ここまで登って来ると暑くなるので桜の木陰で上着を脱ぐんですが、木陰がない・・・!


こんなに青空が見えるんです。葉っぱのぜんぜん付いていない梢が多いんです。


病気なのか虫害なのかわかりませんが来年の開花がちょっと心配です。


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栗のテーブル-8

ルーターにスパイラルビットを付けてアリの根元の寸法より1mm狭くガイドをセットし、長方形の溝を掘ります。(もちろん左側には5/1000の勾配が付いています)深さはアリの高さと同じにします。


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ビットをアリ溝ビットに交換し、巾は所定の寸法よりマイナス0.2mm,、深さはプラス0.5mmにセットしてアリ溝に仕上げます。
0.2mm分は調整代で、後でアリ桟のストレート側を削って調整します。


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アリを落とし込むための切り欠きの位置を現物合わせでマーキングします。
これはそんなに精度を必用としません。


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トリマーで欠き取ったあとをノミできれいにさらえます。


通常は片通しホゾにして後端を共木で埋めるのですが今回は3階まで階段で上げなくてはならないので天板と脚部を簡単に脱着できるように寄せアリ(落としアリ)方式にしました。
この方法は加工がかなり面倒でアリの接合状態も目視で見えません。
長所はアリ桟の移動量が通しアリに比べて非常に少ないのでテーブル等の重量物の場合、着脱が比較的簡単なことです。
それと少しは高度な技法なのでかっこ良く見えることです!(外してみないと見えませんが・・・笑)


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アリの絞まり具合を確かめながら勾配を付けていない側のアリをすこしづつ削って締り具合を調整します。
アリの収縮を考慮してきつめにしておきます。


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左右のアリ桟がきれいに収まりました!


これでこのテーブル作りのハイライトは終了したも同然です。
まだまだ作業は続きますが難しい部分はもうないのでやれやれです。


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各部材に仕上カンナを掛けました。
栗はカンナで仕上げると独特の光沢と輝きが出ます。サンドペーパーではいくら細かい番手を使ってもこの輝きはでません。


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貫に棚板を受ける切り欠きと飾りのアールをカットしました。


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栗のテーブル-7

桟のアリは天板のアリ溝にゆるみ無くスムーズに接合させるために片側に5/1000の勾配を付けます。
桟の長さは700mmなので蟻の巾は先端で3.5mm狭くなります。
この加工をルーターテーブルで行うために桟の側面に5/1000勾配のガイドを両面テープで貼付けます。


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ルーターテーブルのフェンスに5/1000勾配のガイドを沿わせて、加工します。
入口での切削量をちょうど0mmになるようにフェンスの位置を調整して切削すれば出口では3.5mm深く切削されます。


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アリの巾は後端で47.5mm、先端で44.12mmでしたのでほぼ計算通りです。


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ホゾをホゾ穴にぴったり合うように調整して左右の脚を仮組しました。
今回は通しホゾのクサビ締めなので少し緩め(と言っても軽く叩いて入る程度)に調整しました。


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貫も仮組して、やっとテーブルの全貌が見えて来ました。


天板に乗せてアリ溝を掘る位置を正確にケガキます。


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天板にアリ溝の位置をケガイたら仮組した脚部の部材をバラしてアリ桟に送り寄せ用の切り欠きを加工します。
切り欠き部分を昇降盤でカットし、ブルノーズプレーンとノミで仕上げました。


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秋はそこまで・・・

山椒の実が弾けて種子が出て来ました!


ふぅ〜ん、こんな形で出て来るんや!・・・初めて見ました。
この殻の方が粉山椒になるんですかね?


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辛夷の実もだんだん色づいてきました。
秋はもうそこまで・・・


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栗のテーブル-6

角ノミの段差をノミできれいにさらえます。


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全てのホゾ穴の加工が完了しました。


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次はホゾの方を加工しますが、まず胴突きになる部分に昇降盤で所定の深さまで溝を入れます。


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テノンカッターで不要部分をカットします。


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貫の巾の広い方はテノンカッターでホールドできないのでマイターゲージに取付けたガイドにクランプで固定してカットします。
今回の貫は全長が1.2mあり、何とか昇降盤で加工できましたがこれより長くなると他の加工方法を選ばなければなりません。


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桟と足の両端の斜めカットをスペシャルジグを使って行います。
バンドソーでも簡単にカットできますが昇降盤の方が切断面がきれいなのであとのカンナ掛けが非常に楽です。


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桟にルーターテーブルで蟻加工と足の中央部の欠き取りをして基本の機械加工が終了しました。


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栗のテーブル-5

昨日、天板の両面をカンナ掛けしましたがやはり木表の方が杢がきれいだったので、多少の面積の縮小は犠牲にして木表をテーブルトップとして使うことにしました。


表面に入っている割れは埋め木をします。
割れの入っている部分は板目なので木目の合う木はありません。できるだけ色目や雰囲気が似通っている物を選びました。
埋め木の木を割れの部分に当てて位置を正確にケガキます。
ガイドをクランプで固定してトリマーで8mmの深さに掘り込みます。両端をノミで整えて巾は埋め木の方をカンナで微調整します。


後でカンナを掛けた時、逆目にならないように天板との方向を決めておきます。


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接着剤を両面に塗って埋め木をマレットで均等に叩き込みます。


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はみ出た分を釘挽き鋸で切り取り、カンナで面一にして完成。


天板が一応仕上がりました。


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脚部の製作に取りかかります。


天板を支える蟻桟、脚、足を設計図通りの寸法に切り揃えて、ホゾとホゾ穴の墨付けをします。
墨付けが終了したらまず、角ノミでホゾ穴を開けます。


今日は蟻桟のホゾ穴加工ができたところで少し暗くなって来たので終了です。
まだまだ蒸し暑いですが日の暮れるのはめっきり早くなって来ました。


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今回は角ノミ盤に集塵ノズルを取付けました。


今まではその都度掃除機のホースを縛り付けていたのですが、これがなかなかいい位置にセットできないしめんどくさいので専用のノズルを固定し、掃除機のホースはノズル上部のエルボに差し込むだけの超簡単セッティングです!


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角ノミの場合、切削屑はノミの細長いスリットから排出されます。少しは切り屑がこぼれますが穴を開け終わった時点でノズルがワークまで下がるのでワークの上の切削屑は全部吸い込んでくれます。


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栗のテーブル-4

昨日「刃の黒幕」で研いだカンナで仕上げ削りを行いました。


まずフォアプレーンで横ズリの段差を均し、一枚刃のローアングルプレーンで仕上削りをします。
この栗は素直な杢なので一枚刃でも逆目は起きません。一枚刃の方がカンナの押しが軽く、切削面も艶があってきれいに仕上がります。


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残っている耳の部分を反り台鉋、南京鉋、丸ノミ等で仕上げ、木口面はクイーンアンビットで面取りします。


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木口割れの部分にウォールナッツで作った契りを入れます。
契りに合わせた墨線の内側にノミの跡を入れ、トリマーで、できるだけ墨線の近くまで掘り込みます。深さは10mmです。


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ノミで墨線まで少しづつ拡げます。鋭角の角は鎬ノミを使います。


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両面に接着剤を塗って契りを叩き込み、はみ出た分を釘挽き鋸で切り取ります。
切り取った契りは裏面に使います。


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カンナをサッと掛けて目違いを払っておきます。


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刃の黒幕登場!

ジャジャ〜ン〜刃の黒幕登場!!


時代劇の撮影ではありません。セラミック砥石なんです。
昔のセラミック砥石は3拍子揃ってました。
1)刃物の掛かりが悪く研ぎにくい
2)平面度がいまいち
3)すぐに目詰まりして研げなくなる


これがずっと頭にあったため、セラミック砥石は敬遠してダイヤモンド砥石を使っていましたが、さすが20年以上も使うとダイヤモンドといえども切れ味が落ちて来ます。


ネットで色々調べるとシャプトン社の「刃の黒幕」なるセラミック砥石が非常に評判が良いことがわかりました。
刃の黒幕シリーズは何と#120〜#30000まで合計10種類もラインアップされており、刃物の種類や材質、用途によって最適な物が選べるようになっています。


手持ちの#10000のダイヤモンド砥石が特に調子が悪いのでとりあえず試しに#12000のクリームを買ってみましたが食い付きの良さと高い研磨力と、私がよく使うハイス鋼にピッタリの仕上げ砥石でした。


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で、刃の黒幕の良さに惚れ込んで以下の5枚を揃えてしまいました!
左の2枚が中砥で#1000オレンジと#2000グリーン、右の3枚は仕上砥で#5000エンジ、#8000メロンそして最初に買った#12000クリームです。


粒度ごとに色分けされて、ケースもその色に似合った物なので使っていてもカラフルで楽しくなりますね♩


左下の丸いのは目詰まり除去用の「復活砥石」です。要するにセラミックの名倉砥石です。


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セラミック砥石ですからダイヤモンド砥石と違い、刃物を研ぐと摩耗します。
摩耗した砥石で研いでも平面になりませんから砥石自体の平面を維持しなくてはなりません。
通常は同じ粒度の2枚の砥石を摺り合わせて平面を出すのですが同じ砥石を2枚ずつ購入するというのも不経済ですし、通常の人造砥石や天然砥石よりは数段硬いので擦り合わせも大変です。


そこで、またしてもジャ、ジャ〜ン「空母」の登場です。


空母は砥石の平面度維持専用のダイヤモンド砥石ですがなんと15mm厚の青銅鋳物の表面にダイヤモンドの粒子が電着されています。そして特筆すべきは±3/1000(3μ)の平面精度が保証されています。また、砥石面の修正専用なので溝の巾が広く、深さも深く作られています。


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反対側にはシリアルナンバーが誇らし気に刻印されています。
必用に応じてダイヤモンドの再電着も可能とのことです。


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裏面は刃物の修正面になっています。
こちらは刃物の研ぎ角や形状を修正するための面で、刃こぼれした物は荒砥で直してから使用して下さいと説明書に書いてあります。細かい溝というか穴のある部分は巾のある刃物用で細い刃物は穴のない部分を使います。


なぜ青銅なのか?
・鉄は錆びやすい・・・水研ぎをする用途には向きません。最近安価な鉄ベースのダイヤモンド砥石が売られていますが使用後すぐに拭き取って乾燥しないとあっという間に錆が発生します。平面度もよくありません(これは別の加工精度の問題ですが)一度錆が発生すると内面から腐食する可能性もあるので平面度が維持できなくなる。
・鉄は磁性を帯びやすいので研ぎカスが付着しやすい。


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刃の黒幕を何回か使用したので空母で面直しをしました。


空母の上で刃の黒幕を研ぐとこのようなセラミックの砥粒が出ます。


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数十回研磨した刃の黒幕#8000メロンです。中央部のやや黒ずんだ部分がまだ少し凹んでいます。


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きれいに面出しができました。一枚平均5〜6分でできました。


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面直しの終わった刃の黒幕でカンナとノミを研いでみました。


5枚の砥石が同じ平面になっているので研ぎの時間が少なくて済みます。
(粒度を順番に上げても刃の全てが砥面に当るので早く研ぎ上がります。)


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カンナの刃は#8000で研ぎ上げ、先端の2段研ぎの部分のみ#12000で仕上げます。


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