2016年10月
オルゴール用と言っても私のではなく、絵画のようなオルゴールが入ります。奥行きが70mmもありますので額というよりは箱に近いです。
長辺が60cmあるので長尺材から木取りしなければなりません。
倉庫から引っ張り出して来た材は音がよく響き、広葉樹としては軽めの栓で巾は300mmあります。
幅広の材を割るのはもったいないような気もしますが、ねじれはないものの、カマボコ形に反っているので板厚は29mmあるのですがこのままで平面を出すと20mm以下になってしまいます。しかし70mm巾に挽けば25mmの板厚は余裕で取れそうです。まずは両端の木口割れの部分を丸鋸で落とします。
バンドソーで73mm巾に挽いて所定の長さの墨を入れ、後でどの位置にあった部材かわかるようにナンバーを振っておきます。
昇降盤で所定の長さにカットし、手押し鉋とプレーナーで巾と厚みを揃えました。
左は小額用のタモと紅松の材です。
しばらくこのまま室内に置いて様子を見ます。
台座の契りのはみ出しを釘引き鋸で落としてブロックプレーンで整えたあと、ローアングルプレーンで全面を仕上げます。
共鳴箱本体の方は底板と側板の木端の内面にクイーンアンビットで面取りをしますが、通常のトリマーベースではぐらついて安定しないので円切り用の長いベースに付け替えて加工しました。
表面、内面を#400のサンドペーパーで仕上げてオイルを塗布します。
3時間放置後、#600の使い古したサンドペーパーで軽くウエット研磨します。
新しいペーパーを使わないのは同じ粒度でも新品は研磨剤の角が立っているのと研磨剤が脱落する確率が高いためです。
やむなく新品を使う時は研磨面同士を摺り合わせてから使います。
飾り板の彫刻です。2時半から始めましたが窓際で彫っていても3時半になると山はもう薄暗くなってきます。
ヘッドルーペを使用していても見にくいので今日はここまで・・・明日は良い天気のようなので午前中に頑張ることにします。
今日は国東から炊飯器のオルゴールを手持ちで持って帰ってくれた時の音色さんが工房まで届けてくれるのでお昼はやきいもパーティをすることにしました。
我々のやきいもはサツマイモではなく、ジャガイモなんです!
なぜってジャガイモの方がおいしいと思う・・・それだけです。
筋向かいの布袋工房のHさんもジャガイモ党ですので、昨日メールをすると、すぐに(笑)参加希望の返信がありました。
パンとトウモロコシが油断をしている間にちょっと焼きすぎましたがまあご愛嬌ということで・・。
こちらはオリーブオイルで焼いた物に醤油を少し垂らしました。
ピンクのお皿のは時の音色さんが作ってきてくれたアップルケーキです。
紅玉のほのかな酸味とカラメルシロップの甘さがマッチしておいしかったです。
たまには半屋外で気のおけない者同士ののゆっくりとした昼食はいいものです。
野山のおるごーる仙...