毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2017年02月

ルータープレーナーの復活

板材の平面を出すには通常、手押し鉋盤とプレーナー(自動カンナ)を使いますが私の持っているプレーナーは330mm巾までしか通りません。
それより巾の広い板は手鉋を使う訳ですが広い面積で杢のある板は鉋掛けが難しくまた硬い材は重労働で大変なんです。
昔、古いコタツの天板を利用して作ったルータープレーナーがあったのですが、天板が傷んで平面が出なくなり処分しました。
材料倉庫の奥にこれまた古いドラフターの製図板があったのでこれを利用して復活する事にしました。
製図板ですから平面度はバッチリ!、両端に30×30の鉄アングルを木ネジで留めてこの上をスライダーを滑らせるようにしました。スライダーは前の物を取ってあったのでそのまま使用しました。
平面を出す材は捨て板を両側に挟んで片方を楔で固定します。
材料に捻れがある場合はテーブルとの隙間の部分に薄い楔をかませて材料ががたつかないようにします。
 IMG_5836

ルーターに1"のDado&Planerビットを装着してスライダーの上でX方向に送り、スライダーをビット径の半分だけY方向に移動してまたX方向に送ります。これを繰り返して削って行きます。一回の切削量は0.5〜2mm程度にします。写真は約半分まで削ったところです。
IMG_5835

わりとラフな精度のジグですからどうしてもビットが走った後の段差が僅かに残ります。
これをサンダーで均して片面のできあがりです。
表面の平面が出たので裏面はそのまま裏返して同様に削ればプレーナーを通したように分決めが完了です。
これで巾750mm、長さは1200mmプラスα程度の板材まで平面出しが可能です。
IMG_5837

梅の開花

工房のお向かいの梅がやっと一輪咲きました。
下界ではもうすでに満開ですが・・・ここは例年の事ながら遅いです。
IMG_5832

今日のメカニズムは「インターミットドライビングカム」です。
外側のドライブリングを回すと赤いパドウクのローターが爪で引っ掛けられて半周だけ回ります。
ドライブリングの爪が一周して来るとローターはまた半回転しますが、いつも半分はお休みしています。(笑)
IMG_5833

 

メカニズムはまだまだ続く

今回はポジティブアクションカム(確動カム)です。
通常のカム機構はカムフォロアを確実にカムに追従させるために重力やスプリングの力でカムフォロアをカムに押し当てますが、カムの回転速度が速くなると追従できなくなってきます。
この機構はカムの両側にフォロアとなるローラーがあり、2つのローラーは常にカムに接しているのでカムフォロアは確実にカムの動きに追従します。但しカムの形状はカムの中心を通る長さが常に2つのフォロアの間隔と等しくなければなりません。
 IMG_5820

このメカニズムは異なる形状のカムを交換して違う動きが楽しめるようになっています。
メカニズムの裏側には異なった形のカムをストックできるようにしてあります。
IMG_5825

ハート形のカムを装着した状態です。
IMG_5827

裏側に掛けてあったレンチはカム交換用の専用工具です。
締めすぎると壊れる!ので柄を短くしてあります。(笑)
本当は指で軽く締めるだけで充分なのでレンチはいらないのですが・・・洒落です。
IMG_5823

プラグカッター

このところメカニズム達の製作が続いていますがローラーに使う円柱の在庫が無くなってきました。
円盤や円柱を作る方法はいく通りもありますが比較的小径で平面側に木口を出したくない場合はプラグカッターを使います。ワークの下に捨て板を敷いてそのままボール盤でくり抜いてもいいのですが、せっかくくり抜いた円柱が以外と取り出しにくいんです。そこで必要な深さで止めて切削します。
 IMG_5808

あとは昇降盤の平行ガイドを所定の厚さになるようにセットして切り落とせば、ポコポコと順番に円柱が生まれて来ます。
IMG_5810

下の写真は2種類の厚さの物を6個づつ作りました。下の段は12.7mm(1/2")です。
IMG_5811

平行ガイドを19mm(3/4")にセットして反対側をカットします。
IMG_5812

プラグカッターは元々木栓を作るための物ですがカッターの内面(円柱の外周面)は非常にきれいに切削できます。
ローラーにする場合は正確な中心に穴をあけなければなりませんが旋盤のチャックにセットして芯押し台側にドリルを掴んで開ければ正確な中心穴の加工ができます。
IMG_5819

平行ブロックの製作

高さを微調整できる平行ブロックです。
一つのブロックを中央で10°の角度でカットしてネジで押し、平行移動させて高さを変化させます。
IMG_5782

ネジで押した時にずれないように斜面の両側に溝を切ってサネを入れてあります。
上げるのはネジで押しますが下げる時は手で戻します。(ネジで下げる事も出来ますが機構が面倒になるので・・・笑)
IMG_5784

用途はこんな時に使います。
下の写真は今回製作したスチームエンジンのクロスヘッドのスライドウェイを動きを見ながら高さを微調整してバックプレートへの取付け位置を決めているところです。

この平行ブロックの調整範囲は33〜43mmですが足りない場合は上か下に平行の出た板かブロックを挟めばいろんな寸法に使えます。
テーパー角は10°なのでネジで押して上のブロックを10mmずらすと高さは1.76mm上昇します。(h=10mm×tan10°)
また使用したネジはM4なのでP=0.75mm、つまり一回転で上のブロックが0.75mm動きますから高さは0.132mm上昇します。
という訳で平行を保ったまま高さの微調整が簡単にできる優れものです。
IMG_5791
 

スチームエンジンのアライメント完了

スチームエンジンの仮組み立てが完了しました。
調整が必要だったのはコの字型のクロスヘッドの取付だけでその他は一発でスムーズに動いてくれました。クロスヘッドはシリンダーとの並行度と右のエキセントリックの回転で生ずる並行運動の振幅から最適な位置に固定しなくてはなりません。

木製の可動部分のある模型では回転部や慴動部の公差やクリアランスに一番気を使います。穴の径や隙間を大きくするといかにも動きが安っぽくなるし、かと言ってあまりきつめにすると動きが固く、気温が上がると膨張して動かなくなってしまいます。また繊維方向を考慮して各パーツを木取らなければなりません。しかしいろいろな色味や特徴のある樹種を各パーツごとに使い分けるという楽しみもあります。このスチームエンジンには6種類の樹種を使いました。
 IMG_5787

クロスヘッド、シリンダーとバルブロッド(上側)部分のクローズアップです。
IMG_5788

エキセントリックとバルブロッドを駆動するリンクアームのクローズアップです。
IMG_5789

またしても雪

今日の天気予報は曇り時々晴れだったんですが・・・雪がちらほら、
工房近くまで来ると路面にはないものの雪の竹薮です!
 IMG_8593

竹林に積もった雪も見てる分にはきれいで風情があるんですが・・・今年はけっこう雪が多いようです。
IMG_8594

メカニズムは続くの2

今日は旋盤加工ですが細くて長いロッドを挽くので木工旋盤でφ8にラフ加工した丸棒を金属用旋盤で一定の径に挽きます。
金属旋盤はバイトを刃物台に固定してワークと並行に移動できるので端から端まで一定の太さに挽く事ができます。しかも刃物台の自動送り機構があるので切り込み量と回転数をセットすれば後はボタンを押すだけ! 切削中に両手で写真も撮れます(笑)
写真はφ8のカリン丸棒からφ6.35(1/4")で長さ120mmのロッドを挽いているところです。
これを手バイトで仕上げるとなると至難の技ですが、金属旋盤なら端から端まで5/100の精度に仕上がります。
 IMG_5778

下はさらに細いφ4.7に削っている所ですが後0.19mmです。
IMG_5779

スチームエンジンのパーツが全て揃いました。
後はアセンブルですが、スムーズに動かすためにはバックプレートへの各部品の取付けは順序よく慎重に行わないといけません。また専用のジグ等が必要になるかもしれません。
IMG_5781

メカニズムは続く

いろんなパーツが出来て来ましたがシリーズを完成させるにはまだまだ作らなくてはなりません。
これらは気の向いた時にちょこっとづつ作っております。(笑)
IMG_5775

今日はコンロッドのアーム部分をフライスで鋤き取りました。
すき取らなくても動作上は問題ないんですが、見た目がぜんぜん違うんです。実にメカニズムっぽくなるんです。
IMG_5772

フライス加工の終わったコンロッドです。円の部分はノミ、小刀、ヤスリで整形します。
IMG_5774


ストーブの修理

薪ストーブの内部、煙突下のバッフルプレートの中央部が溶けて穴が開いていたので鉄板に取り替えることにしました。
注文していた鉄板(SPHC黒皮付9mm厚)が入荷したので早速取付ける事にしました。
古いバッフルプレートを取外そうと引っ張ると簡単に2つに割れてしまいました!!
元々は7〜8mm厚でリブの入った鉄の鋳物ですがこんなに変形しています!
 IMG_5765

元のバッフルプレートはストーブ奥の板にボルトオンされていましたが平板では無理なので側板に穴を開けて12mmのズン切りボルトを通し、奥の板とで支えるようにしました。後方に向って10°前後の傾斜が付いているので落ちて来る事はないでしょう。
IMG_5767

鉄板が無事に取り付きました。
IMG_5770

心なしか燃え方がきれいになった・・・ように思います。
炎が直接煙突に行かなくなったので熱効率も元のように多少はよくなるでしょう。
IMG_5771
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