2017年04月
Kさんからの依頼で古いリュージュのオルゴールの修理をしました。
18弁の小さなオルゴールですがKさんの知り合いの方の思い出の品らしく、もう一度いい音で聴きたいらしいのですが、巻上げハンドルを紛失されたようで、先ずハンドルを作って巻いてみなくては状態がわかりません。
(写真では櫛歯の本数は19本ですが一番右の歯は使われないので18弁です。)
このオルゴールは多分30年以上前に製造された物と思います。
上の写真のようにストッパーはシリンダー式、そしてムーブメントの止めネジは真鍮のマイナス皿ネジなんですが今時の転造ではなく、旋盤で加工された物です。この頃の物はネジも美しい・・・!
頭の半分が黒いのはネジの上に貼ってあったチューンノート(曲名を書いたシール)の糊のためです。
旋盤の刃物痕の目も細かいし、マイナスのスリ割りの溝も実にきれいに切削されています。
巻上げハンドルのネジは18〜30弁の一般的なM3.5だったので今までに何度も作っています。
今回はこの古いリュージュのイメージに合わせて作ってみました。
チューンノートは1.英語、2.ドイツ語、3.フランス語の表記で「魔笛」です。
これが電動工具のマニュアルだと1.英語、2.スペイン語、3.フランス語、4.ドイツ語となるわけですが、輸出国の台数の多い順序なんでしょうか?
うん、なかなかいい感じですね。
ハンドルがちょっとピカピカですが10年もすれば本体の色合いになじんでくるでしょう。
ムーブメント自体には不具合が無く、注油だけで完了しました。
このオルゴールは非常にコンパクトなアクリルの丸いケースに収められていますが底部の袴の一部が欠けているのでムーブメントをそれなりの木の箱に収納すればけっこういい音で鳴ってくれると思います。(それはご本人の予算の都合もありますので・・・あくまで推奨です・・笑)
18弁の小さなオルゴールですがKさんの知り合いの方の思い出の品らしく、もう一度いい音で聴きたいらしいのですが、巻上げハンドルを紛失されたようで、先ずハンドルを作って巻いてみなくては状態がわかりません。
(写真では櫛歯の本数は19本ですが一番右の歯は使われないので18弁です。)
このオルゴールは多分30年以上前に製造された物と思います。
上の写真のようにストッパーはシリンダー式、そしてムーブメントの止めネジは真鍮のマイナス皿ネジなんですが今時の転造ではなく、旋盤で加工された物です。この頃の物はネジも美しい・・・!
頭の半分が黒いのはネジの上に貼ってあったチューンノート(曲名を書いたシール)の糊のためです。
旋盤の刃物痕の目も細かいし、マイナスのスリ割りの溝も実にきれいに切削されています。
巻上げハンドルのネジは18〜30弁の一般的なM3.5だったので今までに何度も作っています。
今回はこの古いリュージュのイメージに合わせて作ってみました。
チューンノートは1.英語、2.ドイツ語、3.フランス語の表記で「魔笛」です。
これが電動工具のマニュアルだと1.英語、2.スペイン語、3.フランス語、4.ドイツ語となるわけですが、輸出国の台数の多い順序なんでしょうか?
うん、なかなかいい感じですね。
ハンドルがちょっとピカピカですが10年もすれば本体の色合いになじんでくるでしょう。
ムーブメント自体には不具合が無く、注油だけで完了しました。
このオルゴールは非常にコンパクトなアクリルの丸いケースに収められていますが底部の袴の一部が欠けているのでムーブメントをそれなりの木の箱に収納すればけっこういい音で鳴ってくれると思います。(それはご本人の予算の都合もありますので・・・あくまで推奨です・・笑)
イタリアへ行ったわけではありません。「イタリアの旅ーバロックのフォリア」という演奏会に行って来ました。
夕方から久々の府民ホールアルティへ、そうです先日MTBでギャラリー翔へ行く途中に購入したチケットです。
フォリアとはイベリア半島で15世紀ごろに発する舞曲でサラバンドと同じ3拍子のゆるやかな曲ですが元々は「狂気」、「常軌を逸した」という意味ですから騒がしい踊りのための曲だったようですが時代とともに優雅な舞曲になったようです。17世紀にはイタリアで大流行し、コレルリやヴィヴァルディが曲を残しています。
演奏はイタリアのリコーダーの名手、ロレンツォ・カヴァサンティをトップにこれまた名手のマヌエル・スタロポリそしてバロックチェロのアントニオ・ファンティヌオーリ、チェンバロのクラウディア・フェッレーロといった顔ぶれです。
今夜はすばらしいバロックのイタリアの旅を満喫しました。
夕方から久々の府民ホールアルティへ、そうです先日MTBでギャラリー翔へ行く途中に購入したチケットです。
フォリアとはイベリア半島で15世紀ごろに発する舞曲でサラバンドと同じ3拍子のゆるやかな曲ですが元々は「狂気」、「常軌を逸した」という意味ですから騒がしい踊りのための曲だったようですが時代とともに優雅な舞曲になったようです。17世紀にはイタリアで大流行し、コレルリやヴィヴァルディが曲を残しています。
演奏はイタリアのリコーダーの名手、ロレンツォ・カヴァサンティをトップにこれまた名手のマヌエル・スタロポリそしてバロックチェロのアントニオ・ファンティヌオーリ、チェンバロのクラウディア・フェッレーロといった顔ぶれです。
今夜はすばらしいバロックのイタリアの旅を満喫しました。
今朝は放射冷却により10℃を下回る冷え込みでしたが日が昇ると気温は一気に上昇し、暖かい一日となりました。工房にもやっと春が来たという感じです。
お向かいの八重桜が満開です。
辛夷と入れ替わって紫木蓮も咲き誇っています。
これは我が工房のシンボルツリー、クヌギの花穂です。
人家の近くや林のへりでよく見かけるシャガですがアヤメ科の花で三倍体のため、種子を付けないので、全てが同じ遺伝子を持っているらしいです。(ふ〜ん、むつかしいですね!)
おなじみのセイヨウタンポポ
チューリップのこの太陽光を通した色がたまらないですね!
他のどんな花より逆光で見た色が美しいと思います。
これを見るために毎年植えていると言っても過言ではありません。
お向かいの八重桜が満開です。
辛夷と入れ替わって紫木蓮も咲き誇っています。
これは我が工房のシンボルツリー、クヌギの花穂です。
人家の近くや林のへりでよく見かけるシャガですがアヤメ科の花で三倍体のため、種子を付けないので、全てが同じ遺伝子を持っているらしいです。(ふ〜ん、むつかしいですね!)
おなじみのセイヨウタンポポ
チューリップのこの太陽光を通した色がたまらないですね!
他のどんな花より逆光で見た色が美しいと思います。
これを見るために毎年植えていると言っても過言ではありません。
今年のオルゴールと木工展が昨日で終了しました。
今年は連日、好天に恵まれ初日のオープニングコンサートを始めとしてたくさんの方々に来ていただけました。この場を借りてご来場いただいた皆様にお礼申し上げます。
今年は連日、好天に恵まれ初日のオープニングコンサートを始めとしてたくさんの方々に来ていただけました。この場を借りてご来場いただいた皆様にお礼申し上げます。
小町はんは器量よし、音色よしで連日皆さんにかわいがられております♫
もちろん、ちょっといけずなんですがかわいい、いけずということで皆さんに気に入られているようです。
おおきに、「いけず」に磨きをかけてお待ちしてますよって、どうぞおこしやす。(小町)
今日は四季の絵文のNさんがお友達を4人も連れて来て下さったので、臨時のミニコンサートを開催しました。コンサートがちょうど始まったところで木彫のTさんが二人連れで来られたので7名のコンサートとなりました♪
残念ながら 時の音色さんのオルゴールや紙芝居はありませんでしたが、それなりに楽しんでいただけた事と思います。
もちろん、ちょっといけずなんですがかわいい、いけずということで皆さんに気に入られているようです。
おおきに、「いけず」に磨きをかけてお待ちしてますよって、どうぞおこしやす。(小町)
今日は四季の絵文のNさんがお友達を4人も連れて来て下さったので、臨時のミニコンサートを開催しました。コンサートがちょうど始まったところで木彫のTさんが二人連れで来られたので7名のコンサートとなりました♪
残念ながら 時の音色さんのオルゴールや紙芝居はありませんでしたが、それなりに楽しんでいただけた事と思います。
さて今日は昨日の植物園の続き、樹木編です。
京都府立植物園はもともと上賀茂神社の末社である半木神社の鎮守の森であった場所です。
(半木神社は今も園内にあります。)
戦後、京都御苑の代替地として占領軍の住居地になっていましたが1957年に返還され、現在の植物園になっています。深山、幽谷のような巨木はありませんが、さすが植物園だけあって、樹木の種類は多いです。
大木としてはこのエノキや楡、クヌギ、楠などがあります。(樹齢100年程度?)
この大木の上の方には違う樹種のモミジの葉が出ているんです。
多分、この祠に落ちた種子が発芽してんでしょう。
楠の大木の樹皮
緑の梅林、花の時期もきれいですが、新緑の梅林も清々しくてとても気持ちの良い場所です。
写真ではよくわかりませんが地面の芝生には黄色いタンポポがたくさん咲いています。
イロハモミジの巨木です。
紅葉もきれいですがこの青紅葉もいいですね。
珍しいコロラドトウヒ
マグノリア マルテイニ
マグノリアとはモクレン科の総称のようで、このマルテイニは中国南西部からベトナムが原産と書いてありました。アメリカの木工雑誌にもマグノリアという木はたまに登場します。
カクレミノ
ウコギ科の常緑樹で葉の先が3つや5つに裂けた物は神様にお供えをする時等に使用されるそうです。
天狗のうちわという別名もあるようです。
園内を歩いているとハリギリの木の枝先を切った所に遭遇しました。
現場にいた作業服を着た職員さんに尋ねると幹の内部が腐って空洞になっており、伸びた枝が折れて落下する恐れがあるので伐採したらしいです。空洞になっているため樹齢は不明ですが占領軍に接収される前からあったとすれば100年くらい、現在の植物園になってから植えられたのであれば7〜80年?とのことでした。
ハリギリは枝に鋭い刺があり、葉の形が桐の葉に似ている事から(桐のようには大きくない)この名が付いています。
ちなみに材木になると「栓(セン)」と呼ばれる事を話していると職員の方はそれは知らなかった!勉強になりました。とおっしゃってました。(笑)
京都府立植物園はもともと上賀茂神社の末社である半木神社の鎮守の森であった場所です。
(半木神社は今も園内にあります。)
戦後、京都御苑の代替地として占領軍の住居地になっていましたが1957年に返還され、現在の植物園になっています。深山、幽谷のような巨木はありませんが、さすが植物園だけあって、樹木の種類は多いです。
大木としてはこのエノキや楡、クヌギ、楠などがあります。(樹齢100年程度?)
この大木の上の方には違う樹種のモミジの葉が出ているんです。
多分、この祠に落ちた種子が発芽してんでしょう。
楠の大木の樹皮
緑の梅林、花の時期もきれいですが、新緑の梅林も清々しくてとても気持ちの良い場所です。
写真ではよくわかりませんが地面の芝生には黄色いタンポポがたくさん咲いています。
イロハモミジの巨木です。
紅葉もきれいですがこの青紅葉もいいですね。
珍しいコロラドトウヒ
マグノリア マルテイニ
マグノリアとはモクレン科の総称のようで、このマルテイニは中国南西部からベトナムが原産と書いてありました。アメリカの木工雑誌にもマグノリアという木はたまに登場します。
カクレミノ
ウコギ科の常緑樹で葉の先が3つや5つに裂けた物は神様にお供えをする時等に使用されるそうです。
天狗のうちわという別名もあるようです。
園内を歩いているとハリギリの木の枝先を切った所に遭遇しました。
現場にいた作業服を着た職員さんに尋ねると幹の内部が腐って空洞になっており、伸びた枝が折れて落下する恐れがあるので伐採したらしいです。空洞になっているため樹齢は不明ですが占領軍に接収される前からあったとすれば100年くらい、現在の植物園になってから植えられたのであれば7〜80年?とのことでした。
ハリギリは枝に鋭い刺があり、葉の形が桐の葉に似ている事から(桐のようには大きくない)この名が付いています。
ちなみに材木になると「栓(セン)」と呼ばれる事を話していると職員の方はそれは知らなかった!勉強になりました。とおっしゃってました。(笑)
今日は電車通勤です。(笑)
長岡天神駅のキリシマツツジが真っ赤に色づいてきました。
そして今朝は行きがけの駄賃?に植物園を散策してからギャラリーへ出勤します。
開園5分前に植物園に到着!
八重桜が満開です。
ブルーデイジー
チューリップもきれいに咲いてますが心なしか昨年より花が小さいように思います。
スズラン、我が家のスズランは純白ですがこれは花びらの先にグリーンの紋?が入ってます。
フジモドキ
ジンチョウゲ科の花で原産地は貴州省と書いてありましたので中国の花ですね。
これはメキシコ原産のチューベローという花でキジカクシ科!
確かにキジが隠れていそうな気もします。
おなじみ、ミツバツツジ
ハナズオウ
ソメイヨシノの残り花
ハナミズキ
ウコン(バラ科、里桜)と書いてありましたがこれは八重の黄桜ですね。伏見のカッパカントリーの駐車場(黄桜酒造)に同じ樹(もっと大きい)があります。
八重の枝垂れ桜
枝垂れ桜のトンネル・・・この下にいると空が淡いピンクのような錯覚を受けます。
締めはチューリップですがやはり今年のチューリップは天候不順のせいか少し元気がないですねえ!
明日は樹木編です。・・・おたのしみに・・・。
本題の展示会の事を書き忘れていました。(笑)
今日は2時半まで誰も来られず、暇を持て余していましたがその間にオルゴールを一台ずつじっくり鳴らして異音や動作に異常が ないか等の健康診断ができました! いつもはまとめてやる機会がないのでこんな時にしかできません。
2時半からは主に知り合いの方やご近所の方がけっこう来て下さいました。
長岡天神駅のキリシマツツジが真っ赤に色づいてきました。
そして今朝は行きがけの駄賃?に植物園を散策してからギャラリーへ出勤します。
開園5分前に植物園に到着!
八重桜が満開です。
ブルーデイジー
チューリップもきれいに咲いてますが心なしか昨年より花が小さいように思います。
スズラン、我が家のスズランは純白ですがこれは花びらの先にグリーンの紋?が入ってます。
フジモドキ
ジンチョウゲ科の花で原産地は貴州省と書いてありましたので中国の花ですね。
これはメキシコ原産のチューベローという花でキジカクシ科!
確かにキジが隠れていそうな気もします。
おなじみ、ミツバツツジ
ハナズオウ
ソメイヨシノの残り花
ハナミズキ
ウコン(バラ科、里桜)と書いてありましたがこれは八重の黄桜ですね。伏見のカッパカントリーの駐車場(黄桜酒造)に同じ樹(もっと大きい)があります。
八重の枝垂れ桜
枝垂れ桜のトンネル・・・この下にいると空が淡いピンクのような錯覚を受けます。
締めはチューリップですがやはり今年のチューリップは天候不順のせいか少し元気がないですねえ!
明日は樹木編です。・・・おたのしみに・・・。
本題の展示会の事を書き忘れていました。(笑)
今日は2時半まで誰も来られず、暇を持て余していましたがその間にオルゴールを一台ずつじっくり鳴らして異音や動作に異常が ないか等の健康診断ができました! いつもはまとめてやる機会がないのでこんな時にしかできません。
2時半からは主に知り合いの方やご近所の方がけっこう来て下さいました。
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野山のおるごーる仙...
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