毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2018年08月

毎日、山ごもり
定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

次のプロジェクト(72弁3種)の続き

セミオーバルボックスの側板の内側を昇降盤の横ズリで加工してルータースタンドでRに合わせて溝を切り直しました。
例によって内面のみにオイルを塗布し、タイトボンドで接着しました。
今回の箱は元の板の巾が狭かったので蓋は框組みで別に作ります。そのため天板は接合しなくて良く、響板を組込むだけなので組立は超簡単!
留め接合の物はフレームクランプで、セミオーバルボックスはゴムバンドを使いました。
このゴムバンド、クランプほどの力はないんですが、まず、バイスで締め付けて余分な接着剤をはみ出させた後に掛けると、じわ〜っと平均して締まってくれるのでこのタイプの接合にはなかなか具合がいいです。
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次のプロジェクト(72弁3種)

箱の側板をトリミングカットで所定寸法にピッタリ合わせて必要な溝加工を行い、接合部のカットをしました。
ゴムバンドで仮固定し、それぞれの響板の寸法を測って切り出した響板の穴位置にポンチを打ちます。
ムーブメントは同じ72弁なので専用テンプレートを使います。
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ムーブメントを実際に取付けてみてストッパーの位置が間違いないか確認しておきます。
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次のプロジェクト

今日は午前中、所用があり昼前からの作業で次のプロジェクトのために部材をラフカットしました。
これらも72弁用の箱になる予定ですが3種類の樹種で形も微妙に異なります。
どうも同じ物を同時に作るのは苦手でして・・・(笑)
左からオリーブ、ウォールナッツ、アサメラです。
ウォールナッツは柔らかく、アサメラも歯切れの良い音で良く鳴りますがオリーブは初めてなのでどんな音で鳴ってくれるのか楽しみです。

しかし今日は風がほとんどなく、工房も暑かったです!
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72弁の標準箱-7

表面に一回目のオイルを塗りました。
美しい縮み杢が現れました! この瞬間のために粉だらけになりながら、ひたすら磨いていると言っても過言ではありません。
あと1〜2週間かけて研磨(もう粉は出ませんが・・・)と上塗りを繰り返します。
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72弁の標準箱-6

アクリル受け、蓋の指掛かりを取付けて蝶番の組み付けも完了しました。
最近は箱とまったく同じ長さに切った端材を用意して、それに蝶番取付け用の切り欠きをカットし、トリマーテーブルのフェンス位置を微調整することにより、一発できれいに収まるようになりました。
これで表面のオイル仕上を施せばやっと完成です。

台風が過ぎ去った後も気温は高いですが風が結構あるので以外と過ごしやすいですね。
ただし、これは工房での話で家に帰ると暑い!!窓から入って来る風自体が熱風ですからエアコンなしではとてもいられません! 工房は周りが竹林ですから吹き抜けて来る風が涼しいんです。
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72弁の標準箱-5

ひたすら磨くこと数時間、やっと蓋の切り離しが完了しました。
明日はいよいよ蝶番付けです。
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72弁の標準箱-4

天板の縁取りをトリミングカットして接着しました。
今回はこのゴムバンドで締めてみました。
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けっこうきれいに締まります。
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これはだいぶ前にRホームセンターで見つけた物ですが確か3種類のサイズがあって、その内、使えそうな物2種類を買っておいた物です。良く伸びてきれいにフィットします。
長所は 1)値段が安い!、 2)木工ボンドがくっ付かない
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縁取りのはみ出た部分を鉋で削って面一にします。
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隣の縁取りがまくれないように削る前に必ず留め接合部の面取りをしておきます。
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クィーンアンビットで全ての角を面取りし丸みを付けました。
この後はただひたすら磨いてからいよいよ蓋を切り離します。
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風のおるごーる作品展

お待たせしました! 今年も北山ギャラリー翔で時の音色森の旅人さんの個展が開催されます。
9月11日から9月16日まで、例によって初日の11日(火)は11:00からオープニングコンサートです。もちろん私も出演致します(♬)

ゆのん??・・・川原崎さんの新しい作品展での名前です! じつに柔らかそうな雰囲気ですね(笑)
で、「時の音色森の旅人」は工房名として残るらしいです。
今年はどんなメルヘンの作品が出展されるか楽しみですね。

オルゴールコンサートは20名限定の予約制ですのでご希望の方はギャラリー翔さん、または川原崎さんまでご予約下さい。私のブログのコメントから予約していただいてもOKです。
風のおるごーる展2018
 

72弁の標準箱-3

接合部に接着剤を塗って圧着
接着は必要な全ての道具を手元に用意して手際よくやらないといけませんので毎度の事ながら緊張する作業です。今回はタイトボンドを使ったのでオープン時間が短く、さらに緊張です。(笑)
そのかわり、今の気温だと4時間も圧着すればクランプを外して加工できるので10時前に接着すれば昼過ぎにはもう接着完了です。
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接着完了後、天板の縁取りを入れる7×9mmの切り欠きを昇降盤でカットし、桜材の縁取りを準備しました。まだラフカットなので一本、一本トリミングカットして天板にぴったり合わさなければなりませんが今日は台風が迫っているので早々に切り上げました。
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72弁の標準箱-2

響板や天板と側板の嵌り込み具合の調整、フライスで鋤き取った天板の内側を磨いて(これが磨きにくくて一番時間がかかるんです!)内面にオイルを塗布しました。
 IMG_2395
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野山のおるごーる仙...

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