毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2018年09月

毎日、山ごもり
定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

府民ホール アルティへ

今日はベートーヴェン ヴァイオリンソナタ全曲演奏会の最終日です。
今日のプログラムはNo.3、No.7そしてヴァイオリンソナタ最後の作品のNo.10でした。
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今回使われるフォルテピアノはコンラート・グラーフの1820年ウィーン製です。
前回、前々回に聴いたブロードウッド、シュタインに比べるとやや現代のピアノに近い響きのように感じます。ダイナミックさには欠けますが深みのある繊細で優しい音です。
そしてこのプログラムから撮った画像ではわかりませんが実物を間直で見ると外装はとても美しい木目の(たぶんウォールナッツと思います。)突き板で仕上げられています。
チェンバロの多くが華麗な装飾を施され、宮廷での機会音楽の演奏に主に使われたことで当時としては楽器というよりは宮廷のステータスあるいは調度品に近かったのがより音楽性の表現を求めたフォルテピアノに取って代わられコンサートホールで通用するような現代ピアノになって外装もよりシンプルになって行く過程はとても興味深いです。そう言えば今までの宮廷や教会に仕えていた音楽家から脱却して「音楽は芸術だ!」と言い始めたのはベートーヴェンさんでした。
話が脱線しましたがグラーフのフォルテピアノは現代のピアノと同様にフレームや外装に強度の高いオークやトウヒを重ね合わせた合板が使われているらしいです。また写真でもわかるように弦の上に第2響板が置かれていますがこれにより響きがより豊かになるようにしています。

今日も豊嶋さんの奏でるアントニオ・ストラディバリウスとフォルテピアノの音色に耳を傾けるうちに2時間が過ぎてゆきました。
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三角ヤスリの柄

先日の細丸ヤスリの柄がなかなか上出来だったので今度はなぜか手元に4本ある新品の三角ヤスリにも柄を挿げてみました。
丸ヤスリの込みの断面は正方形ですがこの三角ヤスリは扁平な台形なんです。
そこで小刀などの仕込みと同様に2枚の板の片側に溝を彫って接着する方法を取りました。
下の写真は昨日の帰りがけに接着、クランプしておいた物です。
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旋盤で挽くので別に鉋を掛ける必要はないんですが正確な直方体の方がチャックで精度よく掴めるので接合面に鉋を掛けました。
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仕込み口に被せる内径7mmの真鍮パイプが圧入できるようにφ7〜φ7.1に削ります。
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穴のあいた金床の上でパイプに柄を叩き込みます。
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圧入したパイプ部分を掴んで柄の部分を10〜12mmに挽きます。
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テール部分に丸みを付けました。
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真鍮パイプとのつなぎ目を仕上げ、パイプを磨いて完成です。
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異なるデザインのが4本できました。ウォールナッツと紅椨です。いずれも先日完成したオルゴールボックスの端材です。一番手前は先日の丸ヤスリです。
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秋晴れ!

今日は朝から待ちに待った秋晴れ!
超気持ちええですね。辛夷の枝も気持ち良さそうです。
しかしこの好天も今日一日限りで明日からまた雨模様、明後日はまたしてもタイフーンイズカミング!
もう来てほしくないんですけど・・・。
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昼食後の腹ごなしに布袋さんと二人で雨に濡れてしまっていたモミの木をチェーンソーで切り、斧で割ってきれいに片付けました。これで台風が来ても薪はひとまず安心です。
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濤音寮秋のオルゴールコンサート

今年も国東の濤音寮でオルゴールコンサートと展示会(オルゴールがメインですが他の木工作品、大きな物は持って行けませんが額や小物は持って行きます。)を開催させていただきます。
今年でもう三回目になりました! そして今年からはパートナーが「ゆのん」さんに代わりました!
えっ、時の音色森の旅人さんはいずこへ?・・いやいや今年の9月から「時の音色森の旅人」→「ゆのん」に改名されたので同一人物です御心配なく!
さらに今回のコンサートから我々二人のユニット名を音色の泉(ゆのん&おるごーる仙人)とすることにいたしました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
(このパンフレット作成時はまだユニット名がなかったので何も書いてません・・笑)
オルゴールコンサートは10月12、13日と14日ですが展示会は10日の午後からオープンですので大分近県の方はぜひお越し下さい。もちろん遠方の方も国東の特に国見町は時間がゆっくり流れるすばらしい所なのでオルゴールを聴きに来て下さい。
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今日は杣人(そまびと)

拾い集めて来た倒木を今日は朝から玉切りしました。このところチェーンソーが絶好調なので昼前には全て完了!これで軽トラ2杯分くらいです。
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薪小屋のこのヤードに半分くらい収まりました。
これから涼しくなればまた朝の日課、薪割りですね。
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これで3人で2年分いけるかなあ?
手前の丸太はだいぶ前に造園屋さんがもって来てくれたモミの木なんで薪としては二流ですが贅沢は言えません。暑いあいだは薪割りする気も起こりませんので放ってありましたが、これもまた割って乾燥させなければなりません。立てて置いてあったのでずいぶん水を含んでしまいました。ちょっと失敗です。
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オルゴール巻上げアダプター

ゆのんさんが使用する50/72弁用の巻上げアダプターです。
今回は40mmが12本、35mmが5本の大量生産です(笑)しかし、先日寄ったRホームセンターにはフランジ部に使うレベルアジャスターのベースの在庫が6個しかありませんでしたので完成品は工房の在庫品を含めて8本です。近日中にRホームセンターから入荷の連絡があると思います。
8φ真鍮丸棒の片側にM4タップ、反対側にはフランジのM8ネジに合わせてダイスでM8の雄ねじを切るわけですが、金工用旋盤を導入してからはこの種の作業がとても捗るようになりました。しかも寸法精度も非常によくなりました。
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角ノミ盤修理完了

昨日、帰りがけに買ってきたカーボンブラシです。セットで税抜き¥284・・・品番CM-13となっていますがマキタの品番はCB-408です。で、マキタ純正の赤い箱のCB-408をしらべると価格は約2倍でした!
何が違う?・・カーボンの純度?、導電性、潤滑度、消火花等すべて重要なファクターだと思いますがたとえばオーディオケーブルや端子のように一般品から交換すると音が良くなった伝伝というようにカーボンブラシを純正品に替えたら俄然トルクが大きくなったとか回転がスムーズになったとかは聞いたことがありませんのでこの安い藤原産業製でもまあいいんでしょう。
ちなみに昨日行ったKホームセンターにはマキタの純正品はおいてませんでした。(笑)
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新品のカーボンブラシはブラケットにスムーズに入りますが一応LEDライトで照らして整流子と確実に接触しているか確認しておきます。
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モーター部を元通り組立てて電源を入れ、非常にスムーズに回転したので修理完了です。
本体のメインカラムの錆を落とし、埃を払ってテーブルや操作レバーの慴動部には潤滑油を塗布したので動きも新品同様スムーズになりました。
Hさん、使うだけでなくメンテナンスもたまにはお願いしますよ〜ん。せっかくの機械が可哀想です(笑)
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今日は修理屋さん

チェーンソーの整備をしていると奥のHさんの工房からお呼びがかかりました。
この台風で破れた屋根からの漏水で水が掛かった電動工具の修理です。
一台目はスライドソーで出張修理だったため写真がないのですが当初は動作したがその内に回らなくなってしまい、ブラシが外れないとのことでした。色々と点検、チェックしてみると片側のブラシが整流子に接触していない、そしてブラシの接触面と整流子の面が異常に荒れていました。原因は入った水滴によって整流子の面が酸化し、電流が流れにくくなってブラシの温度が異常に上がり変形したものと思われます。少々手間取りましたがモーター部を分解して整流子を磨き、ブラシを魚の目ヤスリで形を整えて正常に動作するようになりました。Hさん、ブラシは近日中に新品に交換することをお勧めします。

二台目はマキタの小型角ノミ盤ですがこれも症状は同じですね。こちらは持ち帰り修理(と言ってもすぐ近くですけど・・笑)です。
これもモーター部を分解しました。本体のドリルチャック上部には減速用のヘリカルギヤがあり、グリスが充填されているので埃やゴミが混入しないように修理中はサランラップで密閉しておきます。
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こちらは分解したモーターのローターとブラシですが整流子はスライドソーと同じように表面が腐食して荒れています。ブラシは片側がやはり抜けなかったようでワイヤーの部分でちぎれてしまっているので修理するためには購入して来なくてはなりません。
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今日のところは整流子をピカピカになるまで磨いておきました。
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チェーンソーの整備と薪拾い

この季節にチェーンソーを使うことは今までめったになかったんですが今年はあの台風21号以来、頻繁に出動命令がかかるんです!
一応、道路の整備は済みましたがまだ落ちて来そうな倒木もあるので、いざ!という時のためにいつでも出動可能なように備えておかなければなりません。
倒木の伐採で2度ほどチェーンを挟まれたのでチェーンも少し伸びて緩んでいるので安全のためにもしっかりと整備をしておくことにしました。
まずはチェーンとチェーンバーを外してカバー内部にこびりついているチェーンソーオイルにまみれた木屑をきれいに取り除きます。
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恐ろしいほどの木屑がびっしり溜っていました!写真はおおかた取り除いた状態なんですがチェーンソーオイルでコテコテになっているので細部は竹串でホジってきれいにします。ブラシでこすったくらいでは取れないんです。
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エアフィルターとリコイルスターター側もばらして掃除しました。
写真上部の砂のように見える小山は内部に溜っていたオイルまみれの木屑です。
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はい、見違えるようにきれいになりました。
べっぴんさんになったところでチェーンを研いでおきます。
昼食後にチェーンを研いで、昨日Sさんと拾って来た倒木を試し切りしているとSさんと布袋さんが笑いながら「さあ、行こか!」・・・へ、何処へ?と聞くのは野暮で行き先は決まってます。昨日二人では持ち上がらなかった長い倒木を取りにです。二つ返事で「よし、行こっ!」
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ということでチェーンソー片手に道端に転がっている長いのや短いのを拾い集めて来ました。
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拾って来た倒木の裂けて白太が現れた部分に菌が入ってきれいな緑色になっているのがありました。
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ビー玉のコースター完成

先日磨いてオイルをかけておいたコースターが乾燥したので穴にテーパーリーマで傾斜を付けてビー玉をプラスチックハンマーで打ち込みました。
薄手の12mm厚の板の場合は下に重ねた布を敷いて打ち込むとビー玉は約14mmなのでちょうど両面に1mmづつ飛び出した形になります。厚い板の場合は打ち込み面側に0.5mmくらい残るようにします。
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プロフィール

野山のおるごーる仙...

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