毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

2019年11月

毎日、山ごもり
定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

材木倉庫第三期工事−2

棚の枠組みが出来上がりました。
昨日、柱に刻みを入れておいたので下穴をあけてコースレッドで締め付けるだけでピッタリ収まりました。
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後方の棚受け用ビームは溝切りがめんどうなので2×4用の金具を使いました。
壁面の幅木の関係で後の左右の柱の位置が異なるので左右の取付け位置が変わってくるので面倒なんです。
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使用したのはシンプソンのLUS24ダブルシェアハンガーという金物ですが非常に良く考えられたパーツでヘタな仕口を加工するより母材の断面積も減らないし確実な対荷重性を持っているようです。
サドルのような金具をビームにビスでネジ止めしますが位置決め用の爪がプレスで抜いてあり、もう一方の直交するビームの位置を合わせてこの爪を軽く打ち込めば後は4本の専用ビスをインパクトドライバーでねじ込むだけという簡単な物です。専用ビスはトラスネジに大径の座が付いたような形状で先端には切れ刃が付いていて下穴なしで軽くねじ込めます。
さらに直交した材を固定するために材の両側から斜めにクロスさせて釘で締結するという構造なんですがクロスする釘同士が干渉しないように斜めのガイド穴は12.7mmだけずらせてあります。このガイド穴も正確な角度で釘が打てるようにプレスで抜いてあります。
本当はこれも専用釘を使うんですが100本以上でしか買えないので今回はコースレッドで代用しました。
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材木倉庫第三期工事−1

製材をして作品を作ると切り落とした短い材と細い材がいやというほど増えて来ます!
厳選したきれいな材ばかりなので処分するわけにもいかずどんどん溜って行くわけですが短い材はそれなりに場所を取るのでだんだん通路が狭くなります。そこで製材倉庫の一画に短材用の棚を設ける事にしました。
ここにチークのブロック(左中ほどに写っているやつ)の上に黄肌の分厚い一枚板を乗せてその上や下に材を積んでいましたが取り出すのに一苦労するのと収納効率が悪いので3段の棚を設置すれば収容力は単純に3倍、取り出しもまあまあ楽になるだろうという安易な考えです。(笑)まぁ黄肌も用途が決まったので、これ幸いと取りかかりました。
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まずは棚の枠(柱)に桟を固定するための溝を切ります。
4本をクランプで固定して一緒に加工しました。こうすれば棚の高さがピッタリ揃います。
倉庫にある材を移動しながら工事をする関係上狭い場所での施工となるのでできるだけプレカットで加工しておいて現場ではコースレッドで組立てるだけというのが手間はかかっても早くきれいにできると思います。
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黄檗の製材

購入してから30年以上、材木倉庫の仮テーブル(とは名ばかりで上に材木をはじめ雑多な物を置いていただけですが・・)としてチークのブロックの上に20年以上寝ていた黄檗(黄肌)の板を引きずり出しました。
これが設置してあった場所に短い材用の棚を作るのと大型共鳴箱の注文をいただいたのでその材料を確保するためです。かなり豊富にあった黄肌の材もオルゴールを作るようになってからは多用し、巾の広い材がほとんどなくなってしまいました。黄肌はとにかくよく響くのに加えて高音域の輝きがとても特徴があるんです! そして木目も上品で色艶も良い!
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但しこの材は芯持ち材なので一枚板のテーブルに使うのならいいんですが箱用の材とするには芯の部分は外さなければなりません。またこのままでは我が工房の機械では製材できないので30cm巾と18cm巾2枚に惜しげもなく切り分けました。細いのが芯を含んだ部分です。
昨日挽き割り用のバンドソーのブレードを研磨に出したので共鳴箱に必要な厚さに挽くのはブレードが帰ってくるまでしばらくおあずけです。
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晩秋

今朝の最低気温は4℃、この秋一番の冷え込みでしたがこんな朝は空気も澄んで紅葉が一段ときれいに見えます。通称ニューイングランドの桜はもう半分ばかり葉を落としましたが今がいちばん美しいです。
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道路の縁も落葉の絨毯
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無傷で見事に紅葉した桜の葉
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これはなんの葉でしょうか?おもしろい形です。
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発電機の整備と発電機小屋の改良

材木倉庫でたまに使っていた発電機の調子が少し前から悪かったので意を決して分解掃除を行いました。調子良く始動しますがすぐに止まってしまうんです。オイルの量も問題なし、点火プラグも摩耗してはいるが電極の状態やギャップも問題なく、原因がよくわからないのでしばらく放ってありました。
そこで今日はキャブレターの分解掃除やバルブ、シリンダーヘッドまでバラして念を入れて分解掃除をしました。その結果、エンジンが途中で止まる事はなくなりましたが依然原因は不明のままです。
発電機の場合、負荷が掛かった時にスロットルを開けるためのわりとデリケートなリンク機構等があるんですが分解掃除でこのあたりの動きがスムーズになったのかもしれません。
不調の原因はつかめませんでしたがとりあえずはめでたしめでたしということで・・・。
で、エンジン分解時の写真を撮り忘れて下の写真はオーバーホールが終わってガソリンタンクを元の位置に取付ける前の写真です。     
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収納小屋の床もきれいに掃除し、発電機が振動で動かないように、なおかつメンテナンス時に簡単に取り出せるような桟を追加しました。
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ついでに棚の上の不要な物を整理して良く使う工具等を壁に架けるように改良しました。
また発電機の上に乗せてあった板には枠を取付けて振動でずり落ちないようにしました。このスペースには棚を設けたいところですが、そうすると給油時やメンテナンス時に邪魔になるので簡単に移動できる整理箱にしています。
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ヒイラギ

ヒイラギ(柊)の花、小さく、こじんまりと咲くので余り目立ちませんがモクセイ科の花だけあってキンモクセイに似た香りがします。
柊と言えばあの特徴的な刺のある葉ですが、なぜかここの柊は丸っこいツルンとしたした葉っぱなんです。
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ところが今年出た新葉は立派なあのヒイラギの葉なんです!!
Sさんの話によると強い剪定をして痛めつけるとトゲトゲの葉になるらしいんです。
外敵もなくのほほんと育っていると丸い葉になってしまうと言うんですが・・・Sさん今まで全く剪定してなかったようですが今年は強剪定をしたそうです。左上に見える刺の無い葉は昨年の古い葉です。
ものの本によると老木になると葉の刺はなくなるとあるんですがそれでもいじめると刺が出て来るんでしょうか?
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晩秋の植物園

今日は我が天使のお供で秋の植物園へ、少し薄雲が広がっていますが時折日射しもある穏やかな天気です。
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手入れが良いのかまだコスモスもきれいに咲いていました。
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いちばんのお目当ての紅葉です。
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秋の初めは日照が少なかったせいか全体的に色づきは少し悪いようですがそれでも半木神社の池の周りは見事な紅葉でした。
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温室前の大銀杏
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晩秋は草花は少し少ないですが珍しい物にも出会えます。
これはカボチャ?
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シシユズ・・・巨大な柚のようですが柚ではなく同じ柑橘類のブンタンの仲間です。
直径20cm以上ありますがこのごつごつした皮の内側には白い分厚い綿があって食べられる部分はグレープフルーツより小さいらしいです。またあまり美味しくないので食用にはならず観賞用や地方によっては正月のしめ飾りとして使われるようです。
シシユズ

へちま(これもでかい!
ヘチマ

コロラドトウヒ・・・これは一年中見られますが春に見た時よりも成長して樹形もきれいに整えられていました。このままでクリスマスツリーになりそうです。高さは3m程度あったので普通の家には入りませんが(笑)
コロラドトウヒ

ハクシュウ、広葉樹と思ったのですが、これマツ科の針葉樹なんですね!
白松と書いてハクシュウと音読みするようで樹皮は一般的な松に比べてある種の広葉樹のようにツルッとしていて鱗片状に剥がれています。もっと成長すると樹皮が白くなるそうです。
ハクショウ(白松)

昨年の台風で倒れたヒマラヤ杉、切り株がきれいに清掃されています。
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で、我が天使は紅葉よりも池を泳ぐカルガモの方に目が行くようで・・・(笑)
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森のカフェの横に菊で作った色とりどりのハートや動物があったんですが、近づいて写真を撮ろうとするとなぜか大泣き!
菊から離れると泣き止むんです。何回行っても同じように泣くんですが離れるとすぐに泣き止みます。
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他の花にはかなり近づいても上機嫌なんですけど・・・これは菊に何か原因がありそうです。
たぶん菊の花の臭いではと思いますが不思議な現象でした。
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芝生の上はやはり気持ちがいいようですが上空を旋回するトンビの攻撃に注意しなくてはなりません!
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今日は愉しい楽しい休日でした。 

朴の葉

工房向いのSさんの朴の木が葉っぱを全て落として冬支度をしました。
最も大きいのは35cmくらいもあります。肉厚で銀色がかったダークブラウン、地味な色ですがとても存在感のある葉っぱです。枯れる前の緑の葉には芳香と殺菌作用があるため朴葉寿司などに、枯葉は朴葉味噌などに利用されます。
しかし、この朴の葉ですが他の樹種の葉に比べて虫食いが少なく、無傷の物が多いんです。青い時はいい香りがするんですが他に何か虫のいやがる成分も持ってるんでしょうか?
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トリオコンサート

今日は午後から大原野啄木舎へトリオコンサートを聴きに行って来ました。
通常はピアノ、ヴァイオリンとチェロの組合せが多いのですが今日のトリオはヴァイオリンに替えてフルートという編成です。音域は同程度ですから曲によってはより華やかで透明感のあるフルートもありですね。
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第一部はバッハ(バロック)からドビュッシー(近代、印象派?)に至るまでの曲目で三重奏あり、各楽器のソロありでとても興味深い選曲でした。
お茶とお菓子の休息時間を挟んで(この時に周囲の方々とお話しするのも普通のコンサートには無い啄木舎サロンでの嬉しい時間です。)第二部はよりくだけたプログラムですが冒頭のヘンデルの「アラ・ホーンパイプ」通常はトランペットとホルンが活躍するんですがフルートによるアラ・ホーンパイプはとても新鮮で良かったです。
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今日はチェンバロが仕舞われてありません。広々としています(笑)
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皇帝ダリアが満開!

あの枯れかかっていた皇帝ダリアが見事に満開になりました!
このところ暖かい好天の日が続いていますので霜も降りずにまだ当分の間、目を楽しませてくれそうです。
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