来月の美山での展示会とコンサートに備えて出展オルゴールの整備です。
これはコンサートプログラムに含まれるラプソディ・イン・ブルーの箱です。
この箱は本格的なオルゴールを作り始めた頃のわりと初期の物なので乾燥はもう充分ですが、蓋の反りが若干気になるので鏡板を裏スキして応力をできるだけ抜くことにしました。
例によってX-Yテーブルに固定してフライスで彫り込みます。
彫り込み量は5mmですが、まず4mmを順方向で彫り、残りの1mmはプライムカットで加工します。
トリマーやルーターではプライムカットは禁じ手ですがX-Yテーブルでワークをがっちり固定して送る場合はきれいな仕上面が得られます。
少し手間をかける事によって、サンドペーパーでの磨きが楽になるので結局早く仕上げる事ができます。
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サンドペーパーでビットの削り痕を取り、仕上磨きをしてオイルを塗布しました。
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