昨夜に引き続いて今日は午後から府民ホールアルティへ、今日のコンサートはベートーヴェン ヴァイオリンソナタ全曲演奏会の2日目です。
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本日の伴奏フォルテピアノは1821年製のジョン・ブローロウッド、6オクターブのイギリス式アクションです。
前回のアンドレアス・シュタインはウィーン式でしたが、現在のモダンピアノではこのイギリス式のアクションがさらに進化した物が使われているという事です。
ウィーン式に比べるとよりダイナミックな音が出せますが、その分キーが重く、ストロークも深くなるらしいです。
いずれも木工作家の目で見ると美しさに満ちあふれた楽器ですね!
一回目のコンサートから2ヶ月経ってますので顕著な違いはよくわからないんですが・・・確かに今日のはモダンピアノに近い音色がするような気がしました。ウィーン式のは強いて言えばハープに近い感覚です。
そして今日も豊嶋さんのストラドの音色を存分に楽しませていただきました。
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今日のおまけですがアルティの入口ホールで面白い物が展示されていました。
これは彫刻作品「歩け歩け」です。材は楠と思います。
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作品名は「Equilibrio」イタリア語でバランスの意味のようです。
丸い棒は古い道具の柄だと思いますが(ちょうな)の刃を思わせるウォールナッツのカーブした板を楔で固定してあります。そして柄の反対側にはバランスを撮るためのカラフルな重りがいかにも不安定な感じで乗せてあります。おまけにステンレスの板の上に置いてあるのでミラー効果でいい雰囲気です!
どちらのインパクト満点の作品でした。
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