毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

工房日記

毎日、山ごもり
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珍品!トキワオルゴールの修理

今月は名古屋のカノンさんでオルゴールと木工展を開催させていただいていますが、ある方がカノンさんに寄贈されたハリウッド生誕100周年記念オルゴールなる物を見せていただきました。
ちょうど16日のコンサートの日にご本人のYさんが来られたのでお話を伺いましたがずいぶん昔にお店にあったのを全部買って(10台以上あったと思います。)仕舞われていたらしくて詳しいことはわかりませんとのことでした。
それでその内の1台を誤って落としてしまい飾りのラッパが取れているが何とか直りませんか?ということで引き取って来たのがこれです。
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ラッパの本体は樹脂製ですが付け根は金属製なので何とか修理できそうです。
ムーブメントは20弁の手回しですが両端の櫛歯は使用されていない(昔のタイプにはよくあります。取付調整時のガイドに使ったんでしょうか?)ので実質18弁です。
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手回し機構のカバーには"TOKIWA ORGEL"と1953年発祥の刻印があり、その頃埼玉県にあったトキワ精機のムーブメントのようです。この会社は20年間ほどだけ小型のオルゴールムーブメントを製造していたようですが台座への取付けネジはプラス頭の木ネジ、櫛歯の固定ネジもセンターポイント付きのマイナスネジなのでそんなに古い時代の物ではなさそうです。
それでも製造していたのは1970年代までですから45〜50年前の製品と思われます。
それにしてもこの頃のオルゴールムーブメントは実に丁寧に作られています。
シリンダーも今の18弁ではピンも含めてワンプレスで成形した物を丸めて使っていますがこのシリンダーではピンは1本づつ圧入あるいは溶接されているようです。(そのためピンの形状が美しい!)
またベースの板には小さいながら無垢のチーク材が使われています。
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箱のシールには"FUJI"のロゴが印刷されていますが、これは静岡にあったFUJIオルゴールではなく、トキワのオルゴールにもFUJIのロゴが使われていたようです。ゼンマイ式の同社のムーブメントの香箱にはFUJIのロゴと富士山をデザインしたマークが刻印され、MAID IN JAPANと誇らし気に入っています。
この頃のオルゴールはアメリカ向けに大量に輸出されたり、駐留していたアメリカ兵がお土産にたくさん買って行ったらしいです。そでれ日本のシンボルとして富士山を使っていたようですね。
エンジェルオルゴールは発売元の藤井清美堂の商標のようです。
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さて、修理の方ですがラッパの方はともかく、この取付部に問題がありました!
中心に穴を開けてM3のタップを立てればいいわけですがこの基部が何とラッパの角度が変えられるようにボールジョイントになっているんです。そしてこのナットを弛めてもボールのパーツを取外す機構がどこにもない!! これはボールを嵌め込んだ後ナットの頭を絞って固定したんでしょうか?謎です?!
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ボールが回転しなければ旋盤で簡単に精度の高い加工ができるんですが、仕方がないのでナットをバイスで固定してボールの上のテーパー部をプライヤーで慎重に掴んでボール盤で注意深く下穴を開けました。
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ラッパの方は簡単です。本体は樹脂ですが基部は真鍮なので加工はお手の物です。
しかしこの樹脂、朝顔の先の方はペラペラですが柔らかい割りには腰が強いんです。
ひょっとして製造年代から考えるとセルロイド!
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M3のタップを立てます。
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結合するM3ネジには真鍮のビスの頭をビスカッターでカットして使いました。
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これを苦労してネジを立てたボール部に捩じ込めば完了ですがボール部のネジが浅いので念のためにエポキシ接着剤を併用して取付けました。
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何とか修理完了しました。
カノンさん、23日にお持ちいたします。
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箱の中に入っていたタグです。
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朝のお仕事

今朝の気温は2℃!!真冬並みの温度ですが陽光は春なのでそんなに寒く感じません。
それでもじっとしているとやはり寒いので先日拾って来たクヌギを割りました。
これだけ割ると体はもうポカポカ!シャツ一枚でも汗がにじんできます。
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薪集め-その2

今日は朝からSさんの軽トラで昨日のクヌギを工房のある敷地まで運びました。
結局、これで軽トラ4杯分ありました!
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午後からチェーンソーの刃を目立てして薪に最適な長さに玉切りしました。
2サイクル用の混合ガソリンが無くなったところで今日の作業は終了です。
来週からこれをぼちぼち割って行かなくてはなりません。
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薪集め

昨日、顔見知りの長法寺の方がこの奥の竹林で夏の台風で倒れたクヌギを切るから欲しかったら取りにおいでということで早速行って来ました。
工房からほん近い竹林内なんですが道路から少し低い所なので運び出すのが大変なんです。
これは竹林の奥に放ってあるクヌギの枝の部分、これだけでもかなりの量です。
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これは根元に近い方ですが直径30〜40cm、長さ1mくらいに切ってくれてるんですが二人で持ち上げるのがやっとで、とてもこのままでは運び出せませんのでチェーンソーで半分に切ることにしました。
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道路までせいぜい2mほどの高低差なんですがここを運び上げるのが重労働です!
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布袋さんと二人で9割り近くを道路際まで何とか運び上げました。これで軽トラ3杯分くらいあると思います。
明日の朝Sさんの軽トラに出動願って工房のあるヤードまで運ぶことにしました。
しかし、これで来期の冬もストーブ暮らしは安泰のようです。ありがたや!!
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契り加工ジグの改良-2

6角ナットがモロに見えるのが面白くないのでウォールナッツの円盤を貼付けました。
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旋盤でナットの端面を整形します。
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反対側はツールレストを木工用刃物台に交換して曲面に挽きました。
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かんせ〜い!! 手触り、締め心地共にgoodです!
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契り加工ジグの改良

箱や枠の角に昇降盤で契りの溝を切るためのジグですがワークを挟んで固定するのにM10のナットをスパナで締め付けていましたが、スパナで締めるほどの力は必要ないし、かと言って素手では少し弱い・・・そこで直径45mmの木製ノブにナットを埋め込むことにしました。
これなら素手で十分な力で締め付けることができますし、いちいちスパナを準備する必要もありません。
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木製ノブの拡大写真です。25mm厚の桑の端材にM10ナットを埋め込んでエポキシ系接着剤で固定しました。接着剤が完全に固まったら旋盤で形を整えます。
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積み木の仕上げ

昨年末にカットして面取りだけしてあった積み木を磨いてオイルを塗布しました。
これで箱一杯分、これは中くらいのサイズで69ピースあります。あと2杯分あるんですが一番小さいサイズは90ピースもあるんです! 磨くだけで疲れます(笑)
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展示台の整備

カノンさんでのコンサートに向けてオルゴールの展示台の整備を行いました。
組立式ですので長年使うとどうしても多少のガタ等が出てきます。
不具合部分を修理して細部を調整しました。
カノンさんのホールは6角形ですので展示台の両翼を手前に曲げて設置しますからその分のパーツも揃っているか確認しておかなくてはなりません。名古屋ですからちょっと取りに帰って来るわというわけにはまいりませんので・・・。
今日は午後から大原野神社でチェンバロとホルンのコンサートがあるので午前中で作業を終了しました。
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特注額

これは860mm×585mmの額ですがかなり大きいです!
このスチールベルトのクランプは1000mm角までは締め付けられますが今回はベルトをかなり引出して使いました。
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接着剤が乾くまで他の寸法の額8面分の部材の溝切りと面取りの加工を行いました。
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加工が終わった材の断面です。
この状態で内面に仕上カンナを掛けてから留の加工を行います。
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接着剤が乾いたので契りを入れました。
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裏板の寸法は実測で847mm×570mmです。600mm以上は昇降盤の並行ガイドが設定できないので手持ちの丸鋸でカットしました。
丸鋸は通常はラフカットにしか使っていませんが今回はブレードを造作用の物に交換して完全な直線の出たガイドとなる薄板をクランプで固定し、ガイドに沿って切断しました。
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額縁の溝にピッタリ収まりました。
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特注額の木取り

昨日プレーナーを掛けた材を4種類各2面の各々の長さに切り揃えました。
両端や虫食い等で使えない部分を省いて木取りをしますが木目の流れにもできるだけ違和感が内容に組み合わせる必要があります。
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合計8面分でこれだけの裁ち落としが出ました。
きれいな材ですが寸法不足、虫食い、わずかな反り等々です。
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