毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

工房日記

今日は工房村の住人、我らが布袋さんの退院祝いという事で焼き肉パーティです。そして絶好のバーベキュー日和です!!
工房村の気心の知れた住人が9時に集まって、まずは買い出しと会場作り、これが多くを言わなくても阿吽の呼吸で出来るというのがすばらしいですね。
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鉄板焼き、網焼きおまけに獅子鍋まであります。
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肉が終わると烏賊、エビと野菜
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もう満腹やわ〜という所で焼きそばなんです。
布袋さんの焼きそば職人、なかなか決まってます!
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えっ、これは斧で何してるの?
エビの頭や尻尾を砕いて焼きそばに混ぜたんですが、これが絶妙な香ばしさとエビの旨さを焼きそばに与えてくれるんです。
えっ、普通包丁でやるやろ?って、いや、ここでは使える物は何でも活用するんです!
7人中5人はもう食べられへんと言ってましたが出来上がると全員が食べてました!
完食です!めでたしめでたし。
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明日の夜は個展の搬入なので出展する物を全て確認して箱詰めしなければなりません。
オルゴールは全部一度鳴らしてチェックします。
炊飯器のオルゴールのストッパーの調子が少し悪かったので調整するべく、アクリル板の止めネジを外したのですがアクリル板が外れません!炊飯器の胴が収縮して食い付いたようです。
傷をつけないよう、ピンセットとケガキ針を使って何とか外しました。
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アクリル板と胴の隙間が大きいとみっともないのでアクリル板の寸法は0.5〜1mm程度小さくしてあるんですが、それよりも胴が収縮してしまったようです。このままにしておくと最悪、胴が割れるのでアクリル板の外周をサンドペーパーで少しづつ削って0.5mmくらい隙間ができるようにしました。
乾燥した材で製作してからほぼ2年なのでもう、落ち着くと思いますが大きな挽きものの場合は10年以上経った材でも木の内部は完全に乾燥していないので難しいですね。
木地師さんは荒木取りをした材をろくろで大体の形に挽いて何年か寝かして材が安定してから仕上げるらしいです。(でも一品物の創作の場合は寝かしてるうちにインスピレーションや熱意が消えてしまいますから・・・やっぱり難しい・・・。)

とりあえずはストッパーの調子も良くなったので出展OKです。
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スタンダードな額には裏面に座グリをして額用の吊り環を木ネジで取付けますがこの額というか、ポストカードホルダーは厚みがないため、座グリが出来ません。そのため、真鍮のヒートンを取付けていたのですが、どう考えても気に入りません。
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ヒートンの部分を彫り込んでグラナディロで作った吊り下げ金具ではなく吊り下げ木?を接着しました。
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表から見たところです。
これでスッキリと今夜はよく眠れそうです。(笑)
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それぞれの額に入れるポストカードが決定しました。
元々個別のポストカードのイメージに合う木を選んでいたこともあり、ほとんど最初の予定のままですが、額の形によっては縦横両方使えるように掛け金を取付けてあるので入れ替えも可能です。
上列左から杉、楓、桑、栗、下は左からウォールナッツ、橡、カリンです。オイルで仕上げるとそれぞれもっと深みのある色になります。

オイルを軽く掛けて蜜蝋ワックスで拭き込めば完成です。
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おまけの額4面も完成しました。
上の2面は窓なしのT-スロットに横からポストカードを差し込むだけの超簡単な構造です。(左:楓、右:タモ)壁に掛けたままで簡単にポストカードの入れ替えができます。
短冊掛けは昔からこれに似た構造ですが、短冊掛けの場合は溝が敷居と鴨居のようになっており、上の溝が深いのを利用して障子のように縦方向に嵌め込みます。

下左は先日、昇降盤で凹面削りをした物(サペリ)、下右は過日、旋盤でコースターを作る時に薄く削り過ぎて中央に穴を開けてしまった物(ウォールナッツ)です。
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それぞれの額に合わせてアクリル板と裏板を切り抜きます。
長方形の窓の場合は各々昇降盤の平行ガイドを使ってカットすれば簡単ですが丸窓の場合はコンパスで円を描いた裏板に2cm長さに切った両面テープ4枚でアクリル板を貼付けて一緒に切ります。
こうすれば一度のカットでOKなのとアクリル板にコンパスのセンター穴を残さずに済みます。
(アクリル板単独でカットする場合はセンター付近に小さな厚紙をマスキングテープで貼ってコンパスのセンター穴が残らないようにするんですが、これがけっこう面倒で・・・)
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額本体の裏面にアクリル板と裏板を押さえるトンボを収める凹面の加工をします。
センターがオフセットしているので必ずクランプで固定してから彫り込みます。
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7種類の額の部材が全て揃いました。
あとは、ひたすら細部の手仕上です。
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ポストカード用の額が勢揃いしました。
これで額本体の機械加工は一応完成です。
後は細部の手仕上とアクリル板のカット、押さえ板の製作とトンボ付け等、まだまだ作業は続きます。
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スライダー機構付きのファーストリターンアクションが完成しました。
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ハンドルを回すと鋭いエクストラパンチを繰り出します。
しかもストロークが85mmもあるんです!
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絵の入る部分を切り抜きますがこのカリンは厚みが40mmもあるのと表がフラットではないので、先ず、フライスで段欠き加工を行います。深さ20mmまで5mmづつ4回彫り込みます。
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彫り込み完了です。このあと4隅に穴を開けてジグソーで切り抜きます。
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これは25mm厚の楓ですが節の周りでかなり固いのでフライスで15mm程度彫り込みます。
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ジグソーでカリン、楓、桑、橡、杉、ウォールナッツ、6種類の額を切り抜きました。
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左は先日の昇降盤で途中まで円弧状に削ったものですがセンターのホールド部に捨て板を両面テープで貼って所定の径になるまで削り直しました。(もとオーディオマニアにはスピーカーユニットに見えるんですが・・笑)中央を四角にカットすればちょっと変わった額ができそうです。右は額の合間に作っているメカニズムシリーズのおまけでファーストリターンアクチエーターにスライドアームを付けてみました。
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さてさて、個展開催まで後12日です。(18日からですが搬入は16日ですので)

オイルの乾燥時間やいろいろな準備作業を考えると実質1週間です。
で、先日の絵文展やたまたま寄ったデパートでゲットしたポストカード用の額を作る事にしました。
工房のそこらに転がっている木っ端を掻き集めました。素材の形や絵のイメージに合わせてエッジをカットします。
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素材も形も全て異なります!
こいう作業は実に楽しいですね!
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節や割れの入った木っ端もその部分を切り抜いたり、逆に活かす事で味のある額となります。
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先日製作した昇降盤用凹球面加工ジグを使って円を切り出してみました。

材料のセンターにセンターホールドピンの径プラス0.1mmの穴を開けます。
加工したい円の輪郭から1.5mm外側をカットして8角形にします。
今回はφ65と小さいので8角で十分ですがもっと径が大きい場合はそれに応じた多角形にしておきます。
(ブレードの厚みが3.2mmですから回転させて切れるのはこの厚さ以内です。つまり切削する円から3.2mm以内の出っ張りでないと回して加工できません。)
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平行ガイドにジグを固定しますが、固定位置はブレードの前方に近い位置にします。この位置はブレードの出し具合とも関連しますので特に決まった位置はありません。材料の厚さ厚さ、硬さ、予定の切削回数等で最適な位置を選びます。
最初はブレードの高さを3mm程度にして材料を半時計方向に回して切削し、徐々にブレードの高さを上げて行きます。
注意:間違っても材料を時計方向に回してはいけません!!
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けっこうきれいに加工できました。
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今回のこの円盤は外周をタイコ挽きにするので最終的には旋盤でタイコ挽きにしました。
この加工の場合は始めから旋盤でやる方が早いですが、今回はこのジグで試験的にカットしてみました。円盤を作る方法は何種類もありますがその用途に応じて最適な加工方法を選ぶ必要があります。
この昇降盤による方法は少々面倒ですが旋盤加工と同程度の真円度が得られました。加工できる直径はこの60mmくらいが下限と思います。どちらかと言うともっと大きな円を切り出す方が向いている方法と思います。でも大きくなると多角形にする手間がかかるので大きい方は300mmが限度でしょうね。
厚みも15mmくらいまで、どちらかといえば薄板の加工向きです。
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