毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

工房日記

金太郎飴!

年末の工房整理中に楠のブロックが出て来たので、これは挽きものに使えそうと製材してみました。
片方の木口にちょっと深そうな割れがあったのですが、せいぜい5cmも切り落とせば大丈夫だろうと2cmくらいづつ切って行ったんですが・・・切っても切っても金太郎飴のように同じパターンで割れが続くんです!
結局半分以上切ってもまだ割れは残ってました。
こりゃ使えねえなぁ!!
素直できれいな楠だったんですけど・・・工房の中には楠の香りだけが残りました・・・涙。
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楓のテーブル

先日の「木のかおり」展で久々にテーブルの注文をいただいきました1
材を工房まで見に来てもらい、この楓に決定。
巾は最大で600mmくらいですが、長さは2mちょっとあります。長さをこのまま活かして作って欲しいとの事ですのでけっこう長いテーブルになります。よく乾燥していますが反りがあるので製材所のプレーナーを通してもらう事にしました。
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製材所から戻って来た楓です。50mmあった厚みが40mmになりました。
両端にR4000の緩いカーブをつけて長さは2050mm程度になりそうです。
厚みが減ったとはいえ、楓は重いですね!まあなんとか一人で作業台に持ち上げたり裏返したりはできます。(笑)
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両サイドの柾目部分には美しい杢も出ています。
オイルで仕上げればさらにきらきらと輝いてくれるでしょう。
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裏返して基準となる中心線を引きます。
と言っても両耳付きの変形材なので寸法的な中心ではなく、見た目でバランスを考えて中心を決めます。
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中心線を基準にして反り止めの溝を切る位置に中心線から垂線を引きます。
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脚になる部材を角材から切り出しました。
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Newディスクオルゴールの製作-9

今日は機械パーツの製作です。
真鍮の10mm角材、2mm厚のフラットバーからディスク受けローラーの支柱を作ります。
左は完成品の見本、中央の支柱はローラー取付部をバンドソーで欠き取ってフライスで正確に仕上げます。
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ローラーをφ12丸棒、取付けネジをφ8丸棒から旋盤で加工しました。
ローラーは太鼓状に挽かないとならないのでけっこう手間がかかります。
(木工旋盤ならわけないんですけどね。)
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操作パネルを所定の寸法にカットし、スイッチ類の角穴を加工しました。
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Newディスクオルゴールの製作-8

本体の裏板をくり抜いて本機の電源となる電池ボックスを取付けました。
蓋はマグネットで固定します。
本体側のマグネットは本体の組立が終わり、磨きが終了してから接着します。
左の「おへそ」はACアダプター用のジャックです。
電池ボックス側の写真です。
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電池ボックス側の写真です。電池の出し入れがやり易いようにボックスは15mm厚の裏板に9mm埋め込みました。
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スイッチ類が取付く操作パネルの真鍮板が在庫切れのため、今日は取付け枠だけを木取りしました。
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虹!

ちょっと近くにお買い物のために山から下りて来ると正面に虹が!
ちょうど光明寺前の交叉点で赤信号だったので写真が撮れました。

それにしても今日は一日中不安定な天気でした。
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鉋の仕立て-2

グラインダーで形を整えた刃の裏面をダイヤモンド砥石の「空母」できっちり平面を出します。
その後#1000→#2000→#8000の「刃の黒幕」で鏡面に仕上げます。
刃裏を完全な平面に仕上げてなおかつ鏡面にしておかないと刃表をいくら研いでも良い刃はつきません。裏金の刃裏も同様に平面を出しておきます。裏金を刃裏に押し当てて透かして見た時、光が見えるようでは2枚刃の役目は果たしません。
この鉋は裏金との隙間が0.3mmほどもありましたが裏金は研いだ形跡がなかったので始めから隙間があったのでしょう。本来、日本の大工道具は買ってきてそのまま使える物ではなく、特に鉋は自分で裏押しをして刃を研ぎ、自分で調整してやっと使える状態になるのです。という事は素人が和鉋を買っても実際には使えないことが多くお蔵入りになって、サンダーしか使わないのがほとんどのアマチュア木工家だと思います。(鉋の仕立てを習得するためには専門学校で習うか誰かに弟子入りする、はたまた私のように独学で回り道をしながら何とか物にするしか方法がないわけですが、鉋が使えると一段と作品のレベルアップに繋がると思うんですが・・・。)
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表刃も砥石の粒度を順番に上げて研ぎ上げます。#8000で研ぎ上げたら最後は角度を1°だけ立てて先端のみ2段研ぎにします。これは刃の持ちを良くするのと硬い広葉樹にも対応させるためです。
両端はわずかに丸みを付けて研ぎ、鉋枕が目立たないようにしました。
左の2枚は私の洋鉋のハイス鋼の刃です。
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早速、鉋台に挿げて削ってみました。
この程度の鉋屑が出れば一般の用途には十分と思います。
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但し少し問題が残りました。刃の仕込みが緩くて少しの力で刃高がずれてしまいます。
一番簡単な対策としては鉋台の刃の当たる部分に適当な厚みの厚紙を接着する事です。
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この厚紙を貼付けることにしました。厚みは0.34mmです。
えっ、なにか印刷してある?・・・そうです、ホームセンターや¥100ショップで部品や工具等を買った時に包装されている台紙です。厚みが色々あって、たいてい片側がポリエステルフィルム等でラミネートされているので2液性の接着剤を混ぜ合わせたり木の粉入りのパテを作ったりする時になにかと便利なので、これは、と思われる物はすべてストックしています(笑)
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鉋台に刃がしっかり固定されるようになったので刃を出し入れして削ってみました。
次の写真は檜材を少し厚めに削った鉋屑で0.12mmです。
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下は刃の出を最小にした時の0.06mmですが左側の裏金の効きが甘いですね。
裏金が効いていると鉋屑はちりめん状になって出てきます。左の鉋屑の方がきれいに揃っています。
ただ裏金を効かせると鉋の引きは重くなります。また挽き肌は裏金を効かせない(一枚刃)方が美しいです。
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本来は鉋は一本で済む物ではなく、最低でも2本(粗施工と仕上用)本来は3本(粗施工、中施工、仕上)必要なんです。本当は台の仕立てが全て異なります。(刃の研ぎ方も微妙に異なる)
その点、洋鉋は台直しの必要がなく、刃の出し入れがネジで楽にできるのと刃口の巾も簡単に調整できるのでどちらかと言えばアマチュアに向いています。ただし、冬は冷たくて重い!夏は油断するとすぐに錆びる、そしてハイス鋼をいくら研ぎ上げても上質で良く研がれた日本の刃物の挽き肌には太刀打ちできません!
とは言ってもどちらにも一長一短があり、要はうまく使い分ければうまく削れた時にこんなに爽快感のある工具はないと思います。
しゅるしゅるとレースのように薄い鉋屑が出て来るのを見てるだけでも気持ちがいいですね。ついつい余計に削ってしまいそうです!(笑)
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Newディスクオルゴールの製作-6

響板にムーブメント取付け用の穴を開けるためにテンプレートを貼付けて穴の位置を錐でマーキングします。
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取付け穴の加工完了です。
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早速ムーブメントを取付けて枠を仮組してみました。
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電池を仮に接続してディスクを回してみました!
う〜ん、これはよく響きますねえ!♫ さすがは黄肌です!
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鉋の仕立て

ギター仙人さんから預かった鉋の修理と言うか修復を行いました。
和鉋という道具は大工道具の内でも一番難しい部類に入ると思います。
刃を研げば良く削れるようになるかと言えばどっこいそうではありません。刃をきれいに研げば「刃」はよく切れるようになりますが鉋が良く削れるためには鉋台の仕立てが大切なんです。
預かった鉋の台に下端定規を当てると案の定、平面が出ておらず、捻れも少しあります。
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台の下端の平面が出ていれば理論的には問題なく削れますが、和鉋の台は樫の硬い木と言えども使用しているうちに磨り減るし、湿度や温度の影響で変形もして来ますからその都度修正しなければ思うように削れません。
下端の平面を出すのはこの寸5(1寸5分)の小鉋でもけっこう骨の折れる仕事です。
そこで平面を維持しやすいように通常、三所当たりと言って台頭(写真左の先端)、刃口の先、台尻の3カ所10mm程度を残して台直し鉋(縦鉋)で0.5〜1mmくらいを横摺りして鋤き取ります。
つまり頭、口、尻の3点で平面になれば良いわけで面積が少ない分、修正も簡単で短時間で台直しができるようになります。
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鋤き取った台下を定盤の上に置いたサンドペーパーで摺り合わせて3点の平面を出します。
本職の大工さんや腕のいい木工家ならこれも鉋で済ませるでしょうが、ヘタに掛けるとかえって平面度が悪くなるのでサンドペーパーを使います(笑)サンドペーパーに軽く密着させてゆっくりと平均して摺ることです。(最近は大工道具店でも台直し用のペーパーが売られているのでまあいいでしょう。)
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刃の方はあまり使われた形跡がない(玄翁で打った後がほとんどない!)んですが・・刃先にはグラインダーの粗い目が残って、刃先は細かい鋸刃のようになっています!
こんな状態でも削れると思いますがこれでは仕上削りはまったくできません。
荒削りの場合はかえって切削抵抗が低くなるかもしれません!洋鉋のブレードにはわざとギザギザに研いだ荒削り用の刃があります。(笑)
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スロースピードグラインダーで水を付けながらゆっくりと研ぎ直しました。
この研ぎは刃の角度と形を整えるだけなのでこの後、ダイヤモンド砥石でさらに形を整えてから刃の黒幕で仕上研ぎをします。
合わせ金の方は
刃がきれいに研げてから合わせますのでまだ何もしていません。
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Newディスクオルゴールの製作-7

前板にトーンホールを開けるのを忘れていました!
楕円穴を開けて飾りを兼ねたディフューザーも作ってしまいました。
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トーンホールの表面はトリマーテーブルで60°の大面を取ります。
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裏側はR4.5の丸面を取ります。
これらの面取りはできるだけ定在波の発生を防ぐためです。その効果は微々たるものかもしれませんが可能性がある部分で対処できるものは手を抜かずに加工しておきます。
もちろん、見た目も滑らかでスマートになりますからやりがいはあるわけです。
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ディフュザーも断面をカーブの付いた楔形に削ります。
(音の粒子たちが当たっても痛くないように・・・笑)
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トーンホールとディフューザーが完成しました。
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Newディスクオルゴールの製作-6

仮組の蓋と本体を合わせて確認します。
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蓋と本体に昇降盤で印籠の加工をしました。
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響板が入りました。
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袴というか脚をウォールナッツで木取りしておきます。
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一旦仮組をバラして響板の収縮に対応できるようにトリマーテーブルで長穴の加工をします。
前後は溝に嵌り込む形です。
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左右の側板に響板受けを溝を切って取付けます。
機械加工がほぼ終了しました。
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ディスクオルゴールのムーブメントを置いてみて相互位置の確認をしておきます。
ムーブメントが取り付くとオルゴールらしくなりうきうきして来ますが、まだまだ細かな工程があるので取付けられるのはまだだいぶ先ですね♫
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