毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

工房日記

本人も気にしてはいたんですがその筋(どの筋や?)から改良の要望もありましたので即刻、善処いたしました!
蓋側のストッパー先端の無粋なナイロン製のキャップを高級黒檀製のキャップに交換しました!
えっ、色が変わらないって! 色は同系色ですが実物をよく見ると質感と形状にも雲泥の差があるんです。
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しかも小町はんの自慢の高い「鼻」とお揃いなんです!
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 ナイロンどすか?あのもっさりしたキャップをええのんに替えてくれはって嬉しおす。おおきに。(小町)

LEDライト点灯を回転検出のセンサーを使わずにオルゴール演奏のスタートと同期させる簡単な方法を思いついたので早速実行しました!
18弁ムーブメントのターンテーブル回転(=ネジ巻き数)は最大で4回転です。4回転以上ネジを巻くとゼンマイが切れてしまいます!(巻き過ぎに注意)
すなわち、ムーブメントのシャフトにターンテーブルをセットした状態からは最大で4回転しかしませんから電池からLEDに行く2本の電線をツイストしてカールコードのようにし、4回転分の余裕を持たせればムーブメントの演奏ストッパー機構にリンクさせたマイクロスイッチでLEDをON/OFFできます。幸い響板とターンテーブルの間には10mm程度の隙間があるのでちょうどカールコードを収納できると考えた訳です。
ただし、ターンテーブルはM3.5のネジ8リード(8回転)でムーブメントのシャフトに取付けなければなりませんので、コードを通す前に響板(ムーブメント)とターンテーブルを合体しておかなくてはなりません。この作業の後、ターンテーブルを4回回してネジを巻けば4回分のカールコードが自動的に響板とターンテーブルの隙間に収納されます。あとは少し余裕を持たせてマイクロスイッチとターンテーブル側の既設のスライドスイッチに半田付けすれば可動部ユニットの完成です。
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ベースに4.1mmの穴を両側から貫通させて4mmの真鍮ロッドをストッパーとして通します。
実はこの穴開けが非常に難しいのですが(円筒の中心位置なら案外と楽なんですが、かなり中心から外れているのでドリルを立てる面は45°以上の傾斜があります。しかも円周上なのでなお逃げやすい)
たまたま底部に方形を残したデザインだったので正確な基準面があり、何とか一発で成功しました!
(というか失敗したらこのベースはオシャカなので失敗できなかったんです。)

真鍮ロッドにはムーブメントのガバナをに当てるE-リングとマイクロスイッチ作動用の真鍮カラーが取付けてあります。
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ロッドの先端には左に赤、右側には黒いノブを取付けました。
赤いノブを押せば演奏スタートと同時にLEDが点灯します。停止は黒いノブを押せば曲が止まり、LEDも消灯します。
欠点はゼンマイが完全にほどけた時は演奏は当然停止しますがLEDは点灯したままなので黒いノブを押して消さなければなりません。回転を検出していないので仕方がないです。その代り待機電力を必要としませんので電池の寿命は長くなると思います。
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何はともあれ、改良版ができました!

昇降盤や丸鋸盤は直線をカットするもの・・・普通はそうなんですが、実は曲面カットや球面の切削加工もできるんです!
もちろんそのままでは出来ませんので専用のジグとそれなりの使用方法が必要となります。
下の写真は今回作った球面(凹面)切削用のジグです。
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アームの先端にM6のズン切りボルトを旋盤で加工したセンターサポート用の軸を付けただけの物ですがアームは加工の性質上、充分な剛性を持っていなくてはなりません。このアームは目の通った30mm厚の米松を使いました。
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まずセンターホールドピンがブレードの軸のセンターに来るようにジグを平行ガイドにしっかりクランプし、次にセンターホールドピンがブレードの刃の中心に来るように平行ガイドを調整します。
これでX軸、Y軸共ブレードの中心位置にホールドピンがセットできました。
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ブレードを下げて切削量をゼロにし、センターの裏にポンチを強めに打った材料をセンターホールドピンで締め付けて(材料が手で回せる程度に)ロックナットで固定します。ホールドピンの先端のテーパー部分が2〜3mm程度材料に食込んでいる事を確認します。
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ブレードを少しづつ上げて材料を手で回して切削します。
始めは切削量が少ないので一回の切削は1〜2mm程度でも大丈夫ですが球面が広がるごとに切削量は多くなるのでそれに応じてブレードを上げる量を少なくして行きます。
写真は中心部の深さが約3mmの時で4回目の切削が終わった所です。
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深さ9mmまで切削できました。コンパスで描いた円まで切削したかったのですが、この材料は厚みが12.5mmしかないので400mmのブレード(R200)ではこれが限界です。(裏のセンター穴がつながってしまう!)
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このテクニックはまったく丸鋸盤のセオリーに反した方法ですがアメリカの木工雑誌にはけっこう載っています。
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チップソーは通常、左右のケガキ刃とノミのように削り取るすくい刃の組合せで出来ています。この方法はケガキ刃の先端で斜め横方向に切って行きますから深い切削はできませんし、無理に深い切削をして万一引っかかった時は材料が吹っ飛んでしまいます。
どちらにしても横車を引くような使い方ですからあまり推奨はできませんがポイントをきっちり押さえれば思ったより危険な方法ではありません。
1)切削量は1mm以下、切削面積が増えて来たら0.5mmあるいはそれ以下にする。
2)材料の切削面は完全に平面が出ていること。
3)常にセンターホールドピンに弛みがないか注意すること。
4)良く切れるブレードを使用すること。

この方法で切削すると独特の放射状の面白い切削痕が残ります。
きれいな切削痕を出すにはセンターをピッタリ合わせる事と、材料を回す時に一定の速度で止めずに回す事です。
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注文していたLEDキットが届きました。
今日は久々の電子工作です。LEDは昔から寸法変わりませんが、この抵抗器の小さい事!
部品の実装密度はたいしたことありませんが、この基板の直径は32mmです。
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今時はこんな単純な回路でも多層基板ですから、昔のようにプリントパターンが走っておらず、裏面もドットだけです! しかし、真空管時代の40Wの半田ごてしか持っていない老人にはこのサイズが限界です。もちろん彫刻をやる時のヘッドルーペのお世話になりました。
昔はほとんど毎日のようにもっと複雑な回路の基板のハンダ付けをやってたものですが・・・
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ターンテーブルの上にぴったり取り付きました!
秋月電子通商さんのキットは基板の寸法から詳細な仕様まで購入前に確認できるので設計する上において何かと便利です。キットに付属の電池ケースは3連が付いているのでプラネタリウムには使えないので、別途単体のケースも3個注文しました。(@30です!ホームセンターよりずっと安いです。しかも品質も良い!)
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ターンテーブルをベースにセットしたところです。
ネジ巻き用のハンドルも取付けました。ドームはこの上にポン!と被せるだけです。
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早速の要改良点ですが
LEDの光は指向性が強く強烈なのでLEDの上にデフューザーを付けるといいのですが、適当な物がないので今回はこのままです。
またライトのスイッチがドームの中にあるので(上の写真の手前に写っているスライドスイッチです。)ちょっと不便です。本当はオルゴールを演奏すると自動で点灯するようにしたいのですが、そうするとターンテーブルの回転を検出するセンサーと電子回路が必要となります。
もしくはターンテーブルを透明アクリルで作ってその下から照らすようにする方が簡単かもしれません。(アクリルをマット面にすればデフューザーの機能もある程度持たす事ができる。)
次回の課題ですね。(次回あるのか?)
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いけず小町はんの音色磨きです。
蓋をぴったりくっつけて演奏するとどうしても少しくぐもった音になるのと本体と蓋の接触具合でビビリ音が若干発生する場合があります。(よく鳴る箱ほどこの現象が現れるようです。)
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真鍮の小釘の頭を本体側に4ヶ所埋め込んで1mm弱の隙間を作る事にしました。
蓋と本体は印籠になっているので、隙間があっても問題にはなりません。
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もう一つの原因は蓋の裏に当るストッパーのロッドから出る異音のようです。
こちらは真鍮のロッドの先端にナイロンのキャップを被せました。本当は被せたくないのですが・・
リターンスプリングを強い物にすれば解消しますが蓋開閉の操作感が悪くなるのとふたの裏に傷が付きやすくなるので、やむなくナイロンキャップを採用しました。
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これで音色がクリヤーになってノイズも減少しました。

おおきにはばかりさん♫。 

オイルが乾燥したので五線譜と脚をアリ送りで接合します。
アリの後端3cmにだけ木工ボンドを塗布します。
こうしておけば五線譜が収縮した時に目に付きやすい後端(上部)はそのままで先端(下部)が引っ張り上げられる形となります。
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アリの後端がアリ溝の上端と面一になるまで叩き込み、ボンドを拭き取って接合完了です。
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栗のベースにスプルースの響板、ウォールナッツのターンテーブルと何やら妖しいドームですが・・・
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組立てるとプラネタリウム風オルゴールになります。
光源は仮の物が入っていますが、現在LEDライトを注文中です。
栗のベースは無垢ですがウォールナッツのドームとターンテーブルは4本の角柱を貼り合わせた集成材から挽いた物です。曲はもちろん「星に願いを」18弁です。
さて、どんなプラネタリウムができますことやら?
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一昨年の12月にお嫁に行ったトレブルテーブルが修理のために戻って来ました。
トラブルテーブルではありません、(念のため・・トレブルとは高音部の事を意味し、ト音記号の別名です。)
嫁入り先はすぐ近所だったのですがご主人様の転勤により昨年の秋に群馬県に引っ越しました。
かの地は空気が非常に乾燥しており、4度の展示会出展でも問題の出なかった五線譜の一番弱い所が乾燥による収縮で亀裂が入ってしまいました。
十分に乾燥した狂いの少ない ウォールナッツですが27cmしかないスパンで1.5mmも亀裂が入るというのは驚きです!(恐るべし群馬の乾燥度!)

またデザイン重視のあまり、組み方がセオリーに反したホゾ組となっていたので収縮の逃げ場がなく、割れてしまったようです。ウォールナッツは狂いが少なく、寸法も27cmなので大丈夫だろうと思ったのが甘かったようです。(反省!)
ホゾは強固にくっ付いていて外れないので切断しました!
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割れの入った部分です。もともと雇い実を入れて接合している部分はしっかり接着できていて、その近くが斜めに割れています。
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割れた部分を昇降盤で切り取ります。
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色味の似通ったウォールナッツ材を切り取った溝巾より0.2mm厚く挽いて接着します。
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外側の不要な部分を釘挽き鋸で切り落とします。
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内側をスピンドルサンダーで仕上げて両面を鉋で面一にします。
これでオイルを塗り直せば外観上はほとんど見分けが付かなくなります。
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長女が時の音色さんにお願いしていたウェディングボードが完成し、時の音色さんが持って来てくれました!
フレームは私が作ったのですが、そのバーズアイメープルの柄を生かして春の空と雲のような感じに彩色された空をバックに春の花々が咲き乱れています!!!
そして空にはかわいい葉っぱの出たト音記号(笑)を先頭に花びらの付いた音符が乱舞!
多分、長女のイメージ通りで、喜ぶ顔が目に浮かびます。
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式場ではこの譜面台に乗せてレセプションデスクの横に飾られるようです。
時の音色さん、ありがとうございました。
Marvelous, good job!!
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i さんから注文いただいた橡の俎板です。
指定の寸法通りに材を切り出してプレーナーを通したら6面すべてに手鉋を掛けて仕上げます。
サンドペーパーで仕上げると表面はマット面になり、微細な凸凹が多く表面積が大きくなるのでカビが生えやすくなります。
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木口面も鉋で仕上げます。
そのまま掛けると削り終わりでまくれるので削る前に必ず面を取っておきます。
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全ての面を鉋で面取りして完成です。

i さんの俎板はこれで3枚目です! ありがとうございます。
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