毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

工房日記

クォーターレストチェアの製作

記事タイトルがなぜか変わりましたが背もたれにこれを付けたかったわけです。
クォーターレストチェア、四部休符の椅子です。
背もたれは後の脚がそのまま上に突き出た形なので脚に転び角が付いている分、平行ではなくおまけに前後方向の角度もあり、かなりカーブしています。これは図面を起こしても合わない公算が大なので脚の仮組ができてから現物の寸法を拾って作図しました。
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左右の枠に五線譜を固定するためのホゾ穴を開けます。
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上下の貫とは蟻送りで接合します。
四部休符になるミズメの板にテンプレートを貼付け、2枚に割って両側に五線譜に固定するための溝を切ります。
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切り離した2枚の周囲をマスキングテープで固定してバンドソーで切り抜きます。
厚みは12mmなので普通だと糸鋸盤を使うんですが私はバンドソ−を使います。(この程度の曲線なら糸鋸よりバンドソーに自信があるので・・・笑)
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カットして行くとテープで固定した部分が少なくなるのでその都度、マスキングテープを追加しながらカットして行きます。
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できました!
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接着した時にずれないように1.6mmの真鍮釘を切った位置決めピンを打ち込んでおきます。
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椅子の製作-5

各部材の面取りをして、いよいよ組み立てです。
まず、前後の貫のホゾを木殺しして、前脚と接合します。
後の脚は割り楔を打ち込んで締めます。
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接合のできた脚にホゾ穴を開けますが脚の転び角と前後の傾斜角があるので角ノミ盤のベースに2方向に傾斜の付いた板を置いてホゾ穴を開けました。
左右方向は3.5°の転び角、前後方向は7°の傾斜が付けてあります。
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前脚はホゾ穴の角度が逆になるのでこの板を反転して使います。
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無事、角度付きのホゾ穴加工が終了したので仮組をしました。
背もたれの飾り板の寸法を実寸で取り、作成して現物合わせするまで左右の貫は仮組のままにしておきます。
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後脚が座板に当る部分を手鋸で切り取ります。
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だんだん椅子の形になってきました。
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正面から見たところです。
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椅子の製作-4

角度付き溝切りジグのフェンスを7°傾けて不要部分をカットして行きます。
今回は切り込み深さが31mmあるのでフェンスの蝶番にブレードが届かないようにフェンスとワークの間には捨て板を挟んでおきます。
3.5°の転び角が付いていますので墨線の傍にはこの分が残ります。
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貫の上下方向には3.5°の転び角があるので、その分を切れ端をクランプで固定して持ち上げ、溝切りジグのベースに対してワークが直角になるように調整し、ホゾの脇を墨線までカットします。
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テノンカットジグで長手方向をカットします。
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転び角と前後の傾斜角がピッタリ合うように胴突きをノミで削って調整しました。
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駒止を今回はブビンガで作って貫の内側に取付用の溝を角ノミで掘り込みました。
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背もたれの飾り板を除く全てのパーツが揃いました。
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椅子の製作-3

前後の脚をつなぐ左右の貫にホゾを切りました。
後の脚とは割り楔で固定しますのでホゾがホゾ穴に強く押して入るように調整しますが、前の脚とは貫通しない普通の?ホゾ組なので押して入るのは1/3くらいに調整しました。本組み立て時に軽く木殺しして接着剤を塗って叩き込みます。
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脚の左右方向はは3.5°の転び角を付け、さらに後の脚の巾は前に対して100mm狭い形(角度にして7°)とするために前後の貫とホゾは2次元の角度を持った加工が必要となります。
ペティワークのブレード角度を7°に設定し、マイターフェンスとワークの間に3.5°のスペーサーを挟んで貫を所定の長さにカットしました。
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カットした前後の貫を仮に挟んでクランプで固定してみたところです。
実際にはこれよりホゾの長さ分だけ狭くなります。

さて、この貫に角度付きのホゾを加工しなければなりませんが先日作った角度付き溝切りジグが使えそうなのであすの朝、じっくり考えて加工する事にします。
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椅子の製作-2

脚と貫の材を木取りして、脚の材には型紙を貼付けました。
カーブをカットする前にホゾ穴の加工をしておきます。
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バンドソーで曲線をカットし、鉋でバンドソーの刃の痕を滑らかにします。
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凹面は反り台鉋で滑らかにします。
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まだ面取りなど、残っていますが脚の基本的な形ができました。
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椅子の製作

久々に椅子を作ることにしました。
なぜ椅子か?・・・ただ単に椅子を作りたくなっただけなんですが・・・。

先ず、座板の加工からですが、この板はずっと前から椅子の座板にするつもりで置いてあったミズメです。実は平面を出すと厚みが半分くらいになるほど反っていて、捻れはないのですが他の用途には使えないのです。
輪郭を描いてプルシェイプで表面の凹みをひたすら削ります。
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目で見て深さやカーブが左右対称になるように四方反り鉋で整えます。
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内丸反り台鉋で底面の外周を削ります。
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まずまずのフォルムになりました。
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サンダーをザッとかけてほぼ完成です。
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道路掃除

工房の建物の道路側に竹の落葉と雨で流れた土砂が混じって恐ろしいほど堆積しています。
今年はなぜか竹の枯葉の量がびっくりするほど多かったのですがこれだけの量が溜ってしまうと雨でも流れません!
いつまで経っても乾かず放置しておくと建物が腐ってくるので熊手で掻き出しました。
集めたのがこの山です!高さ30cm以上、長さは3mくらいあります。
陽の当たるところに置いてすこしづつ燃やすしか仕方がないです。
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1時間近く大汗をかきましたが、スッキリ、きれいになりました。
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ツィターアタッチメントの試作完了

この切り替えツマミがいまいち気に入らないので作り替える事にしました。
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ツマミ自体は悪くはないんですがアタッチメント全体のイメージにちょっとそぐわない・・・。
真鍮材を加工してレバー状の物を作る事にしました。
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うん、なかなか良くなった・・・と思います。(自己満足)
操作感も改善しました。
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さてさて最後の紙筒ですが、いろいろ試してみた結果、次の事がわかりました。
1)紙の種類ではあまり変化がないようですがパリッとして、表面が滑らかな方がいいようです。
2)厚さは薄い方がいいようですが、あまり薄くなると強度や耐久性に問題がありそうです。厚い紙は櫛歯の振動を完全に止めてしまうのでだめなようです。
3)巻く直径はけっこう影響するようです。コイルバネと同じで線径が同じなら小さく巻く方がバネ定数が上がり(硬いバネになる)、大きく巻くと柔らかいバネになるように、直径によって弾性が変わるためと考えられます。

これらの結果から紙は手持ちのラッピングペーパー(薄手ですが多分表面に樹脂コーティングがあり、硬くて弾性が大きい)を使って、3種類の径の筒を作って試聴しました。
左から12mm、14mm、16.5mmです。

最終的に中央の14mmに決定しました。
完成写真を撮るのわすれました〜!。
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ツィターアタッチメントの試作その2

結局アクリル保護板を跳ね上げて内部のツマミで切り替えることにしました。
アクリル板を2分割にしてヒンジを付けるなど、かなり大層な作業ですが、これは既存の箱を改造したためで、こうしないと跳ね上げたアクリル板を支えるステーが必要になるからです。
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アクリル板を跳ね上げたところです。
閉めた時の固定は前方中央のマグネットでアクリル板の持ち手の取付けネジを吸着します。
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横から見たところです。
昨日の試作の紙筒は材質がいまいちなので今後、何種類か試したり、巻く直径でも音質が変化するのでその辺をクリアーしてから本番の取付をするつもりです。また両面テープを一般品ではなく、クリアーテープを使って見た目もさらに良くしたいですね。
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ツィターアタッチメントの試作

ツィター(チター)はオーストリア、チロル地方の民族楽器でスイスのドイツ語圏や南ドイツの一部でも良く演奏されるらしいですが日本では一般的になじみの薄い楽器です。ツィターは5本のメロディ弦と30本余りの伴奏弦があり、右手の親指にはめた金属製のピックでメロディ弦を弾き、残りの指で伴奏弦を弾いて演奏します。(日本の箏もこの仲間らしいです。)
楽器自体の厚みは薄く、演奏する時には共鳴台の上に平に置いて演奏されます。
28)


日本でもよく知られるようになったのはなんと言っても1949年のイギリス映画「第三の男」で流れるアントン・カラスが演奏するツィターの音色でしょう。


それで、なぜツィターか?なんですが、実はアンティークオルゴールの中にはこのツィターに似た音を出せる物がけっこうたくさんあるんです。
調べてみると方法は実に簡単で丸めた薄手で腰のある紙筒を櫛歯にそっと当てるだけなんです!
丸めた紙を演奏中のオルゴールの櫛歯にそっと当てるとそれらしい音がすぐに出ます!
問題は通常のオルゴール演奏との切り替え方法です。
ツィターの音も魅力的なんですがそればっかり聞いていると少々疲れますので(笑)レバー一つで簡単に元のオルゴールの音色に戻せるようにしなければなりません。
アンティークオルゴールは一般的にシリンダーや櫛歯も大きくて色々なメカニズム等もわりと簡単に組込めそうですが現代のシリンダーオルゴールは50弁といえどもアンティークに比べると小さいので手加工で作るのはけっこう制約があって難しいのです。
手持ちの素材を生かして2〜3晩寝ながら考えた方法でパーツを作ってみました。
(こういうのを考えながら眠ると実によく寝られるのです!?・・・笑)
50弁用の全ての部材です。
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一番苦労したのがアクリル板を引っ張るためのスプリングを掛けるフックですが、これはM2の丸皿ネジをカットしてネジの部分にヤスリを当てて平行面を作り、φ0.7の極細ドリルで穴開けをしてからさらに形を整えました。右側のギザギザが魚の目ヤスリですからいかに小さいかおわかりいただけると思います。(セクションペーパーの目は5mmです。上の写真のアクリル板の中程に付いているスプリングの固定用です。)
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全てのパーツを組立てたところです。紙の筒はアクリル板の先端に両面テープで接着します。
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早速ムーブメントに取付けて筒を接着しました。
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これは筒を上げて櫛歯から離したノーマルの状態。
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筒を下ろして櫛歯に接触させたツィターモードです。
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箱に収めるとこんな感じです。まだ切り替えレバーを作らなくてはなりませんが保護アクリル板に穴を開けてレバーを外に出すか、アンティークオルゴールのようにアクリル板を開閉式に改造するか悩んでいるところです。今晩、寝ながらゆっくり考えることにします。(笑)
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