毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

工房日記

エアコン室外機のカバー製作-8

アリ溝を彫って桟を通すとけっこうしっかりした屋根になりました。
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本体枠に屋根を固定するための金具をアルミのフラットバーから作ります。
エアコンのメンテナンスや修理時にも簡単に取外しできるように、また確実に固定できるようにしておく必要があるので市販品の金具では合う物がありません。
所定の角度に折り曲げてビス穴の加工をします。
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面取りをして完成
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屋根がぴったり収まったので造作用の切れ味の良いブレードを丸鋸に付けて屋根の周囲を設計図面通りの寸法に切り揃えました。組み上げて固定してから切り揃える事により板の木口がピッタリ合います。見た目のバランスも良くなりました!
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アリ溝の端に埋め木で蓋をして屋根の面取りをすれば加工は終了です。
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手挽き石臼のハンドル

エアコンカバー製作の合間を縫ってiさんから依頼された手挽き臼のハンドルです。
挽きもの用にストックしてある山桜材から加工しました。
今回のハンドルは分割式で右の丸棒がハンドル、左は軸受けのジャーナルですがこの長手方向の穴に樹脂製の軸受けをインサートします。ハンドルの穴には軸となるSS材の心棒が入ります。
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iさんが軸受けと心棒を持って来てくれたので早速組込みました。
ジャーナルのブロックは長さが100mmですがこれに垂直に貫通穴を開けるのは以外と難しいんです。
ハンドルの長穴は旋盤で加工するので精度よくセンターが出しやすいのですが直方体の場合は正方形のブロックでないとチャックで簡単につかめません。
それで今回はボール盤で加工しました。図面より少し大きめの直方体を切り出し、先ず貫通穴を開けます。次に貫通穴の両側のセンターを拾って基準となる中心線を割り出し、この中心線から直方体を切り出します。こうすれば結果的に直方体の中心に正確な貫通穴が開いたことになります。

ハンドルの方は穴に接着剤を塗って心棒を圧入してから旋盤で仕上加工しました。
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組み上がりです。
桜材の旋盤加工は気持ち良く削れ、仕上がりもとてもきれいです。
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エアコン室外機のカバー製作-7

屋根は杉の赤身板を11枚本ザネ接ぎで合わせた物を2本のアリ桟で固定します。
アリ桟とアリ溝には3/1000の勾配を付けて片側から叩き込みます。
いちばん左の棒は3/1000の勾配を取った角棒で、これを桟の片側の側面に貼付けてトリマースタンドで加工します。
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アリ桟が4本できました。
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屋根板の裏側にアリ溝を加工しますが長さが1045mmあるのでけっこう大変です。
作業台の上をきれいにかたずけて作業台のロングバイスで固定し、アルミ角パイプをガイドにして勾配付きのアリ溝を切りました。
最後は桟との調子を見ながら少しづつ切削します。この辺まで手で押し込めれば後は叩き込めます。
反対側にもう一本彫らなければなりませんが今日はあまりの蒸し暑さで集中力が落ちて来ました(笑)
今日はここまで!
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エアコン室外機のカバー製作-6

ルーバー(ガラリ)を取付けてだんだん町家の雰囲気になってきました。
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左側面もルーバーが入ります。こちらは空気取り入れ口です。
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これに屋根を乗せるとさらに町家の雰囲気になると思います。
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エアコン室外機のカバー製作-5

前面のパネルに”京町”の字を糸鋸盤で切り抜きます。
先日作ったこの糸鋸盤の台がとても使いよくてスイスイ加工できました。
ハイチェアに座ってこの台の下に出っ張っている部分に両足を掛け、両膝で台を挟み込むと目線もピッタリで非常に安定した作業ができます。そして台そのものを明るくて作業しやすい場所へ簡単に移動できるので、これは大成功でした。
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切り抜いたパネルを嵌めた前枠と後枠、各2面に割り楔でホゾを固定して組立てました。
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出っ張ったホゾと楔を釘挽き鋸で切り落とし、鉋で面一にして枠が完成しました。
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前後枠を4本の貫で接合して形が整いました。
貫のホゾは貫通ではないので耐水性の接着剤を付けて叩き込み、クランプで一晩締めておきます。
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エアコン室外機のカバー製作-4

頭つなぎの上面を屋根の勾配15°に合わせて手押し鉋で削ります。
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15°の勾配が取れました。
削り始めと削り終わりで多少の切削量の違いが出るので手鉋で修正します。
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全ての構造材の基本加工ができたので再度、仮組して加工忘れや不具合が無いかを確認しておきます。
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パネルの接ぎ合せができたので所定の寸法にカットして入れてみました。
もう一度バラして仕上鉋を掛け、面取りをしてからいよいよ本組み立てとなります。
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テノンカットジグ

エアコンカバーの製作でも使用しているテノンカットジグです。
オリジナルはアメリカの木工雑誌に載っていた物を私の昇降盤で使えるようにアレンジして自作した物です。
ベースは15mm厚の合板に真鍮のフラットバーの断面を台形に加工した平行ガイドを付けています。
(なぜか日本の古い昇降盤はマイターゲージ用の溝がアリ溝になってるんですがほとんど意味が無くかえって使いにくく、ジグの自作も面倒です。) 
本体は全て山桜材でベースの平行ガイドと直角方向にスライドして任意の位置で固定できるようになっています。
あらかじめ胴突き部分に溝を入れた材を縦にクランプして昇降盤のブレード高さをホゾの長さより少し低めに合わせて後はスイッと押し出せば安全簡単にホゾが切れる優れ物です。
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材を固定する面は昇降盤のテーブルに対して直角なので、この面に材をまんじゅうナットでネジで軽く押し付けるだけで確実に固定できます。
まんじゅうナットの位置はアリ形の竿の出し入れで巾の広い材にも対応できます。
この直径45mmの木製まんじゅうナットは締め付けボルトに対して角度が少しだけフレキシブルで面積が大きいためソフトに安定してクランプできます。 
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エアコン室外機のカバー製作-2

まず、ルーバーの羽板を支える櫛状の板を作ります。
16mmピッチで6mm巾の溝を等間隔に切ればいいんですが、これがなかなかの難物でして37本もの溝を切ると誤差の蓄積でヘタをすると設計値の長さからかなりずれてしまいます。
ジグはボックスジョイントでおなじみの物ですが、3mm巾のブレードで6mmの溝を切るためにブレードの右端(写真では左端)から正確に19mmの位置にピンの左端(写真では右端)が来るように3mmのピンが打ってあります。
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最初の溝を切りますが上下の板を2枚合わせて同時に加工します。
まず板の先端をピンに当ててカットします。次にブレードの厚み分だけ板をずらせてカットします。
これで板の端から10mmの位置に6mm巾の溝がカットできました。
この最初の溝はピッタリ6mmになるように正確にカットしなければなりません。
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カットできた溝の左端にピンが当るようにして2番目の溝をカットし、次にピンが溝の右側に当るようにずらしてカットすれば等間隔で6mm巾の溝が切れるという算段です。(写真の都合上反対側から撮っているので写真の右側が左手となります。)
しかし機械やジグには必ず若干のガタがあり、またそれぞれの癖を持っているのでそれらを十分に把握して相殺するような作業をしないと思った通りには仕上がりません。この辺は機械加工の勘どころと言うか機械加工とは言え、手作業に似通った熟練が必要な所です。
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正面のルーバーです。羽板を37本入れてみました。
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不要部分を切断し、雨仕舞の大面を取って2対の羽板押さえができました。
正面の長い方は設計値よりプラス1mm、側面の短い方は設計値通りに出来上がったので上出来でした!
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エアコン室外機のカバー製作

福知山、ぎゃらりー京町のエアコン室外機のカバー作りに取掛かりました。
設計と平行して必要な材を木取りしておきます。
水濡れに強くて軽いヒバなどがいいんですが在庫が無いので赤味の目の詰んだ杉とピーラ(目の詰んだ米松)を使う事にしました。
杉は長さが900mm弱しかないので長い貫には米松を使います。それぞれ所定の寸法に切り出してプレーナーを通しました。
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図面から寸法を拾って同じ寸法に切り揃えました。
これで玄関横と蔵の2台分の材料です。(まだ屋根の分は含んでいません。)
右端の細い材はエアコンのファン開口部のルーバーになりますが、2台分で108本!(予備の分を入れて111本あります。)
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ガスコンロの風防

毎朝、工房でこのヤカンにいっぱいお茶を沸かしますが今日の風の強い事!
バーナーの火が消えてしまいそうです。室内で湧かすと部屋の中が暑くなるので屋外で湧かすんですが今日は仕方がないので室内で湧かしました。
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それで早速フォールディング式の風防を作りました!
昔、山によく行った時にスエーデン製のガソリンストーブ(オプティマス8R)に合わせてこれのもっと小さい物を3mm厚の合板で作っていましたが今回はコンロに合わせて少し大きく、しかも少しファッショナブルにしてみました(笑)
内面は銀のラッカースプレー、外は工房の窓廻りに塗ったダスティグリーンの水性塗料です。
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折り畳むとこんなにコンパクトになります。
これで明日から風が強くても一安心!
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ヒンジに使ったのは3Mスコッチのダクトシールテープ(強力多用途補修テープ)です。
これは先日の集塵システム改良でダクトの接続部に使ったテープの残りですが一般的な布入りガムテープより柔軟性が良く、ポリエチレンベースのテープにポリエステルのメッシュが織り込まれているので耐久性にも優れているようです。また耐水性もあります。
ダクトのつなぎ目で段差や溝のある部分でもガムテープに比べてしなやかに対応してくれます。
色もメタリックでなかなかいいんですが値段が高いのが玉に傷です!
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