毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

工房日記

50弁新型ケース-不平行四辺形が完成

3回目のオイルが乾いたのでワックスを掛けました。
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アクリル板を現物合わせでカット、先ず、直角のコーナーに合わせて斜めの直線をカット、最後に曲線部分を合わせますが、この形も見た目は単純ですがけっこう合わせにくいです。
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ストッパー、ムーブメントと蝶番を取付けて完成です。
ムーブメントは50弁、この形は右側の巾が狭いので72弁は入りません。
左の栓は右側手前が90°のコーナー、右のウォールナッツは右側後方が90°となっており、写真ではよくわかりませんが実際に見た感じは微妙に違います。
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50弁新型ケース-不平行四辺形その5

パテが乾いたので盛り上がっている分をノミでこそげ落とします。
この作業をせずに直接サンドペーパーを掛けるとエポキシ樹脂で目詰まりを起こし、時には木に擦り傷が付いてしまいます。
ノミはよく研いでカミソリのごとくに切れないときれいに仕上がりませんし、木に傷が付いてしまいます。
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後はサンドペーパーで仕上げます。
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外側の面がきれいになったので蝶番付けです。
今回はおなじみの90°開きミニピアノ蝶番を使いました。
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今回はとても調子よく、2台とも一発で収まりました!
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蓋の指がかり、足を取付け#600のペーパーで最後の研磨をして一回目のオイルを塗りました。
明日は時の音色さんの個展初日でオープニングコンサートに出演するので工房は終日お休みです。
明後日にはオイルが十分に乾いているでしょう。
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50弁新型ケース-不平行四辺形その4

側板のアール加工、蓋の切り離しと擦り合わせが終わったところで接合部のわずかな隙間に特製パテを摺り込みます。
特製パテはエポキシ系接着剤に同じ樹種の粉末を混ぜて作ります。
粉末は細かい物でないときれいに充填できないので#400のサンドペーパーでサンディングした時の粉を集めて樹種ごとに保管してあります。本当はサンドペーパーの粉は台紙から脱落した酸化アルミナの粉が混じるので良くないのですが金属ヤスリでは細かい粉が出ないのでやむなく使っています。
新品のサンドペーパーは研磨粒子の脱落が多いので少し使った物で削った時の粉を使うようにしています。
また用途によりエポキシに混ぜる粉の量を調整して深い溝や少し大きめの凹を埋める時は粉を少なめにして浸透性と接着力を高めます。今回のような細くて浅い溝の場合は粉の量を多くする事により乾燥後、表面を磨いてオイルを塗ればほとんど目立ちません。
タイトボンドやホワイトボンドを使う場合もありますが木工ボンドは粉の量を多くしてもオイルを完全に弾いてしまうようです。
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50弁新型ケース-不平行四辺形その3

響板の両端を整え、糊面にマスキングテープを貼って内面にオイルを掛けました。
特に白っぽい色の管孔材はオイルを塗ると色が濃くなり、杢目が浮き上がって来ます。この瞬間がたまらないですね!
今日の天気も絶好の塗装日和!昼過ぎには2回目が塗れました。
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足を3種類、旋盤で加工しました。
今回はすべてモアビです。この材は硬くて緻密、寸法安定性も良くて刃物の切れもいいのですが唯一の欠点は粉末の刺激性です!旋盤加工で出る粉はサンディングに比べると粒子が粗いのでまだましですが扇風機を背後から“強”で回して風上で仕事をしました。(笑)
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50弁新型ケース-不平行四辺形その2

天板裏面の平面を出し直して接合部の溝を切りましたが栓の板の薄い部分が割れてしまいました!!(泣)
元々厚みが8.5mmしかない所へ3mmのホゾ部分を残して3mmの溝を切ったので残りは2.5mmしかなかったのです。非常に細かいきれいな杢だったのですが・・・残念!
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気を取り直して新たに作り直しました!
今度は他の樹種と同様に12mmに厚さがあるので大丈夫です。
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前板の裏面にストッパーの溝をトリマーテーブルで彫り込み両端をノミで直角にさらえます。
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板バネとストッパー金具を嵌め込んでスムーズに動くか確認しておきます。
この部分は組立てた後からは追加加工など不可能ですので引っかかりがないか、位置が正確か等を確認しておきます。
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響板、天板を組込んで今一度接合部に問題がないかを確認します。
もう10回以上組んだりバラしたりしています。(笑)
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最後にもう一度バラして響板の中漉きした部分の両端にビビリ防止用のスプルースの小片を貼付けました。
明日、内面をもう一度磨いてオイルを塗り、明後日には組立て(接着)できそうです。
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50弁新型ケース-不平行四辺形

ボックスジョイントが完成したので内面に溝を切って響板を所定の寸法に切り出し、穴開けしました。
響板の厚みを調整して仮組、横方向はマイナス0.5mm、前後方向はマイナス1〜1.5mmにしておきます。
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天板になる板を外周とピッタリに切り出します。
嵌り込みの溝加工の基準となるため、慎重にピッタリに合わせます。
手前は栗、後方左はウォールナッツ、右は栓です。

タイトルに不平行四辺形とあるのは平行な面がない箱を目指しているからです。
まだ左右の面は平行ですが、この後左の側板にはアールを入れますので平行な面はなくなります。
上下方向は響板とアクリル保護板が平行ですが今回は目をつむることにします。(アクリル板を斜めに取付ければできない事はないですが見栄えが悪くなるので・・・。)
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角度付き溝切りジグの製作

先日、Leighジグで90°以外のボックスジョイントに挑戦しましたが板厚が大きくなると機械の限界を超えてしまい加工不可能だったので昇降盤によるジグを作ってみました。

これは元々切り箱のようなベースにボックスジョイント用のアタッチメントを付けて使用していた物ですが今回新たに角度付き用のアタッチメントを作って取付けました。
材料は端材の板(と言っても目の通った良材です・・ジグが変形していては話になりませんので)、ジャンク箱の蝶番2枚(これも極力ガタツキが無く動きのスムーズな物を選びました。)、1/4”ズンギリボルト、1/4”6角ナット、1/4”T-ナット等です。
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これは通常の基本的な90°です。
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ネジでフェンスを引っ張る事によって120°程度までフェンスの角度が変えられます。
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実際に昇降盤にセットしてフェンスを加工するワークの角度に調整します。
苦心の甲斐あって非常にスムーズに角度の変更が可能です。フェンスの安定度も十分。
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チップソーのブレード高さを切りたい溝の深さに合わせます。
”どうよ!”のハイトゲージも活躍しております。
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今回はホゾの枚数が少ないのでケガキを入れてケガキ線に合わせてカットしていきます。
適当な太さのピンをフェンスに埋め込めばケガかずに等間隔の溝加工もできます。
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これで変則的な形のボックスジョイントの加工ができました。
後のウォールナッツのはジョイント部にアクセントの色違いの飾りを入れるので一旦切った溝に楓を接着した所です。この後楓の部分にケガキを入れてもう一度溝を加工します。
後の左は変形の留接ぎにしてみましたが、やはり90°以外の場合は接着時のクランプが非常に難しいです。これも安定して締められる接着用のジグを作らなくてはなりません。
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50弁新型ケース-宝箱-2

足を旋盤で作ります。
最初一台分4個をを一度に挽いて切り離すつもりでしたが軸部分が6.5mmと細く、芯押し台側は安定して削れるのですが中央へ行くほどワークの剛性が弱くなって安定して削れません。(右の細い部分と左の挽き肌を見てください。)仕方がないので1個ずつ挽く事にしました。
一線上に4個並んでいる方が同じ形で挽き易いし、1個作るたびに切り離すとその都度正確なセンターを出さなければならないのでとても面倒なんです。
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こんな足になります。
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こちらはまた違った形状
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蓋の上の目玉を気にされていた方もおられたのでちょっと付けてみました。(笑)
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50弁新型ケース-宝箱

前板と後板の出っ張った部分を側板のカーブに合わせて削ります。
指で触って段差が無くなったら、天板を当てがって確認し、高い部分を少しづつ削って調整します。
曲面をピッタリ合わせるのは実に難しいですね。(平面同士を合わせるのもけっこう難しいんですが・・・。)
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接着のできた天板の表面を鉋で凸型に削りますが鉋掛けの労力をセーブするために例によって昇降盤で大体のカーブになるように切削しておきます。全部を切削してしまうと不安定になるので両側2mmくらいは元の高さで残しておきます。
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箱の表面が仕上がり、蓋と本体を切り離しました。
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50弁新型ケースの製作-3

宝箱形が接着中にもう一つの形の箱に掛かりますがこれは断面が長方形ではなく、一辺だけが10°の傾斜があるのでドロワーロック継ぎ手や留め継ぎ等は使えません。ボックスジョイント(アラレ組み)にしようと思いますが90°以外の角度でつなぐ場合は手加工をするか専用のジグを作ってルーターで加工、または手加工との併用でしかできません。
とりあえず80°と100°でルーターで加工するためのアタッチメントを作ることにしました。
10°の角度を持った小片をワークに貼付けてLeighジグでの加工を考え、10°の小片を作ります。
ところがこの小片を作るのがけっこうやっかいでして下のようなたいそうな角度切りのジグを使って切り出します。
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巾75mm厚み8mmの小片を2枚切り出しました。
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さっそくこの10°の楔をワークの前後に挟んで加工しました。
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写真ではよくわかりませんが左が10°の傾斜を付けた板、右は通常の直角です。
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ところがここで問題発生!
多少心配はしていましたが左側板は後でカーブを付けるために 厚みが22mmありますが楔を挟むと30mmを越えてしまい、ワークのホールドはなんとかできますが可動テンプレートの長さが足りずに設定不可能となってしまいました。

仕方がないので側板はLeighジグで加工できた前後板に合わせて昇降盤で加工することにします。
ということは新たに任意の角度で加工できる昇降盤用のジグを作らなくてはなりません。 
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