毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

工房日記

オルゴール枠の大量生産-2

用意した材の片方を留切りし、反対側を所定の寸法プラス2mmにカットします。
次に1mmずつストッパーの位置を変えて両側を1mmずつトリミングカットします。
私のペティワークは100V仕様なのでモーターのトルクがなく、分厚い板を留切りするとブレードの回転数が落ちてしまうので一発ではきれいなカットができません。二度手間ですが1mmのトリミングカットをする事で分厚い板でも高速できれいな切断面が得られます。
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これで長さが正確で切断面のきれいな留切りのできた材が揃いました。
留の角度に問題がないか確認しておきます。
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一台分の材を選び、木目から接合順序を考えて表面に番号を振っておきます。
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木端のきれいな方を前面とし、マークを書き込みます。
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鬼胡桃は柔らかい割りに繊維が硬くて切断面がささくれ立つのでよく切れるノミできれいにしておきます。“ヒゲ”が残っていると加工時に誤差の原因になったり接着時にじゃまになったりします。
めんどくさい作業ですが手を抜くと良い仕事ができません。
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ヒゲを剃ったところです(笑)
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昇降盤で後板を留める溝の加工をし、ルーターテーブルで前面内側の飾り面を取りました。
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額完成

2日間のお休みでオイルもすっかり乾いて額が完成しました。
上左からモンキーポッド、右はウォールナッツの4隅にサペリを入れました。
中左は栓に欅、右は栓
下左はチーク、右はウォールナッツです。
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途中から工程に入れた楓の絵文用の額も完成しました。
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オルゴール枠の大量生産

時の音色さんから依頼されたメルヘンオルゴール用の枠を大、中、小あわせて13面作る事になりました。
よく響く樹種という事で小には栗、中と大には鬼胡桃を使う事にしました。
栗は元の材の長さが40cmだったのでそのまま所定の暑さに挽き割りましたが胡桃は2mの長尺材のままで平面を出してプレーナーを通す方が効率的なんですが反った板から平面を出す時に長尺材のままだと切削量が増えて、その分、厚みが取れなくなってしまいます。そこで枠の一辺の長さプラスαにカットしてから所定の厚みに揃えました。

どちらもよく乾燥した材なので狂いは出ないと思いますが、念のため2〜3日置いて様子を見ることにします。
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額の製作-4

額の製作を再開しました。
さぼっていた訳ではありません。額の内側の飾り面を楽に加工する方法を考えていました。
額の外側はトリマースタンドまたはトリマーの手持ちで簡単に加工できるんですが内面の任意の位置で止めるのは少々やっかいなんです。
そこで専用ストッパー付きのトリマーベースを試作しました。
トリマーはポーターケーブルのラミネートトリマーです。このトリマーはベースがローレットネジ一本で簡単に着脱でき、刃高がダイヤルで微調整できるようになっています。ベースのみを後で追加購入してベースの穴を拡げ、38mmのビットが使えるように改造してあります。欠点はベースが金属のため加工中の刃先がほとんど見えない事です。
今回は38mmのビットを使いたかったのでこのトリマーの登場となったわけです。
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大成功です!
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枠を組む前にトリマースタンドで予め加工しておく方が本当はいいんですが、その場合は長辺、短辺、額の形状によってその都度ストッパーの位置を変更しなければなりません。
この専用ストッパー付きベースを使えば何も考える事無く各コーナーからピッタリの位置で止める事ができます。
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久々の製材

昨日夕方にヨシダさんが研ぎに出していたバンドソーの刃を届けてくれたので先日の木工材料市で時の音色さんが買われた材を製材しました。
この写真は朴ですが、この他にも山桜、栗、タモ、黄肌、カリン等、けっこうありました!(笑)
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カリンは巾が400mmあるので私のバンドソーではちょっと荷が重いです。
フレームを切断してかさ上げしてあるので軟材なら430mmまでは挽けるんですがブレードに掛けるテンションが弱いのとパワー不足です。
そこで上下両側に昇降盤で65mmの切り込みをあらかじめ切ってから挽きました。
これで実質270mmを挽くことになりますが他の材に比べるとゆっくりしか挽けません。
仕上はプレーナーには通りませんから先日、栓で使ったルータープレーナーで仕上げました。
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プレーナーも連休前にブレードの交換をしたところですから仕事が早いです。
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額の製作-3

基本加工ができてオイルも乾いたので順次接着に掛かります。
接合方法に応じてクランプの仕方もそれぞれ異なります。
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留めで接合する物はコーナーに契りを入れる溝を加工します。
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ニューデザインの額です。
コーナーの接合部分に異なる樹種をアクセントとして配してみました。
左は栓の枠にヌカ欅の柾目、右はウォールナッツにサペリの杢です。
上の色黒のウォールナッツは上枠にカーブを取り組み手は相作里、下枠は3枚継ぎで表は留めにしてあります。
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先日Tさんからいただいた絵文を入れる額もついでに作ります。
材は楓、形はシンプルですが枠の内側は60°の猿面、外側はクイーン・アンビットでゆるやかなカーブを付けてみました。
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絵文

先日の個展に来て下さったNさんからすてきな絵文をいただきました!!
Nさん、ありがとうございます。

これは専用の額を作らないといけません!

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私はこんな素敵な絵文はとても書けませんので、へたくそな写真を一枚
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ドゥーパ!に掲載

私が自作して愛用しているサンドペーパーホルダーが木工雑誌「ドゥーパ!」118号(2017年6月号)に掲載されました。
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本号に特集の「木工道具の自作術」というページです。
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118号のメイン特集記事は「小屋作り」など、いろいろと有用な記事が載っていますので興味のある方は本屋さんまでどうぞ! 

額の製作-2

Rの飾り面を入れる額はケガキ線のカーブまで反り台鉋で削ります。
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ケガキ線が消えるまでサンドペーパーを掛けて仕上げます。
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枠の基本加工が出来上がりました。
7面分ありますが樹種は5種類、構造は4種類、各々違います。
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額の製作とマイタートリマー

今回は少し大きめの額、A3より少し小さめです。
いつもは留め(45°)のカットは専用のペティワークを使うのですが今回の額は額縁の巾を50mmと大きくしたのでペティワークのブレードでは届きません。
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そこで登場するのがこの「マイタートリマー」です。
マイタートリマーは斜めにセットされた刃がレバー操作で前後(この写真では左右)にスライドし、ワークの木口または木端を削り取る物です。(カットはできません。あくまで薄くスライスする物です。)
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昇降盤で留め切りした材料をさらに精度よく正確な45°にマイタートリマーで仕上げます。
レバーの根元には巨大なラック&ピニオンがあり、レバーを前後に動かすと前後にセットされた斜めの刃がギロチンの様にスライドします。押し切りと同じような切り方に見えますがマイタートリマーは刃が常に同じ角度で切り進んで行くので分厚い物でも切削抵抗が少なく、きれいに削れます。
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ワーク側から見たところです。手前のガイドにしっかりワークを当てて手で押さえ、レバーを手前に倒すと簡単に削れます。
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ガイドは45°、90°の位置で確実に固定できるようになっています。また別個に微調整機能がついていますので事前に調整しておけばいつでも正確な45°、90°の位置にセットできます。
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ガイドは45°〜90°の任意の位置にも固定できるので特殊な用途にも対応可能です。
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この写真は後方のガイドを90°にセットして50×25mmのチーク材を削っているところです。
最初に書いたように切断ではなくこのように0.1〜0.5mmくらいの厚みで削る感覚です。

後方にも対称に同じ機能があるので勝手違いの加工や逆目の出ない方向で削る事が出来ます。
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これは少し厚めの0.5mmくらいに削った面ですがカンナ掛けしたのと同程度の切断面が得られます。
写真ではちょっとわかりませんが削りカスの面には昇降盤のチップソーの僅かな鋸目が残っています。
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3面分の留め切りが完了しました。
左の残り3面は接合部の仕口を違ったものにする予定なので留め切りはしていません。
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今日は久々に使ったマイタートリマーの説明でした。

 
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