毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

工房日記

スチームエンジンの仮組み立てが完了しました。
調整が必要だったのはコの字型のクロスヘッドの取付だけでその他は一発でスムーズに動いてくれました。クロスヘッドはシリンダーとの並行度と右のエキセントリックの回転で生ずる並行運動の振幅から最適な位置に固定しなくてはなりません。

木製の可動部分のある模型では回転部や慴動部の公差やクリアランスに一番気を使います。穴の径や隙間を大きくするといかにも動きが安っぽくなるし、かと言ってあまりきつめにすると動きが固く、気温が上がると膨張して動かなくなってしまいます。また繊維方向を考慮して各パーツを木取らなければなりません。しかしいろいろな色味や特徴のある樹種を各パーツごとに使い分けるという楽しみもあります。このスチームエンジンには6種類の樹種を使いました。
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クロスヘッド、シリンダーとバルブロッド(上側)部分のクローズアップです。
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エキセントリックとバルブロッドを駆動するリンクアームのクローズアップです。
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いろんなパーツが出来て来ましたがシリーズを完成させるにはまだまだ作らなくてはなりません。
これらは気の向いた時にちょこっとづつ作っております。(笑)
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今日はコンロッドのアーム部分をフライスで鋤き取りました。
すき取らなくても動作上は問題ないんですが、見た目がぜんぜん違うんです。実にメカニズムっぽくなるんです。
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フライス加工の終わったコンロッドです。円の部分はノミ、小刀、ヤスリで整形します。
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薪ストーブの内部、煙突下のバッフルプレートの中央部が溶けて穴が開いていたので鉄板に取り替えることにしました。
注文していた鉄板(SPHC黒皮付9mm厚)が入荷したので早速取付ける事にしました。
古いバッフルプレートを取外そうと引っ張ると簡単に2つに割れてしまいました!!
元々は7〜8mm厚でリブの入った鉄の鋳物ですがこんなに変形しています!
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元のバッフルプレートはストーブ奥の板にボルトオンされていましたが平板では無理なので側板に穴を開けて12mmのズン切りボルトを通し、奥の板とで支えるようにしました。後方に向って10°前後の傾斜が付いているので落ちて来る事はないでしょう。
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鉄板が無事に取り付きました。
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心なしか燃え方がきれいになった・・・ように思います。
炎が直接煙突に行かなくなったので熱効率も元のように多少はよくなるでしょう。
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ステンドオルゴールの蓋がほぼ元通りに収まりました。
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これ以上収縮する事はないと思いますが、ストーブのある部屋にしばらく置いて様子を見る事にします。(昼と夜の温度差が15℃以上あるのでかなり過酷な環境です!)
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今日は時の音色さんが昨年の12月に購入された栓の銘木を木取りしに来られました。
う〜ん、これはどちらもすばらしい見事な杢ですね。
左は色白の秋田小町か?と思われる程の美人です。右は少々年増ですが(笑)年輪が非常に細かく、こちらは美熟女です。
秋田小町は38cm巾、美熟女は75cmでどちらも身長じゃなかった、長さは2mです。

これらを作品のために切断するのは非常に勇気がいるんですが・・・(人事ながらワクワクします。)
時の音色さんはこの美しい杢を見て創作のインスピレーションが湧いたのでしょう。光の多いテラスの馬の上に乗せるとチョークでカットラインをスイスイ描いて行きます。
私のプレーナーは33cm巾までしか通らないので熟女の中央部に割れの入っていた部分だけを30cm巾に挽いてプレーナーを通しました。後はサンダーでゆっくり仕上げて下さい。
どんな作品になるのか今から楽しみです。
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トランメルギヤが完成しました。
ドライバーの軸受け部分をシェイプアップしてこのメカニズムのチャームポイント?である三角形のスライダーの動きがよく見えるようにしました。
この機構はローラーの直線運動と回転から成るので一般的な歯の噛み合うギアに比べて摩擦抵抗がほとんどありません。しかし実際に使われているのは見た事がないですね。
機構的に同軸にできない事や減速比が限られている事等が実用性には乏しいのかもしれません。
しかし、見ていて飽きない動きです!
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カノンさんで3週間の間、エアコンの効いた部屋でかなり反ってしまった蓋の修理をしました。
反りの主な原因はステンドグラスの嵌る溝の余裕が少なかったためでその分ステンドグラスがつっかい棒になって外側だけが収縮してしまったようです。
ステンドグラスを外して応力を抜き、裏側も乾燥させることで反りは元に戻りました。
溝を1.5mm深く切り直して蓋は収まりましたが蓋が前後方向に1mm縮んだので、その分前に出さなければなりません。蓋は収縮の分を考慮して少し後に余裕を持たせてあったので本体の蝶番の取付け位置を変えることで対応できそうです。
先ず、元の木ネジの孔を埋め木します。
4mmのWNの角材を作り、先端をノミで尖らせて接着剤をごく少量付けて打ち込み、釘引き鋸でカットします。この細かい作業には折れた短い釘引き鋸が重宝します。(笑)
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ノミで完全に面一にします。
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 蝶番の彫り込みを彫り直すために0.5mm厚の板で一旦埋め戻します。
サンドペーパーでオイルを落として、接着剤を全面に少量塗り、接着しました。
トリマー加工は一晩置いてから行います。
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チェストオルゴールが完成しました。
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引出しを少し引っぱり出して演奏すれば通常のボックス形オルゴールと同じ程度に鳴ります。
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さらに音色を豊かに響かせたい時は上の2つまたは中段の引出しを引き抜きます。
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上の引出しを抜くと下の引出しとの仕切板は途中でカットしてあるので下の引出しの上部の空間と上の引出しの入るスペースとで折り返し式の共鳴箱を形成します。(下図、グレーの部分)
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ムーブメントを組込んだ引出しの底板はタモ(杢)の薄板です。
これは引出しを引っ張り出して裏返さないと見えないんですが・・・
響板のスプルースに対して硬い板を使いたかった訳です。楓でも良かったんですが・・ちょうど良い寸法のタモが手元にあったのでという単純な理由です。

今後、この裏板の厚みを中央部と周辺部で異なる物を試作して音色の変化を確認したいと思います。
ヴァイオリンやチェロの表板と裏板は平板ではなく、周辺部に行く程薄くなっており、かつカーブしています。これは弦の張力に対抗するためだけではなく音色にも大きな影響があるようです。厚みが異なると単純モードの振動ではなくなり、より高次の高調波が増加して音色が変化することが考えられます。
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昨日、メジロ君の写真をアップしたところ、時の音色さんからブランコ式エサ台なるものの画像が送られてきました。(笑)

で、さっそく真似をして作ってみたというわけです。
ミカンを刺してあるのは工房で接着剤を塗ったりする時にいつも使う料理用の竹串です。
ぶらんこの足掛けは適当な枯れ枝を拾ってきました。後は針金細工で10分でかんせーい!
左のは竹の割り箸にミカンが落ちないように2mmの孔を開け、ツマヨウジを差し込んだだけの物です。

しかし、右のはミカンが下向きですから止まり木に留まって上を向いて食べる、または止まり木と横の針金に掴まって斜め上向きに、左のは割り箸に掴まって斜め下向き!!
さて、どんなアクロバティックな格好で食べてくれるのか楽しみです!

今日はあいにくの雪でくだんのメジロ君も姿を見せません。
きっと竹薮の巣で縮こもっているんでしょう。
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ディスクをドライブするローラーです。
径は16mm、センターに5.1mmの孔が開けてあります。
外周は少し太鼓状に挽いてあります。
これを切り離せば3個のローラーが完成します。
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回転部分のパーツが揃ってきました。
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ベースプレートや軸受け等の機構部品も揃ってきました。
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軸受けの位置を慎重に決めます。スムーズに回転するかどうかの重要なポイントです。
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