毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

工房日記

72弁オルゴールの製作-4

天板のカーブをガイドとしてバンドソーで側面をカットします。
このバンドソーは刃巾が60mmあり基本的に挽き割り専用ですが今回のように比較的大きいアールで切り落としが薄くてしなってくれる場合は特に問題なくカットできます。
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きれいにカットできました。
この後ベルトサンダーで鋸刃の痕を取り、ホルダーに付けたサンドペーパーで手仕上します。
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天板の前後のわずかな出っ張りを豆鉋で面一にします。
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4側面の仕上ができました。
まだ天板に緩やかな曲面を付けなければなりませんがこの研磨という作業はけっこうな重労働で一番疲れる作業なんです。サンダーを使うと早いのですが微妙なディテールが出しにくい上にちょっと油断すると削り過ぎやどうしても研磨のパターン痕が残りやすいのでオルゴールやジュエリーボックス等では仕上には使いません。
右はステンドグラス入りの箱ですが夕方には同じ工程まで追いついてきました!
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72/50/30弁オルゴール

72弁と50弁の箱を接着しました。
ドロワーロック継ぎ手は接着部分の糊付けは単純なんですが蓋の部分もあるので今朝の気温は25℃とはいえ、オープンタイムの短いタイトボンドは使えませんのでホワイトボンドで接着して明日まで放置します。
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50弁と3台の30弁オルゴールが完成しました。
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薔薇のステンド入オルゴールの製作-2

中断していたステンド入りオルゴール本体枠の接合部を加工しました。
今回は蓋を先に作ったのでそれに合わせてマイナス2mmの寸法に仕上げなければなりませんが仕上しろの分等も考慮して板の寸法をカットするのにけっこう気を使います。
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響板は新しい試みとして柔らかいスプルースに硬い楓を貼り合わせてみました。
後方に立っているのがそれで5mm厚のスプルースの両端に3mm厚の楓を接着したハイブリッド型?です。

手前は50/72弁の箱の内面仕上が終わり、接着の前にオイルを塗って乾燥させているところです。
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72弁オルゴールの製作-2

昨日の続きですが側板の凹面を磨きます。
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組立ててからは磨く事ができないので念を入れてきれいに仕上げます。
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側板の内側にもアールが付くので天板と響板を合わせるのはけっこう大変です。
(最終的には現物合わせで少しづつ調整しなければなりません。)
まったく同じ寸法ですが一台は50弁用にしました。
側板外側の曲面は先に加工してしまうとクランプが上手く掛からないので接着完了後に加工します。
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今日は昨日の高温多湿とは違って、日射しは強いですが北からの爽やかな風があったので湿度も60%台で、ずいぶん過ごしやすく作業もけっこうはかどりました。
真夏でもこんな気候だとずいぶん楽です。 

72弁オルゴールの製作-1

ステンドの枠が接着できるまで72弁の箱を2台作ります。
本体はサイカチの木です。サイカチはマメ科の広葉樹で実の鞘にサポニンを含む事から洗剤として使われたようです。材はピンクがかった明るい褐色で響きはそんなに強くないですが明朗な音でよく鳴ります。また寸法安定性が良く、反りも出にくいところが嬉しい木です!
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天板は幅広のサイカチがないので色調の似ているセンダンを使うことにしました。
この写真ではプレーナーを掛けたばかりなので白っぽいですがオレンジがかったもっと濃い色になります。
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2台分の箱の基本加工が完了しました。
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薔薇のステンド入オルゴールの製作-1

以前にHaさんに作ってもらった3枚のステンドガラスの内の残り一枚を天板に嵌め込んだオルゴールを作ります。この薔薇のステンドはその前にも作ってもらいましたがすぐにお嫁に行ってしまいました。
前回はウォールナッツでしたが今回はサペリを使います。

このステンドグラスは前後が曲線なので嵌め込むのがけっこう手間がかかります。
まず、框組みによる天板から始めます。材は狂いが来ないように充分乾燥したサペリの柾目材を使いました。

裏面のステンドが入る段欠きと表の面取りをしました。
長手方向はこの後接合部の留切りをしてから曲線に加工しますが、その時のガイドとなるように左右の枠と同じように加工しておきます。
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留切りと曲線加工が完了しました。これは裏面
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ステンドグラスを嵌めてみました。
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接合部にはビスケット#0を使います。
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接着に備えてオイルを塗布、明日の朝には接着できそうです。
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50/72弁オルゴールの製作-6

昨日、接着しておいたストッパーノブのエポキシが乾いたので旋盤でローズウッドの部分を加工しました。正面にゆるやかなカーブを持たせるのでこれは木工旋盤で削ります。
バイトで削った後、#400から#1000のペーパーで仕上げて最後はサンドペーパーの裏面で磨きます。
高速回転でワックスを掛けてできあがり〜。

後の真鍮の金具は30弁用の巻上げハンドルです。(メーカーのオプションのハンドルは背が低いので私の作る4.5〜6mm厚の響板では使えません! ねじを巻く時に爪が響板に当たって巻きにくいし、響板に傷が付いてしまう!)
こちらはもちろん金工用旋盤です。
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ストッパーノブを9個と巻き上げハンドルを10個作りましたが、この蒸し暑い季節は集中力が続かず、量産作業には向きません。(いや違う、歳のせいか?)
巻上げハンドルにφ3の真鍮棒を圧入する穴を間違ってφ3.1のドリルで開けてしまったため、圧入できません! ムーブメントに取付けるねじがM3.5だったのを幸いに奥にM3のタップを立てて押しネジで真鍮棒を固定して事なきを得ました。(こういう悪知恵はよく働くのですが・・・)
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50/72弁オルゴールの製作-5

天板の接着ができたので前後の縁取りを入れるために昇降盤で切り欠きを入れました。
切断面を見ても天板は隙間なくピッタリ付いているようなのでひと安心です。
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蓋と本体を切り離して、ウォールナッツの角材を接着します。
これは飾りだけでなく、天板の接着面積を増やして補強も兼ねています。
実はここまでの工程は昨日の午後、雨もたいしたことないので昼からもう一度工房へ行き3時までに接着を終えていたのでした!
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ウォールナッツのはみ出た部分を釘挽き鋸で切断します。
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前面と背面を鉋で面一に仕上げます。蓋の上面側が心持ち低くなるようにしておきます。
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上面のアールに沿って削ります。
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ペーパーでひたすら磨いて滑らかなアールに仕上げます。
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蓋と本体をクランプで固定して蝶番の取付け。
今回は彫り込みの要らない蝶番なので簡単ですがその分ガイドがないので3枚をきっちり並行に取付けなければスムーズに開閉できなくなります。
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正面のラッチ金具です。宝箱らしい金具を選んだつもりですが・・・。
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宝箱らしくなった?・・・笑
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早速ムーブメントを取付けて試聴!
なんと言うか・・・なかなか締まりのある、それでいて明るい伸びやかな音で鳴ってくれます♪
曲は「アメイジンググレイス」です。
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天然木を被せたストッパーノブが無くなったので在庫のノブを全て加工します。
まずはφ20に切り出したローズウッドの円盤にφ14、深さ2.8mmの穴を開けてノブをエポキシで接着しておきます。
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ムーブメントや金具類を一旦すべて外してオイルを掛けました。
手前左は30弁のスペシャルボックスに最終工程のワックス掛け1回目が終わった所です。
右の2台は以前に途中まで作ってあったカットガラス入りの30弁小ケース、ウォールナッツと山桜です。こちらも近々完成予定です。
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50/72弁オルゴールの製作-4

接着が完了したらバンドソーでラフカットします。
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鉋で少しづつ削って天板に合わせていきます。
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ほぼピッタリ合いました。
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クランプするための押さえ具を端材で作ります。
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押さえ具ができたら実際にクランプしてみてシミュレーションしておきます。
接着剤を塗ってからジタバタしてたのでは遅いので・・・この時点で入念にチェックします。
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接着本番です。
タイトボンドを均一に塗り、ありったけのクランプを総動員して一晩締め付けておきます。
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今日は午後から風雨が強くなるようですので大事をとってお昼で工房を退散! 

50/72弁オルゴールの製作-3

響板を切り出して50弁の所定の位置に穴を開けます。
響板はスプルースの柾目板を6.5mm厚に挽き、響板用に中漉きした物を以前に作ってあるので所定の寸法にカットして穴開けするだけです。
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ビビリ音防止用の小片を中漉きした両端に貼付けます。
接着完了後、はみ出た部分を切り取ってフラットにしておきます。
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ボンドを接合面に均一に塗布して両端に当て木をかましてクランプします。
はみ出たボンドで当て木が接着されないように当て木にサランラップを巻いておきます。
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