毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

工房日記

バイスクランプ

先日ブルノーズプレーンと一緒に届いたバイスクランプをボール盤に取付けました。


Img_3678


ボール盤のテーブルにはクランプ取付け用の長穴がありますがセンターに近すぎるのと巾が11mmしかないので、このバイスクランプの取付けボルト(12.7mm)が入りません。


そこでテーブルを外してバイスクランプ用の穴を開けることにしました。本当はもっと手前のコーナーに近い所がいいんですが、裏にリブがあって穴開けできません。手持ちの鉄工ドリルが12mmしかなかったのでテーパーリーマとヤスリで13mmに拡げました。鉄といえども鋳物ですから加工は比較的簡単です。


Img_3677




取付けはテーブルの裏からアイナットで手で軽く締めるだけで必要な時だけ取付けます。


もっと大きな径や深い穴を加工する時には右側にももう1本取付けます。


このクランプは片手で操作できるので材料の芯出しをして固定する時等に便利です。
またワークをしっかり固定することで加工精度もよくなります。


Img_3679



30弁標準箱の組立-その4

蓋を開ける時の手掛かりを付けるのを忘れてました!
部品の在庫が2個しかなかったので一挙に40台分作りました。
ローズウッドを3.1mm厚に挽いて、φ30の円盤を作り、φ28のスロットカッターで切った溝に差し込んでちょうど良い形になるようにカットして磨きます。φ30の円盤から2個できます。


蝶番を取付けて開閉具合を確認します。蝶番取付の段欠きが正確に加工されていると蝶番の取付けもスムーズに行えます。


Img_3675


取付けた蝶番を一旦外して掃除機を掛けて乾拭きし、オイルをたっぷりと摺り込みます。
2回ぐらい塗って、浮いたオイルを拭き取り、乾燥させます。


Img_3676



30弁標準箱の組立-その3

蝶番の取付けの段欠き加工をトリマースタンドで彫ります。


Img_3664_2


今まではいちいち箱の巾と蝶番の長さから計算してストッパーの位置を少なめに設定し、彫り込んだ結果から微調整をしていましたが、今回から1mm刻みのチャートをエクセルで作ったのでこのチャートから拾った寸法にストッパー位置を合わせればドンピシャです。
パラメーターは箱の巾、ヒンジの長さ、ビットの直径の3つですから、同じヒンジであればビットも同じ物を使うので変数は箱の巾だけとなり、いとも簡単な数式でエクセルが自動計算してくれます。


0001k4


今回は4種類の樹種で板厚の違いから微妙に巾が異なりますが非常に簡単にピッタリの段欠き加工ができました。


Img_3665


今までの物とはデザインを少し変えて4隅に縦方向の微妙なアールを付けてみました。


Img_3667


なかなかいい感じになってきました。後は細部の面取りをして、オイル下地の仕上げ磨きをすれば加工は終了です。


Img_3669







30弁標準箱の組立-その2

縁取りの材をペティワーク(小型横切盤)で1本ずつ長さを合わせて45°カットします。


Img_3658


天板の入隅に当る角を0.5C程度に面取りします。これは天板と縁取りの当たりを良くするとともに、接着剤の逃げ場を作っておくためです。


Img_3657


ありったけのクランプを総動員して接着中です。
接着剤は均一に薄目に塗りますが木口面は心持ち多めに塗ります。(環孔材の場合は導管に浸透する分を考えてのことですので散孔材の時は区別しません。)


Img_3661


エッジトリミングプレーンで面一になるまで削ります。


Img_3660


先行中の2台は契の接着まで完了。


こんな暑い日は早めに終了して、早風呂に入った後の一杯のビールが一番です。


Img_3662



30弁標準箱の組立

音の椅子と共鳴箱が一段落したので2〜3年前に木取りして寝かせてあった30弁用の小箱を組立てることにしました。


新聞師に包んで段ボール箱に入れてありましたが狂いは全く出ていません。


Img_3598


接着後、蓋部分を切り離し、トリマーテーブルで天板の周囲に縁取りの段欠き加工を行います。


Img_3637



アクリル保護板受けを箱本体内側の溝に嵌め込んで接着します。
ガタがあると演奏時にビビリの原因になるので厚み、長さを一台ずつピッタリ合わせて取付けます。


Img_3653



天板の縁取りは両端を留めにするので、これまた微妙な長さ調整が必要です。
材料取りはできたので、あすの朝、涼しいうちに気合いを入れてやりましょう。
今日の午後は工房内の温度も35℃!暑すぎて集中力が続きません。


Img_3652




ブルノーズプレーン登場

Veritasのブルノーズプレーンが届きました。


早速のバラバラ事件です。
これはこの手の金属の工具を買った場合(特に輸入品)は表面に必ず錆び止め処理がコーティングされているので、石油系溶材で拭き取ってから通常の皮膜を形成しない錆び止めを塗布します。
もちろん、どういう構造になっているのか各部を穴のあく程見て触って確かめておかなくてはなりません!(笑)


Img_3638


ブレードをセットした所です。
このカンナの特徴としてこの状態で、チゼルプレーン(ノミカンナ)として使用で来ます。


Img_3640


そしてトゥピースを取付けるとブルノーズプレーンとなります。


Img_3641


裏から見ると・・・トゥピースは前後に調節できますので刃口をできるだけ狭くすることで一枚刃ですが逆目をある程度押さえることができます。
精度のよい機械加工がされており、1本のネジを締めるだけで本体のブロックとトゥピースの作る左右の面が気持ちいい程ピタッと合います。


写真ではブロックの巾よりブレードの巾がわずかに広いですが、用途によって両面を使う場合はブレードの巾をブロックの巾にぴったり合わせて研磨しなくてはなりません。(和鉋のように用途によっては自分で仕上げなくてはなりません。)


今まで購入したプレーンのブレードの刃裏は砥石の研磨痕が残っていましたがこのブレードの刃裏はラッピングか電解研磨したようなマット面になっています。刃表には砥石の痕が残っていましたが説明書には「さらに良い切れ味を求めるには研ぎ直して下さい。」と書いてありました。


Img_3642


このカンナの一つの使い道としてこのような組立ててしまった入隅直前までをブルノーズで仕上げて、後の10mm弱をチゼルプレーンにして削れば完全に隅までカンナ掛けができます。


Img_3643


ローアングル(ベッド角度15°、刃先角25°)なので木口もきれいに削れますがトゥの長さが短い分、削り始めが安定しません。これはやはり専用のローアングルプレーンの出番です。


ブルノーズプレーンは結局、用途が限られてきますが、他のカンナではできない、ノミでは精度を保つのがちょっと難しいといった場合に活躍してくれるでしょう。


Img_3647


和鉋にも似たようなのがありました!
その名も「隅突き鉋」です!!


和鉋ですが押して使うんですね!(笑)



20150731_190121



20150731_190144



洋カンナの収納箱完成

収納庫の扉ができたので蝶番取付のための加工をトリマーでします。


扉はトリマースタンドで加工しますが収納庫本体の方はストッパー付フェンスを使ってトリマーを手持ちで加工します。


このポーターケーブルのトリマー7310は少し大きめで日本人にはちょっと使いにくいかもしれません。(私は手が大きいのでノープロブレム!)ベースもアルミ製でがっしりしていますがその分光の入る方向が限られるのでビットの先端が見にくいです。面取りやテンプレート、ガイドを使う場合はあまり問題にはなりません。ベースの高さ微調整機能が付いていますが動きが渋く使いにくいです。動作音は日立やマキタより静かですがこれは115V用を100Vで使用しているためかもしれません。100Vdw使ってもパワーはじゅうぶんにあります。
用途に応じて日立、マキタと使い分けていますが、今回は単に1/2"のストレートビットがたまたま付いていたので使っただけです。


Img_3622


きれいに収まりました。
この後、一旦本体から外してオイル仕上げをします。


Img_3621


完成です。そこらにあった材料を使ったのでマチマチですが・・・枠は椨、鏡板は捻れて18mm厚の板にできなかったサペリを12mm厚まで落として使いました。


Img_3632


明日、新しい小型の仲間が入居して来る予定ですが、すでに満室です!(笑)


Img_3634




反対側の収納庫も完成! こちらは扉の枠にも欅を使ったので割と揃っております。


Img_3636



洋カンナの収納箱設置

枠が出来上がったので早速窓に嵌め込んで取付け完了。


左は10年以上前に作ったノミ収納箱ですがこちらはすべてチーク材で贅沢な造りです。この中のノミはよっぽどのことがない限り錆びません。


Img_3617


バンドソー側から見た裏側の写真です。とてもきれいに収まりました。


Img_3616


早速、カンナマンション営業開始です。


えっ、扉がないので風通しが良すぎるし、プライバシーが守られないって!!
はいはい、そのうちに・・・


Img_3618


ドアを挟んで左側の窓にも同じ造りの収納箱を取付けました。こちらは製材工房側が表となります。
こちらの入居者はまだ未定ですが、すぐに完売すると思います。


Img_3619


こちら側は窓枠が傾いているので取付けには苦労しました。なんせ丸太組の小屋が母体の建造物ですから垂直や水平の出てない部分があるのでカンナマンションの3倍以上時間がかかりました。


これで少しでも散らばっている物が整理できて工房も徐々にかっこ良くなって行くのでご期待下さい。


Img_3620



洋カンナの収納箱

ずっと前からの懸案だった洋カンナの収納箱をやっと作ることにしました。
洋カンナは台が鋳鉄のため、この時期ちょっと油断すると錆びるんです。
刃は防錆油を塗っているので大丈夫ですが台は使う時に素手で触ったりしてすぐに油分が落ちてしまうので・・・



設置場所はメインの工房と建て増しした製材工房の間の窓なので窓の枠の寸法に合わせます。
材料は本体が私はあまり使わない欅と(板目で超硬い!)裏板はタモの薄板です。
本当は油分の多いチークにしたかったんですが、適当な厚みの板がなかったので良く乾いた欅にしました。
棚板はチークです。(笑)


扉は・・・枠ができてから考えます。





Img_3599


裏板は4枚矧ぎでトリマーで本実加工をします。(接着剤は付けません。)


Img_3600


枠はあられ組にしたかったのですが時間がかかるので手を抜いてビスケットで超簡単に接合します。
(へたなあられ組みより強いかも・・・)


タイトボンドをたっぷり塗ってベルトクランプで締め付けておきます。
棚板は取外し式です。


Img_3603


いちびってカンナを置いてみました。


うん、なかなかいい感じ・・・。


Img_3602



サペリの共鳴箱完成

天板と本体を接着するのに必要な当て木、クランプ、ビスケット、ヘラ、竹串、濡れ雑巾等を手の届く所に用意します。
ビスケットの数は16枚、この季節接着剤の乾きが早いので時間との勝負です。
接着剤を塗ってから道具を探していたのでは間に合いません。


一番上のジグは側板下部の半円部分にクランプを掛けるための物で左右を連結しておくと半月型の当て木が逃げないので的確かつ迅速にクランプできます。


Img_3578_2



まず、実際にビスケットを何個か挿入し、天板を当て木を介してクランプし、予行演習を行うと同時に各部の当たり具合やクランプの位置を確認しておきます。タイトボンドを塗る順番や方法も頭の中でシミュレーションしてから一旦バラして本組立に入ります。



Img_3576



今回使ったBesseyの600mmクランプの重いこと!!
1本4kg近くありますから4本で16kg! 共鳴箱より遥かに重いです(笑)
しかし懐が120mmと深いのでこの共鳴箱のように天板が張り出す形の時はいつものポニークランプでは力が偏ってうまく締められません。また懐が深いのではみ出た接着剤を拭き取るのがとても楽です。この重さには閉口しますが・・・


Img_3579


タイトボンドは3時間も圧着すればクランプを外してもOKです。
天板に仕上げのペーパー掛けをして背板を取付け、組立て完了です。


Img_3581


・・・で、さっそく試聴を・・・


ウ〜ン、そんなによく鳴るという感じではないですが、ナチュラルで暖かみのある優しい音です。


Img_3584


オイルを塗って乾燥中、あと一週間くらいで仕上げが完成です!


Img_3585



プロフィール

野山のおるごーる仙...

ギャラリー
  • 久々の昇降盤整備
  • 久々の昇降盤整備
  • 久々の昇降盤整備
  • 久々の昇降盤整備
  • 久々の昇降盤整備
  • 美山コンサート終了
  • 美山コンサート終了
  • 美山コンサート終了
  • 美山 朝の散歩
最新コメント