毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

工房日記

榧(かや)の実

今日、Tさんが榧の実を持って布袋工房に来られました!


始め、アーモンド?と思いましたが、それにしては少し大きく、扁平ではありません。「食えるの?」


榧の材は時々使いますが、実(種)を見るのは初めてです。
「ストーブの上で炒って持ってくよ」と言われてどんな味がするのか楽しみにしていました。


はい、届きましたぁ!


殻を割ると渋皮に覆われた種子が現れます。種子には小さな凸凹がたくさんあり、渋皮は簡単には取れません。


手前の2つが果物ナイフで軽くこそげて、だいたい取り除いた物です。


渋皮の付いた物と食べ比べてみると、付いた物は口の中で少々もさもさするのと、ほんのわずかエグミが残るものの特に食べられないと言う程ではありません。


そして味は・・・アーモンドではありません、ピスタチオでもない・・・もちろんピーナッツとも違います。〈榧の味!〉でした。


う〜ん、形容しにくいのですが、噛んだ最初はほとんど味がありません、しばらくするとほのかな甘みというか案外あっさりした味ですが、ナッツ独特の旨味があります。(アーモンドやピスタチオほど味のインパクトはありません)


渋皮を剥いている時に感じましたが、とても油脂分が多く、指がツルツルになります。


家に帰って調べると榧の実油というのもありました。¥2,300 / 100mL !(オスモオイルより4倍ほど高い!!)


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ちょうど先日、榧の小ブロックがあったので、遊びで作ってみた榧の容器に入れてみました。


うん、なかなか色のコントラストもいいし、ナッツポッドにするか!
それにしても榧の木は樹脂分が多く、旋盤で挽いて磨くだけで艶が出ます。肥松のようにねっとりした木肌ではなく、しっとりとつややかです!(おっさんと若い女性の肌の対比?)


このポッドはオスモカラーのワックスなしで一回拭いただけですが、他の針葉樹でこんなに艶が出るのは目の詰まった一位ぐらいですね。



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ジグソーテーブルの製作

先日から朝の時間、ずっと工房の整理をしていますが、いろいろな物が出て来ます。台湾製のテーブルソーがあったのですが、精度や振動が気に入らず、ずっと物の台になっていました。


ラフカットになら十分使えるのですが、ラフカットの場合はもともと基準面の出ていない材をカットする事の方が多いので、手持ちの丸鋸を使う方がどんな形状の材に対しても柔軟性があり、十分に考えて切断すれば、丸鋸の方がかえって安全です。


自分が気に入らない物を人に譲るのも気が進まないので、ずっと工房の隅に埃を被って物置台になっていました。


最近、一枚板の飾り額を多数作る計画があり、通常は糸鋸盤で切り抜くのですが、糸鋸は板厚が厚いととても時間がかかり、(私のはホビー用なのでストロークが小さい)10枚以上一度に切り抜くのは苦痛です。
ジグソーは本来、手持ちで使う物ですが、このボッシュのジグソーはストロークが25mmあり、軟質の木材なら100mm厚、アルミ板は20mm、鉄板は10mmまでの能力があります。以前に大型のテーブルの緩やかな曲面等はこのジグソーの独壇場でしたが最近はあまり使う機会がありません。そこでこのジグソーをテーブルソーのテーブルに装着してジグソーテーブルにする事にしました。


テーブルトップの裏面に手持ちの10mm厚のアルミ板を加工してはめ込み、ジグソーを固定します。


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ジグソーの固定はこんな感じ、ジグソーは手持ちで使う事もあるので、市販の金具を一部加工してM5のキャップボルト4本で簡単に着脱できるようにしてあります。


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筐体の方は潔く?丸鋸部分を排除して、付いていたパドルロッカースイッチと冬はカチカチになる低品質電源ケーブルも気に入らないのでスイッチ付コンセントとソフトPVDFケーブルに取り替えました。筐体の後部はこのジグソーを手持ちで自分のお尻がはみ出る分を切り抜きました。(これは彼の得意技!)


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テーブルトップにしっかりとジグソーが固定できました。後は段差が無くなるように硬質の木材で蓋をすれば出来上がりです。


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ジグソーのブレード部分です。もともとここには丸鋸のブレードが出て、周囲に板金をプレス加工した蓋が付いていたのですが、この蓋のトップはヤクザな造りで全く平面が出ておらず、しかもテーブルトップの面とも段差があるという代物でした!! よくもまあこんな製品を平気で売れるものです。幸いテーブルトップの平面度は特に問題なかったので使いましたが・・・


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桜材で段差を埋めて完成です。
JEPSONのブレード角度表示板は不必要ですが、L型に曲げられたかなり分厚いしっかりした鉄板だったのでテーブルトップと筐体の補強になると思い、元通り取付けました。


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ブレード部分の拡大です。このテーブルトップはマイターゲージがそのまま使えるので便利です。


これは直線切り専用のブレードですが曲線用に替えればわりと小さい部材の曲線加工も安定して可能と思います。


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さて、ジグソーテーブルの宿題はジグソー本体のスピードコントローラーに簡単にアクセスできる窓開けと集塵システムです。・・・またそのうちに・・・


木っ端の製材

今日は材木置場を少しだけ整理し、使えそうな木っ端の製材をしました。


橡の耳?ですが、なかなか素直できれいな肌です。


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栗の入皮部分、虫孔がいっぱいありますが逆にこれを生かして何かに・・・取り敢えず18mm厚に挽きました。


この他にも水目の角材の切り落とし、カリンや橡の△材等等けっこうな量の板材が取れました。


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ついでに楠のこぶこぶ丸太も製材、樹齢が若いせいか美しい杢はありませんが、きれいな縞模様の板材が取れました。


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この所、バンドー君のと言うよりブレードの切れ味がすこぶる快調でご覧のとおり切断面もとてもきれいです。
材を軽く押すだけで、スィーと切れて行くのでとても気分がいいです。


八角柱の製作


またまたジグですが今回は直方体の4つの角を落として、八角柱を作るためのジグです。


なぜ八角柱を作るのか?ウッドレースで加工する時に四角い物から丸い物にするのは大変です。厚みの薄いものなら(6cmくらいまで)始めから曲線切り用のバンドソーで円形に切り出せばいいのですが、分厚い物は非常に切削抵抗が大きくなって時間がかかるのと8cm以上では安定して切れません。そこで製材用のバンドソーで角を大きく落としてウッドレース切削時のラフィングガウジへの負担軽減と時間短縮を図ります。


並行ガイドに取付けた直角のコーナーに四角柱を立てて、バンドソーでカット、あっという間に切れます!


写真では角度調節機構が映っていますが、45°以外は不必要だったので取外しました。(結局は専用ジグの方がシンプルで使い易いです。)


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コーナーのどちらかにスペーサーとなる板材を挟んで6〜15cm角まで対応できます。


厚み(長さ)は径にもよりますが20cmくらいまでで、それ以上は従来通り手押し鉋で八角柱を作ります。このジグで安定して(安全に)切れるのは直径の1.5倍程度と考えた方がよさそうです。


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八角柱がいっぱい出来ました!


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じゃがいも

筋向かいの布袋工房さんに時々来られるTさんから特大ジャガイモをたくさんいただきました。


じゃがいも大好き仙人としては超嬉しい限りですが、いろいろと調理法を考えなければなりません。
先ずはその大きさを見てください。乾電池はおなじみの単三サイズ、左は小さい方、右は中くらいの物です。



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一日目はオーソドックスに工房の薪ストーブに鍋を掛けて塩茹で、そしてバターで・・・あつあつ、ほくほく・・・[E:happy01]


バンドソーで作業してる間にちょっと茹で過ぎてしまいました。
あっ、手前のねじ釘は中までよく熱が伝わるように突き刺してあったコースレッド75mmです!


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二日目は我が家でちょうどお食事当番でしたので、夕食にジャガイモずくしを


左からジャガイモとキャベツ、セロリとベーコンのスープ、大皿の上はジャガイモのステーキ醤油味ベーコン添え、右はジャガイモと玉ねぎのパンケーキ、スモークサーモン添え、中央はジャガイモのバターソテー黒胡椒風味です。パンは高木ベーカリーのプチバタールのオリーブオイル焼きとチーズ入りプチバタールでした。


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ジャガイモはもちろんご近所にもお裾分けしましたがまだまだあります!
当分の間ジャガイモ料理が続くと思われます。 しあわせ〜〜。


Tさん、ありがとうございました。


マリアージュ オルゴール

先日といってもだいぶ前に木彫のTさんからの依頼で娘さんの結婚披露宴会場の受付に置くフレームにオルゴールの取付を依頼されました。


つい最近、娘さんの結婚式があり、とても好評だったらしいです。[E:notes][E:up]


額の右上にいるつがいの小鳥達が回転します。(この辺は時の音色さん風ですね・・笑)
曲はもちろん結婚行進曲・・メンデルスゾーン 真夏の夜の夢より・・です。ムーブメントは18弁ですがバランスの良い音で良く響きます。
フレームや小鳥の部分の材質はシナの木なのと厚みに制限があるため、小さな短い木ネジで回転機構に固定するには強度的に心配です。そのために桜の薄板を前から見えないような形に切り抜いて小鳥の裏に貼付けて回転台に固定しました。またネジ巻き用のハンドルも桜材を旋盤で挽いてこの板に目立たないように取付けました。しかし他人の作品に手を加えて加工するのはとても緊張します。でもたいそう喜んでもらえて良かったです。


こんなサプライズでお祝いしてもらったら、ちょっぴり照れくさくて超嬉しいでしょうね。


娘さん、ご結婚おめでとうございます。小鳥たちのように仲睦まじくお幸せに・・・[E:heart04]



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薪割り

今日は先日造園屋さんが持って来てくれて、玉切りにしてあった木を薪割りしました。


立ち枯れのようで根元に近い部分はしっかりしてますが、上の方は菌が入ってぼそぼそです。
ぜいたくは言ってられませんので全て割って薪にします。その代わり枯れてる部分は今年使えそうです。(笑)しっかりした薪に比べると3倍くらい早く絶ってしまいますが・・・
腐ってない部分はまだ今年は使えません。乾いた薪と入れ替えて下の方に積みますが、これが薪割りよりも思いのほか重労働で腰に来ます。



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今日は風がけっこう強く朴の葉っぱがたくさん落ちました。幹の直径はまだ10cmにも満たない朴の木ですが、葉はいっちょまえに大きく、大きいのは30cm近くあります。
写真の左から二つ目は標準的なクヌギの葉ですから、朴の葉がいかに大きいかおわかりいただけると思います。



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ルータービット改造

トレーを掘るのにディッシュビットを使いますが、なぜか市販品には立ち上がり部分が垂直でRの小さい物しかありません。


今回のトレーは立ち上がりの緩やかな物が必要なので手持ちのビットを改造しました。


手元にほとんど使っていない大きめのさじ面ビットがあったので、ガイドベアリングを取外してベアリング取付け部分のボスをグラインダーとヤスリで削り落としました。


グラインダーをかける時は超硬チップに触れないように細心の注意を払います。後はヤスリできれいに整形。


左は通常のディッシュビット、右が今回改造した物です。



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上が今回の改造ビットで加工、下は底面が安定するように従来のディッシュビットで1mmだけ彫り込みました。


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反対側も面取りし、オイルを塗って完成です。


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ルータースタンド用集塵装置の試作

7月中頃に作ったルータースタンドを再び使うことになり、以前のように(7/17の記事)粉まみれにはなりたくないので昨夜に考えた通りの集塵装置を試作しました。


今回の作業は以前と同じで板の片面を彫り込む作業なのでテーブルの下面からのみの集塵を考えます。


〈コンセプト〉


1)簡単に取付、取外しができること。


2)ルーターのスイッチが操作できること


3)ルーターの高さ調節が簡単にできること


2)についてはルーターのスイッチはONのままにして外部のスピードコントローラのスイッチで操作できるのでOK


3)は今回試作なのと1)が簡単にできればまあいいか、ということで色々考えた結果、うってつけの物がありました!!



はい、娘が昔使っていたコクヨの学習机の高さ調整機構です!!!(色もピンクでかわいい!・・・関係ないか)


学習机は分解して大型ゴミに出し、このエレベーション機構はなかなかよくできているので何かに使えるかな?と取っておいたヤツです。ハンドルを回すと左右のポストが連動してスムーズに約60mm上下します。


この上に板を乗せて、板の上にダストコレクターとなるトマトジュースの空き箱を乗せてハンドルを回せばルータースタンドのテーブル下面にぴったりと隙間無く収まります!


トマトジュースの空き箱にはφ38の掃除機ホース孔と電源ケーブルの取り出し用の凹を加工しただけです。


このエレベーション機構の良い点は左右ポストの間隔が40cmあるので、ほんの少し下げれば下の合板を抜いてダストコレクター本体がいとも簡単に着脱できます。(10秒もかかりません!)


エレベーターの下の台は単なる高さ合わせの適当な物で、ダストコレクターを新たに作る時は高さをこの分高くすれば不要です。


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ダストコレクターを取外した状態です。


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今回24枚の板を加工して外部に飛散したダストはこれだけです。(白い合板の上の茶色の細かい粉のみ)


集塵率はほとんど100%で大成功!!  快適に作業できました。



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作業後のコレクター内の写真です。回りに落ちているのは外す時にうれしさのあまり、こぼしてしまったゴミです。(笑)


大きな切粉はサイクロンのように慣性で下に溜り掃除機の方には行かないようです。


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〈考察〉

正式に作る時の注意


1)ダストコレクターの高さを下の台の分だけ高くする。


2)掃除機のホース接続位置はコレクターの高さの中程程度に設ける。


3)前板をアクリまたは透明PVCとして内部が見えるとともに開閉可能とする。



と、まあこんな所ですが、正式に合板とアクリで作るとそれなりに重くなるし、かさばるので、多分このままトマトジュースで使い続けると思います。(笑) 改良も簡単で、一番いい所は軽い!の一言に尽きます。正面に窓を開けてプラバンを貼るかな?(どんな風に集塵されているのか見てみたい)


ストーブ準備

今朝の工房内の温度は8.6℃!eye ということは外気温は6〜7℃!!


天気のいい日はまだ自転車通勤ですから、着いた時は手以外はぽかぽかですが・・・しばらくすると冷えて来るので石油ストーブ点火。薪ストーブもそろそろ準備しておかなくてはなりません。


ということで、天気の良い日のうちに、屋根へ登って煙突のカバーを外し、ステーや張りワイヤー等の点検も完了しました。


後は室内の作業台のレイアウトを冬バージョンにしてストーブ本体を出せばいつでもOKです。


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