毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

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ダイニングチェア組立-2&角ノミ盤の改良

昨日組立てた後脚側の1mmほど突き出た割り楔のホゾをカーブに合わせて鉋で削ります。
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脚と面一になったらサンドペーパーできれいに整えます。
まだ最終仕上ではないので#240で一応仕上げておきます。
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いよいよ2方向に異なる角度の付いたホゾ穴を加工するわけですが、その前に角ノミ盤の改良をすることにしました。
通常、角ノミ盤は細い角材等にホゾ穴を開けるために考えられているのでテーブルが小さく、奥行きもわずかしかありません。今回のように組立てられ、しかも曲面を有するワークに角度付きのホゾ穴を加工するには色々な寸法の木片を探し出して下に当てがって加工していましたがそうすると面積の限られたワークベンチ上では作業できず、床の上で座業でやっていました。
そこで今回は延長テーブルを作ることにしましたがワークを押し当てる鋳物のフェンスに延長テーブルを取付けて既存のテーブル上を前後にスライドできるようにしました。これでフェンスの位置を変えてもテーブルの奥行き寸法は変わらないのでワークがずり落ちることもありませんし木片をあてがう位置も変えなくて済みます。
既存の小さなテーブルは表面も長年の使用でかなり荒れていたので裏返して延長テーブルとフェンスを固定している3mm厚のアルミフラットバーがスライドできるように2本の溝を掘りました。
というわけで思ったより大工事となり、肝心のホゾ穴加工は明日へと持ち越しとなりました。(笑)
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角度付きホゾ穴加工のシュミレーション(後脚)です。
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前脚側です。
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ダイスとタップの収納改良

今日は椅子作りをちょっとお休みして、だんだん数が増えているダイスとタップの収納を改良しました。
モデルは以前に作った使い勝手のとても良いこの金工旋盤のアタッチメント収納です。
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タップは穴に立てて突き刺しますがダイスは真鍮釘に架けることにしました。
予備を含んで16種類×2列です。
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32本の真鍮釘を等間隔で同じ高さに打つのはかなり難しい仕事です。
釘を同じ高さで垂直に打ち込むための即席ジグを作ってみました。
18mm厚の端材に2mmと6.5mmの穴をつないで開けただけの物です。
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私は釘打ちはあまり得意ではないのですがこのジグできれいに揃えて打ち込むことができました。
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けっこう揃ってると思います。(自己満足)
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取付完了!
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タップや奥にある物を取り出す時はこのようにスイングします。
これで使った後元の位置に戻しておけばそこらに散らばっていたダイスを探したり見えにくい刻印のサイズをいちいち確認する必要もなくなります。
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巨大フォスナービット

先日届いた直径75mmのフォースナービットです。
私の持っているので最大のものは55mmでしたが硬い材ではボール盤が止まってしまうは、煙は出るわで、あまり出番がありませんでした。
今回のビットは超硬刃なので切れるのでは?と思って買ってみました。
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さっそく楓の角材に穴を開けてみました。
低速回転で同じ速度でゆっくり送ればそんなに抵抗なくきれいな穴加工ができました!
しかし恐ろしいほどの削り屑が出ます!(笑)
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削り屑です。
よく研がれた鉋の鉋屑と同じような削り屑が出ます。
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旋盤でもきれいに加工出来ました。
こちらの材はこれも硬いミズメです。
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トリマー用平面切削アダプター

埋め木をした時のはみ出した部分等で小さい物や短い部分は釘引き鋸で簡単にカットできますが長い溝や鋸が入れにくい部分は全部を鉋やノミで削るのはたいへん骨の折れる作業です。
トリマーのベース半分に薄板を取付けてこれをベースにすることによってビットを薄板の分だけ出せばトリマーで平面切削が可能となります。
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ベースに3mm厚のアクリル板を取付けただけです。
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2本のビスを外して供締めするだけですから取付も簡単!
手前のツマミは無くてもいいんですがあった方が見た目もいいし、操作性もよくなります。
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ビットの出は3mm厚のアクリル板より心持ち上がった位置にセットします。
この分の削り残しはトリマーで切削後、鉋で仕上げたほうがきれいに仕上がります。
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珍品!トキワオルゴールの修理

今月は名古屋のカノンさんでオルゴールと木工展を開催させていただいていますが、ある方がカノンさんに寄贈されたハリウッド生誕100周年記念オルゴールなる物を見せていただきました。
ちょうど16日のコンサートの日にご本人のYさんが来られたのでお話を伺いましたがずいぶん昔にお店にあったのを全部買って(10台以上あったと思います。)仕舞われていたらしくて詳しいことはわかりませんとのことでした。
それでその内の1台を誤って落としてしまい飾りのラッパが取れているが何とか直りませんか?ということで引き取って来たのがこれです。
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ラッパの本体は樹脂製ですが付け根は金属製なので何とか修理できそうです。
ムーブメントは20弁の手回しですが両端の櫛歯は使用されていない(昔のタイプにはよくあります。取付調整時のガイドに使ったんでしょうか?)ので実質18弁です。
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手回し機構のカバーには"TOKIWA ORGEL"と1953年発祥の刻印があり、その頃埼玉県にあったトキワ精機のムーブメントのようです。この会社は20年間ほどだけ小型のオルゴールムーブメントを製造していたようですが台座への取付けネジはプラス頭の木ネジ、櫛歯の固定ネジもセンターポイント付きのマイナスネジなのでそんなに古い時代の物ではなさそうです。
それでも製造していたのは1970年代までですから45〜50年前の製品と思われます。
それにしてもこの頃のオルゴールムーブメントは実に丁寧に作られています。
シリンダーも今の18弁ではピンも含めてワンプレスで成形した物を丸めて使っていますがこのシリンダーではピンは1本づつ圧入あるいは溶接されているようです。(そのためピンの形状が美しい!)
またベースの板には小さいながら無垢のチーク材が使われています。
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箱のシールには"FUJI"のロゴが印刷されていますが、これは静岡にあったFUJIオルゴールではなく、トキワのオルゴールにもFUJIのロゴが使われていたようです。ゼンマイ式の同社のムーブメントの香箱にはFUJIのロゴと富士山をデザインしたマークが刻印され、MAID IN JAPANと誇らし気に入っています。
この頃のオルゴールはアメリカ向けに大量に輸出されたり、駐留していたアメリカ兵がお土産にたくさん買って行ったらしいです。そでれ日本のシンボルとして富士山を使っていたようですね。
エンジェルオルゴールは発売元の藤井清美堂の商標のようです。
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さて、修理の方ですがラッパの方はともかく、この取付部に問題がありました!
中心に穴を開けてM3のタップを立てればいいわけですがこの基部が何とラッパの角度が変えられるようにボールジョイントになっているんです。そしてこのナットを弛めてもボールのパーツを取外す機構がどこにもない!! これはボールを嵌め込んだ後ナットの頭を絞って固定したんでしょうか?謎です?!
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ボールが回転しなければ旋盤で簡単に精度の高い加工ができるんですが、仕方がないのでナットをバイスで固定してボールの上のテーパー部をプライヤーで慎重に掴んでボール盤で注意深く下穴を開けました。
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ラッパの方は簡単です。本体は樹脂ですが基部は真鍮なので加工はお手の物です。
しかしこの樹脂、朝顔の先の方はペラペラですが柔らかい割りには腰が強いんです。
ひょっとして製造年代から考えるとセルロイド!
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M3のタップを立てます。
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結合するM3ネジには真鍮のビスの頭をビスカッターでカットして使いました。
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これを苦労してネジを立てたボール部に捩じ込めば完了ですがボール部のネジが浅いので念のためにエポキシ接着剤を併用して取付けました。
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何とか修理完了しました。
カノンさん、23日にお持ちいたします。
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箱の中に入っていたタグです。
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契り加工ジグの改良-2

6角ナットがモロに見えるのが面白くないのでウォールナッツの円盤を貼付けました。
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旋盤でナットの端面を整形します。
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反対側はツールレストを木工用刃物台に交換して曲面に挽きました。
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かんせ〜い!! 手触り、締め心地共にgoodです!
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契り加工ジグの改良

箱や枠の角に昇降盤で契りの溝を切るためのジグですがワークを挟んで固定するのにM10のナットをスパナで締め付けていましたが、スパナで締めるほどの力は必要ないし、かと言って素手では少し弱い・・・そこで直径45mmの木製ノブにナットを埋め込むことにしました。
これなら素手で十分な力で締め付けることができますし、いちいちスパナを準備する必要もありません。
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木製ノブの拡大写真です。25mm厚の桑の端材にM10ナットを埋め込んでエポキシ系接着剤で固定しました。接着剤が完全に固まったら旋盤で形を整えます。
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オーバル続々と・・その4の9

こんな楕円の部分に蝶番を付けるのもこのジグの得意技です。
まず蝶番のセンターと両端をマーキングして蝶番のセンターをジグのセンターに合わせます。
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A、Bのストッパー位置をセンターからそれぞれ蝶番の長さの半分ービットの半径の位置にセットします。
トリマービットの高さをジグ面から1.1mmにセットし、ジグをAからBまで送れば溝切り完了です。
蝶番の厚みは2.4mmですが切り込み深さをー0.1mmにして本体と蓋の間に0.2mm隙間を空けることでピッタリきれいに閉まるようになります。
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狙ったとおりの位置に蝶番の取付け溝が掘れました。
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次はストッパーですが3mmの真鍮棒の先に1mmのエンドミルで深さ1.2mm長さ5mmのキー溝を掘ります。
一発で掘ると細いエンドミルが折れたり溝が曲がってしまったりするので0.2mmづつ6回切削しました。
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1mm厚の真鍮片をキー溝に嵌め込んでハンダ付けしますがずれたり外れたりしないようにステンレスワイヤーで縛ってからハンダ付けします。
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はみ出た不要なハンダをナイフ、ヤスリで丁寧に削り取ってスチールウール#0000で磨きました。
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長さを合わせてロッドを切断しました。
今回のストッパーの部品はこの3点だけ、いたってシンプルです。
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上手く作動しました。見た目もスッキリ!
但しこの方法はムーブメントの取付け位置や向きに制約があります。
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L-レンチドライバー

キャップスクリュー(6角穴付きボルト)をたまに使用しますが通常のL型レンチは固く締め付けたり弛める時には力が掛けられていいのですが、ネジを軽く回す時は大変使いにくいものです。
写真上のT-ハンドル付きはこの点、とても使いやすいので2.5mm以上の物は揃えていますがそれ以下の物はないようです。(メーカーによっては2mmまであるようですが私の行くHCには置いていませんでした。)しかし、このタイプも狭い所や細いネジ(対辺2mmはM3用)の場合は使いにくい時もあります。
そこで2mmのドライバータイプ(写真下)を作ってしまいました。
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先端のビットは通常のL-レンチをグラインダーでカットした物です。
これを真鍮6mm丸棒に穴を開けて差し込み、M3セットスクリューで固定した物をジャカランダーパルドの柄に差し込んでエポキシで接着しました。
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これで狭い場所の小さなキャップスクリューを回すのがとても楽になりました。
写真下は通常の2mmL-レンチです。
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オーバル続々と・・その4の6

オイルがほぼ乾いたので組立てて見ました。
このオーバルおまけシリーズはみんなオルゴールらしくない形ですが昨日のアイロンやこの”バスレフ”等はその最たる物です。(笑)
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蓋を開けたところです。
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中身はちょっと窮屈そうですが50弁がぴったり収まっています。
でも音色は結構おおらかです♫
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野山のおるごーる仙...

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