毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

マニアック

ニューギヤボックスの試作

ジャンク箱を整理していたらイエローサブマリーンを作った時に余分に買ったジュラコンのギヤが出てきたので、なにか創作意欲がむらむらと湧いて、新しいギヤボックスを作ってみました。
ジュラコンですからあまり大きなトルクには耐えられないので18弁ムーブメント用です。
まずギヤボックス本体となる真鍮の角パイプに穴開け加工をします。
写真はベベルギヤの噛み合う角穴をフライス加工しているところです。
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3日間の自宅待機中に詳細な図面を作成しておいたので作業が順調にはかどります。(笑)
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今回はムーブメントの巻き上げ軸と出力軸を直交させたかったのですが標準のムーブメントでは片方にしかシャフトが出ていないのでスパーギヤを一枚入れて巻き上げ軸と出力軸をその分ずらしてあります。両軸のムーブメントが手に入ればこんな苦労はいらないんですけど・・・。
一応、想定通りに動きました。スパーギヤは1:1、ベベルギヤは3:1なので出力軸は3倍のスピードで回転します。
さて、このギヤボックスを何に使うかはまだ内緒です。
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18弁ウエーブボックス用ストッパー

昨日の18弁ウエーブボックス用のストッパーです。
このタイプは現在、すでに見ることはありませんが、30年以上前のルージュにはよく使われていたようです。
錘り式と言うのかシリンダー式と言うのかよくわかりませんが細いロッドに貫通した筒(シリンダー)状の錘りがオルゴール本体を傾けることにより、重力でシリンダーが移動してガバナの回転羽根の回転を止める構造です。
オリジナルではロッドには1mmくらいの鋼線が使われていますが1mmではロッドの先端からシリンダーが抜け落ちないようにするための加工が私にはできないので2mmの真鍮棒を使いました。
シリンダーも真鍮の5mmの棒のセンターに2.1mmの穴を開け、途中までは3.7mmのドリルで段付穴にしてあります。
2mmのロッドの先端には抜け落ち防止用のピンを打ちますが0.7mmのドリルで丸棒のセンターに開けるのは至難の技です!
しかし40年以上前に買ったこの0.7mmのドリル、すばらしい切れ味なんです。多分、出張の帰りに秋葉原のジャンク屋さんで見つけて買った物ですが10本セットでまだ7本残っています。
当時はオーディオをやっていましたからプリント基板の穴開け用にしか使っていませんでした。(笑)
ケースには「東芝タンガロイ」と銘打ってありますから材質はタンガロイ=タングステンアロイ、つまり酸化タングステンの超硬ビットなんです・・・良く切れるはずや!
当初、1mmのハイスドリルで開けようとしたんですがポンチを打っても刃先が逃げる、逃げるで2回失敗したあと、もしやと思ってこのタンガロイを使ったところ、ポンチなしでも一発でセンターに開きました!
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で、この小穴に打ち込むピンですが最初予定していた1mmの真鍮釘(写真中央)では太すぎるので在庫の0.8mmの真鍮ワイヤーを使いました。
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ワイヤーを適当な長さにカットして旋盤で掴み#400のサンドペーパーで摘むようにして磨り減らします。少々テーパーが付きますが打ち込むのにちょうどよいかも。
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ロッドの0.7mmの穴に入るようになりました。
これで10mmくらいの長さに切ってロッドに圧入し、両端が0.7mmずつ残るようにカットして磨きました。
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ロッドにシリンダーを通してから現物合わせで慎重に曲げたら、反対側の端を金床の上でハンマーで叩いて伸ばします。巾が5mmくらいになったら3mmの取付け穴を開けて周りをきれいに切り取ります。
これをムーブメントの櫛歯を留めている片方のネジを外して共締めすれば完成です。
写真はシリンダーが右に寄った演奏状態です。
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ムーブメントを左に傾けるとシリンダーが重力で左にスライドしてガバナの回転羽根に当たり、演奏が停止します。
見た目も楽しいし、ムーブメントを見えないようにした場合はちょっとミステリアスな感じですので小型のオルゴールにはとてもいい機構だと思いますが、これ作るの大変ですわ!
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 作ってから気が付きましたが、この取付け方ならシリンダーはガバナのカバーに当たって止まるので抜け止めピンは必要ないですね! そうすると取付側の鍛金加工から始められるのでロッドの曲げ加工がずいぶん楽になりそうです。

金工旋盤用の木工バイト台の製作

ウエーブボックスの足を旋盤で挽く事にしましたが小さなパーツは木工旋盤より小型の金工旋盤の方が扱い易いのですが金工旋盤の刃物台では自由な曲線が挽けません。そこで以前から作ろうと思っていた木工バイト用刃物台を製作しました。
刃物の当たる部分は木だとすぐに摩耗するのでφ6のSS材を使います。手元にあったSS材は古い物で全面に錆が浮いていたので一皮むくことにしました。150mm長さのSS棒を自動送りで端から端まで挽きます。(自動送りなので両手で写真が撮れます!)
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錆を落としたSS材をさらに研磨しておきます。(錆びにくいように、また刃物の滑りがよくなるように)
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固定金具にするアルミアングルに高さ調整用の長穴を6.3mmエンドミルで加工しました。
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クロステーブルに固定する側は角度調整ができるように片側を円弧状の長穴に加工しました。
中心となる方を長めのボルトでクロステーブルに半固定し、エンドミルをクロステーブルのもう一方のT-スロットに合わせてアングルをゆっくり回転させればT-スロットにあった円弧状の長穴が加工できます。
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ウォールナッツの台座にエポキシで接着しておいた刃物台を取付けてできあがりです。
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さっそく試し挽き、材はローズウッドです。
刃物台がワークに比べて長いのでワークとの距離が少し長いですがコントロールはまずまずです。
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片持ちでの加工もこの程度の長さまでなら(50mmくらい)きれいに挽けます。片持ちの場合は刃物台はもっとワークに近づけられます。
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新型ストッパー第二弾

30弁ウエーブボックス用の新しいストッパーが完成しました。
前回のはノブを回転させるタイプでしたが今回はプッシュ-プルタイプで金属と木のハイブリッドです。
以下の写真が全部品で左上より軸受けと板バネ、ストッパーレバー、ロッド、操作ノブと取付けネジです。
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アセンブルした状態です。
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早速出来上がったウエーブボックスに取付けてみました。
これはノブを上に引っ張った演奏状態です。
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ノブを押し下げた停止状態です。
ストロークは約3mmでクリックストップ機構付きです。
なかなかいい感じで動いてくれますが、あと少し微調整が必要です。
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セパレート型掃除機?

明日はお客人が来られるので午後からちょっと掃除をしましたがサイクロンを接続した後、掃除機本体側の容器にはほんの少し細かいダストが溜る程度で、フィルターの目詰まりもほとんどなかったので本体をロフトの上に上げてしまいました! 電源スイッチはONにしたままでスイッチ付きのコンセントでON-OFFします。
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サイクロンの方はロフトの下に置いて、キャスターによって多少の移動が可能となるようにしました。5mのホースを使えば多少吸引力は低下しますが工房の端から端まで届きますのでとくに不便はないでしょう。
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本体とサイクロンの位置関係です。
引きがないので斜めに撮らないと収まりませーん!
少しはすっきりしたような・・気がします。
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バターナイフ用角度切りジグ

バターナイフに刃を付けるための荒加工は今までは鉋で削るかバンドソーでフリーハンドで切っていましたがなかなか角度が定まらず、不安定な加工しかできませんでした。
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今回作った角度切りジグは安定して、けっこうきれいにカットする事ができました。
2種類の端材を接着しただけですが手前の穴のたくさん開いている桜材は先日オルゴールのストッパーノブの材料を大量に作った時の端剤でちょうど断面がL-字形になっていたので使いましたが穴は特に意味がありません。(まあ、この方がジグっぽく見えるので・・・笑)
でも結果的のこの穴は材料を押したり引いたりする時に指掛かりとなってよかったです。
後方は白太が少し入ったウォールナッツです。
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これらの2つを貼り合わせて底面に3.5°の傾斜を手押し鉋盤で付けただけのものです。
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両面を角度切りしたバターナイフです。
この後は鉋とサンダー、サンドペーパーで仕上げます。
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サイクロン-IIの3

バレル部分をシリコンでコーキングしました。
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シリコンの表面が硬化したのでタイトボンドをたっぷり塗ってフランジ(トップボード)を接着しました。
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接着剤も固まったのでバレルとコーンをボルトオン! 
早速掃除機を接続してみました。・・・背、高いな!!
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今日は特に吸い込むダストもないのでそこらへんの床の掃除をしてみました。
掃除機単体の時と比べて感覚では吸引力は低下していません。(各部のシールもしっかりしたつもりなので)
ペール缶にはちゃんとダストが旋回した形跡があり、ひとまず成功です。
あす、掃除機のフィルターをきれいに掃除してその後の経過をモニタリングしたいと思います。
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サイクロン-IIの2

銅板に楕円の型紙を貼付けて穴を開けました。
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外形42mmのPVCパイプがピッタリ45°で入るようになりました。しかし実際に銅板を曲面にすると楕円ではなく玉子形になるはずなので隙間が空くと思いますが、その時は修正とシリコンコーキングでごまかすつもりです。(笑)
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バレル製作時の写真を撮り忘れました。
15mm厚合板のリングに1mm厚の銅板を丸めて、内側からネジ止めですが銅板のこのカーブをつくるのにけっこう手間取りました。銅板は長さが足りないので2枚で重ね合わせています。
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この42mmサクションパイプは一番力がかかる場所なのでかなり頑丈な保持具でサポートしました。
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出口側パイプ(掃除機に接続する方)の付いたヘッドを乗せてみました。
各部の面取りをしてバレル部のシリコンコーキングをすればほぼ完成です。
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サイクロン-II

少し前に掃除機をリョービのモーターとフィルターを使った物に改造しましたがサンディングした粉を吸い込むと、このコアレスフィルターがすぐに目詰まりしてしまって吸引力がすぐに低下します。
以前作ったサイクロンが結構細かい粒子まで落としてくれるようなので2台目のサイクロンを作ることにしました。(コーンと蓋付きペール缶は以前に2台分買ってあったのでやっと重い腰を上げた訳ですが・・笑)
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ペール缶の蓋に丸穴を開けました。
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主要部材が揃って基本加工ができあがりました。
今回のコーンはミニサイズではなく標準サイズです。
以前はサイクロンの胴は木で作りましたが今度は使うあてのない不良在庫?の銅板を使用してみることにしました。さて、どうなることやら・・・。
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ホンダ発電機修理

作業をするために発電機のスターターを引っ張ると・・調子良く掛かったんですが・・抜けた〜!!
スターターのロープは切れてないし・・ということはリターンスプリングが折れた?!!
リコイルスターターをバラしてみるとやっぱりスプリングが見事に折れてました!
発電機は毎日何回もON/OFFを繰り返しますから、やはりこれは金属疲労ですね。
スプリングの左上の小さな鉄片が折れた破片ですが、スプリング内側の先端部分でU字形に曲げてシャフト近くのピンに引っかかるようにしてあります。スプリングでは一番力が集中して動きも大きい部分です。
で、通常はここで諦める所ですがそうはいきません。
スプリング内側の先端だけをバーナーで焼き鈍してU字形に曲げた後もう一度加熱して油で急冷し少しだけ焼き入れしました。(余り焼き入れしすぎると脆くなって折れやすくなる)
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スプリングをプーリー内に元通り巻き込んでU字形に曲げた先端がピンに上手く引っかかる位置に来るように調整しておきます。
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慴動する面にはグリスをたっぷり塗っておきました。
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リコイルスターターを元通りに組立てました。
さてこれでまた何年?働いてくれるでしょうか?
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