毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

マニアック

ツィターアタッチメントの試作完了

この切り替えツマミがいまいち気に入らないので作り替える事にしました。
IMG_0207a

ツマミ自体は悪くはないんですがアタッチメント全体のイメージにちょっとそぐわない・・・。
真鍮材を加工してレバー状の物を作る事にしました。
IMG_0215

IMG_0216

うん、なかなか良くなった・・・と思います。(自己満足)
操作感も改善しました。
IMG_0219

さてさて最後の紙筒ですが、いろいろ試してみた結果、次の事がわかりました。
1)紙の種類ではあまり変化がないようですがパリッとして、表面が滑らかな方がいいようです。
2)厚さは薄い方がいいようですが、あまり薄くなると強度や耐久性に問題がありそうです。厚い紙は櫛歯の振動を完全に止めてしまうのでだめなようです。
3)巻く直径はけっこう影響するようです。コイルバネと同じで線径が同じなら小さく巻く方がバネ定数が上がり(硬いバネになる)、大きく巻くと柔らかいバネになるように、直径によって弾性が変わるためと考えられます。

これらの結果から紙は手持ちのラッピングペーパー(薄手ですが多分表面に樹脂コーティングがあり、硬くて弾性が大きい)を使って、3種類の径の筒を作って試聴しました。
左から12mm、14mm、16.5mmです。

最終的に中央の14mmに決定しました。
完成写真を撮るのわすれました〜!。
IMG_0220

 

ツィターアタッチメントの試作その2

結局アクリル保護板を跳ね上げて内部のツマミで切り替えることにしました。
アクリル板を2分割にしてヒンジを付けるなど、かなり大層な作業ですが、これは既存の箱を改造したためで、こうしないと跳ね上げたアクリル板を支えるステーが必要になるからです。
IMG_0200

アクリル板を跳ね上げたところです。
閉めた時の固定は前方中央のマグネットでアクリル板の持ち手の取付けネジを吸着します。
IMG_0201

横から見たところです。
昨日の試作の紙筒は材質がいまいちなので今後、何種類か試したり、巻く直径でも音質が変化するのでその辺をクリアーしてから本番の取付をするつもりです。また両面テープを一般品ではなく、クリアーテープを使って見た目もさらに良くしたいですね。
IMG_0208

 

ツィターアタッチメントの試作

ツィター(チター)はオーストリア、チロル地方の民族楽器でスイスのドイツ語圏や南ドイツの一部でも良く演奏されるらしいですが日本では一般的になじみの薄い楽器です。ツィターは5本のメロディ弦と30本余りの伴奏弦があり、右手の親指にはめた金属製のピックでメロディ弦を弾き、残りの指で伴奏弦を弾いて演奏します。(日本の箏もこの仲間らしいです。)
楽器自体の厚みは薄く、演奏する時には共鳴台の上に平に置いて演奏されます。
28)


日本でもよく知られるようになったのはなんと言っても1949年のイギリス映画「第三の男」で流れるアントン・カラスが演奏するツィターの音色でしょう。


それで、なぜツィターか?なんですが、実はアンティークオルゴールの中にはこのツィターに似た音を出せる物がけっこうたくさんあるんです。
調べてみると方法は実に簡単で丸めた薄手で腰のある紙筒を櫛歯にそっと当てるだけなんです!
丸めた紙を演奏中のオルゴールの櫛歯にそっと当てるとそれらしい音がすぐに出ます!
問題は通常のオルゴール演奏との切り替え方法です。
ツィターの音も魅力的なんですがそればっかり聞いていると少々疲れますので(笑)レバー一つで簡単に元のオルゴールの音色に戻せるようにしなければなりません。
アンティークオルゴールは一般的にシリンダーや櫛歯も大きくて色々なメカニズム等もわりと簡単に組込めそうですが現代のシリンダーオルゴールは50弁といえどもアンティークに比べると小さいので手加工で作るのはけっこう制約があって難しいのです。
手持ちの素材を生かして2〜3晩寝ながら考えた方法でパーツを作ってみました。
(こういうのを考えながら眠ると実によく寝られるのです!?・・・笑)
50弁用の全ての部材です。
IMG_0183

一番苦労したのがアクリル板を引っ張るためのスプリングを掛けるフックですが、これはM2の丸皿ネジをカットしてネジの部分にヤスリを当てて平行面を作り、φ0.7の極細ドリルで穴開けをしてからさらに形を整えました。右側のギザギザが魚の目ヤスリですからいかに小さいかおわかりいただけると思います。(セクションペーパーの目は5mmです。上の写真のアクリル板の中程に付いているスプリングの固定用です。)
IMG_0182

全てのパーツを組立てたところです。紙の筒はアクリル板の先端に両面テープで接着します。
IMG_0185

早速ムーブメントに取付けて筒を接着しました。
IMG_0186

これは筒を上げて櫛歯から離したノーマルの状態。
IMG_0189

筒を下ろして櫛歯に接触させたツィターモードです。
IMG_0191

箱に収めるとこんな感じです。まだ切り替えレバーを作らなくてはなりませんが保護アクリル板に穴を開けてレバーを外に出すか、アンティークオルゴールのようにアクリル板を開閉式に改造するか悩んでいるところです。今晩、寝ながらゆっくり考えることにします。(笑)
IMG_0192
 

丸棒切断ジグ

真鍮の丸棒を一定寸法にたくさん切るためのジグです。
端材に切断する寸法の穴を何カ所か開け、必要な長さプラス1mmに階段状にカットしてあります。
(50mmだけピッタリですが最初に端材をカットする時に51mmで切る処を失敗して50mmでカットしてしまっただけです。プラス1mmは両端を旋盤で仕上げるための削り代です。)
これはφ8用ですが穴はぴったりφ8で、ゆるゆるではいけません! これは切断中にブレードの力で丸棒が回転するのを防止するのと切断中に振動で丸棒が踊るときれいにカットできないためです。
IMG_0163

使い方は所定の長さの穴に丸棒を差し込んで一端を基準面に合わせ、階段状の面に沿って切るだけです。右手は丸棒が回転しないように軽く丸棒をホールドするだけで安全、確実に切断できます。
IMG_0162

本日の成果、時の音色さんより仰せつかった50/72弁用巻上げアダプターです。
 IMG_0168

角度付き溝切りジグの製作

先日、Leighジグで90°以外のボックスジョイントに挑戦しましたが板厚が大きくなると機械の限界を超えてしまい加工不可能だったので昇降盤によるジグを作ってみました。

これは元々切り箱のようなベースにボックスジョイント用のアタッチメントを付けて使用していた物ですが今回新たに角度付き用のアタッチメントを作って取付けました。
材料は端材の板(と言っても目の通った良材です・・ジグが変形していては話になりませんので)、ジャンク箱の蝶番2枚(これも極力ガタツキが無く動きのスムーズな物を選びました。)、1/4”ズンギリボルト、1/4”6角ナット、1/4”T-ナット等です。
IMG_0030

これは通常の基本的な90°です。
IMG_0031

ネジでフェンスを引っ張る事によって120°程度までフェンスの角度が変えられます。
IMG_0032

実際に昇降盤にセットしてフェンスを加工するワークの角度に調整します。
苦心の甲斐あって非常にスムーズに角度の変更が可能です。フェンスの安定度も十分。
IMG_0033

チップソーのブレード高さを切りたい溝の深さに合わせます。
”どうよ!”のハイトゲージも活躍しております。
IMG_0034

今回はホゾの枚数が少ないのでケガキを入れてケガキ線に合わせてカットしていきます。
適当な太さのピンをフェンスに埋め込めばケガかずに等間隔の溝加工もできます。
IMG_0035

これで変則的な形のボックスジョイントの加工ができました。
後のウォールナッツのはジョイント部にアクセントの色違いの飾りを入れるので一旦切った溝に楓を接着した所です。この後楓の部分にケガキを入れてもう一度溝を加工します。
後の左は変形の留接ぎにしてみましたが、やはり90°以外の場合は接着時のクランプが非常に難しいです。これも安定して締められる接着用のジグを作らなくてはなりません。
IMG_0037
 

デジタルハイトゲージ

先日、蝶番を発注した時についでに?買ってしまったデジタルハイトゲージです。
特徴は
1)デジタル直読(あたりまえ!)
2)リーチが長い(オーバーハングが50mm近くあります。これは用途によっては不便な時もありますが手押しカンナのインフィードテーブルや刃高調整には便利です。)
3)プランジャ(測定子)がスプリングで常に押されているのでセットしたままビットやブレードの出具合をを調整しながら読み取れる。
4)ベース下部にはマグネットが埋め込まれているので鋳鉄のテーブルの場合は両手が自由になる。
5)オートシャットオフ機能
6)値段が安い!(税込み¥2,900)そのかわりオールプラスチック製ですが、バリ等もなくきれいな仕上がりです。プロの現場には向かないでしょうが我々の使用頻度であれば十分でしょう。
IMG_9987

計測部分のクローズアップです。
IMG_9990

ベース下部に埋め込まれたマグネット
IMG_9991

トリマーテーブルやルーターテーブル上での使用はとても便利です。
ただし、私の感覚ではプランジャーのリターンスプリングが少し強すぎて鉄鋳物のテーブルではマグネットで固定されているため問題ありませんがアルミや樹脂の場合は本体を手で押さえていないと0.02〜0.04mm程度の誤差が出ます。解決策はハイトゲージのベース部に錘を付けるかスプリングを弱い物に交換、あるいはその両方を実施する事ですのでわりと簡単にできそうです。
IMG_9992

問題はトリマーやルーターを手持ちで使う時ですが、オーバーハングが大きいためにベースの小さなトリマーでは計測できません。
そこで3mm厚の鉄製フラットバーを下部マグネットを利用して取付けてみました。
マイナス側は7mmまで計測できるので7mm以下の厚さであれば挟んだ状態でゼロ校正すれば測定には不都合ありません。
IMG_9993

これで一応使えますが・・・ちょっと使いにくいです・・・。
IMG_9994

測定子の先端は円盤状のフラットな物とボールポイントがネジで交換できますが・・・これが収納できるようになっていない!!(これは絶対に失える!)
IMG_9996

早速アームの先の方にM3のタップを立てて、ここに収容できるように改良?しました。
タップ穴がもう一つあるのは予備です。後日ビットに優しい真鍮で作るかもしれませんので・・。
IMG_9997
 

30弁スペシャルオルゴールの製作-2

昨日18弁のムーブメントと書きましたが30弁を使用するとの事で私の間違いでした。
箱の寸法は同じですから響板の穴開け寸法を30弁用にすれば問題ありません。
30弁のムーブメントも薄い響板に取付けると多少ブーミーな音になる傾向があるので今回はやはり5.5mm厚にして、さらに改良を加えようと思います。

本体の留切りができたので仮組して内寸を正確に測ります。
IMG_9832

響板の寸法を内寸から計算してカットし(木目方向は-0.5mm、木目と直角方向は-1.5mmとします。)、厚みを調整して借りに嵌め込んでみました。
今回は新しい試みとして50、72弁と同じスライド式のストッパーにしました。
この方が演奏時の振動によるノイズの発生がありません。
IMG_9833

天板を含めた角部材の溝のはまり具合の調整が終わりました。
IMG_9834

袴部分の曲線をカットし、響板と本体の内面にオイルを塗布して乾燥させておきます。
IMG_9835
 

手挽き石臼のハンドル

エアコンカバー製作の合間を縫ってiさんから依頼された手挽き臼のハンドルです。
挽きもの用にストックしてある山桜材から加工しました。
今回のハンドルは分割式で右の丸棒がハンドル、左は軸受けのジャーナルですがこの長手方向の穴に樹脂製の軸受けをインサートします。ハンドルの穴には軸となるSS材の心棒が入ります。
IMG_9543

iさんが軸受けと心棒を持って来てくれたので早速組込みました。
ジャーナルのブロックは長さが100mmですがこれに垂直に貫通穴を開けるのは以外と難しいんです。
ハンドルの長穴は旋盤で加工するので精度よくセンターが出しやすいのですが直方体の場合は正方形のブロックでないとチャックで簡単につかめません。
それで今回はボール盤で加工しました。図面より少し大きめの直方体を切り出し、先ず貫通穴を開けます。次に貫通穴の両側のセンターを拾って基準となる中心線を割り出し、この中心線から直方体を切り出します。こうすれば結果的に直方体の中心に正確な貫通穴が開いたことになります。

ハンドルの方は穴に接着剤を塗って心棒を圧入してから旋盤で仕上加工しました。
IMG_9546

組み上がりです。
桜材の旋盤加工は気持ち良く削れ、仕上がりもとてもきれいです。
IMG_9545

テノンカットジグ

エアコンカバーの製作でも使用しているテノンカットジグです。
オリジナルはアメリカの木工雑誌に載っていた物を私の昇降盤で使えるようにアレンジして自作した物です。
ベースは15mm厚の合板に真鍮のフラットバーの断面を台形に加工した平行ガイドを付けています。
(なぜか日本の古い昇降盤はマイターゲージ用の溝がアリ溝になってるんですがほとんど意味が無くかえって使いにくく、ジグの自作も面倒です。) 
本体は全て山桜材でベースの平行ガイドと直角方向にスライドして任意の位置で固定できるようになっています。
あらかじめ胴突き部分に溝を入れた材を縦にクランプして昇降盤のブレード高さをホゾの長さより少し低めに合わせて後はスイッと押し出せば安全簡単にホゾが切れる優れ物です。
IMG_9507

材を固定する面は昇降盤のテーブルに対して直角なので、この面に材をまんじゅうナットでネジで軽く押し付けるだけで確実に固定できます。
まんじゅうナットの位置はアリ形の竿の出し入れで巾の広い材にも対応できます。
この直径45mmの木製まんじゅうナットは締め付けボルトに対して角度が少しだけフレキシブルで面積が大きいためソフトに安定してクランプできます。 
IMG_9506

22年物楓の製材

機械加工室に眠っていた楓を製材しました。
木口に1995年4月と書いていましたので22年間眠っていたことになります。
右の材は重すぎて持ち上がらないのと芯持ち材なので先ず丸鋸で扱いやすい寸法にカットしました。
この作業だけでも恐ろしい程の大鋸屑が出ます。
よく乾燥しているのでむちゃくちゃ硬い!
IMG_9449

手押し鉋で基準面を出してから残り3面をバンドソーで挽いていきます。
面倒でもまず手押し鉋で基準面を作る事により材が定盤の上でぐらつく事がないのできれいに挽けます。また、バンドソーの刃にも負担が掛からないので傷まず、長持ちします。
特に用途は決まってないので4面をじっくり見てきれいな杢が出そうな方向に板材に挽きます。
IMG_9481

これは板目取りをした材です。
IMG_9482

芯持ちの大きい方の材からは板目材1枚と、巾は狭いですが柾目材9枚、角材2本が取れました。
一部割れが入ったりしていましたがけっこうきれいな楓でした。(粉まみれになった甲斐があった!)
IMG_9483
livedoor プロフィール
ギャラリー
  • 実りの秋
  • 実りの秋
  • 実りの秋
  • 実りの秋
  • 実りの秋
  • ツィターアタッチメントの試作完了
  • ツィターアタッチメントの試作完了
  • ツィターアタッチメントの試作完了
  • ツィターアタッチメントの試作完了
最新コメント