毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

マニアック

三角ヤスリの柄

先日の細丸ヤスリの柄がなかなか上出来だったので今度はなぜか手元に4本ある新品の三角ヤスリにも柄を挿げてみました。
丸ヤスリの込みの断面は正方形ですがこの三角ヤスリは扁平な台形なんです。
そこで小刀などの仕込みと同様に2枚の板の片側に溝を彫って接着する方法を取りました。
下の写真は昨日の帰りがけに接着、クランプしておいた物です。
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旋盤で挽くので別に鉋を掛ける必要はないんですが正確な直方体の方がチャックで精度よく掴めるので接合面に鉋を掛けました。
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仕込み口に被せる内径7mmの真鍮パイプが圧入できるようにφ7〜φ7.1に削ります。
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穴のあいた金床の上でパイプに柄を叩き込みます。
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圧入したパイプ部分を掴んで柄の部分を10〜12mmに挽きます。
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テール部分に丸みを付けました。
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真鍮パイプとのつなぎ目を仕上げ、パイプを磨いて完成です。
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異なるデザインのが4本できました。ウォールナッツと紅椨です。いずれも先日完成したオルゴールボックスの端材です。一番手前は先日の丸ヤスリです。
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角ノミ盤修理完了

昨日、帰りがけに買ってきたカーボンブラシです。セットで税抜き¥284・・・品番CM-13となっていますがマキタの品番はCB-408です。で、マキタ純正の赤い箱のCB-408をしらべると価格は約2倍でした!
何が違う?・・カーボンの純度?、導電性、潤滑度、消火花等すべて重要なファクターだと思いますがたとえばオーディオケーブルや端子のように一般品から交換すると音が良くなった伝伝というようにカーボンブラシを純正品に替えたら俄然トルクが大きくなったとか回転がスムーズになったとかは聞いたことがありませんのでこの安い藤原産業製でもまあいいんでしょう。
ちなみに昨日行ったKホームセンターにはマキタの純正品はおいてませんでした。(笑)
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新品のカーボンブラシはブラケットにスムーズに入りますが一応LEDライトで照らして整流子と確実に接触しているか確認しておきます。
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モーター部を元通り組立てて電源を入れ、非常にスムーズに回転したので修理完了です。
本体のメインカラムの錆を落とし、埃を払ってテーブルや操作レバーの慴動部には潤滑油を塗布したので動きも新品同様スムーズになりました。
Hさん、使うだけでなくメンテナンスもたまにはお願いしますよ〜ん。せっかくの機械が可哀想です(笑)
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今日は修理屋さん

チェーンソーの整備をしていると奥のHさんの工房からお呼びがかかりました。
この台風で破れた屋根からの漏水で水が掛かった電動工具の修理です。
一台目はスライドソーで出張修理だったため写真がないのですが当初は動作したがその内に回らなくなってしまい、ブラシが外れないとのことでした。色々と点検、チェックしてみると片側のブラシが整流子に接触していない、そしてブラシの接触面と整流子の面が異常に荒れていました。原因は入った水滴によって整流子の面が酸化し、電流が流れにくくなってブラシの温度が異常に上がり変形したものと思われます。少々手間取りましたがモーター部を分解して整流子を磨き、ブラシを魚の目ヤスリで形を整えて正常に動作するようになりました。Hさん、ブラシは近日中に新品に交換することをお勧めします。

二台目はマキタの小型角ノミ盤ですがこれも症状は同じですね。こちらは持ち帰り修理(と言ってもすぐ近くですけど・・笑)です。
これもモーター部を分解しました。本体のドリルチャック上部には減速用のヘリカルギヤがあり、グリスが充填されているので埃やゴミが混入しないように修理中はサランラップで密閉しておきます。
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こちらは分解したモーターのローターとブラシですが整流子はスライドソーと同じように表面が腐食して荒れています。ブラシは片側がやはり抜けなかったようでワイヤーの部分でちぎれてしまっているので修理するためには購入して来なくてはなりません。
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今日のところは整流子をピカピカになるまで磨いておきました。
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チェーンソーの整備と薪拾い

この季節にチェーンソーを使うことは今までめったになかったんですが今年はあの台風21号以来、頻繁に出動命令がかかるんです!
一応、道路の整備は済みましたがまだ落ちて来そうな倒木もあるので、いざ!という時のためにいつでも出動可能なように備えておかなければなりません。
倒木の伐採で2度ほどチェーンを挟まれたのでチェーンも少し伸びて緩んでいるので安全のためにもしっかりと整備をしておくことにしました。
まずはチェーンとチェーンバーを外してカバー内部にこびりついているチェーンソーオイルにまみれた木屑をきれいに取り除きます。
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恐ろしいほどの木屑がびっしり溜っていました!写真はおおかた取り除いた状態なんですがチェーンソーオイルでコテコテになっているので細部は竹串でホジってきれいにします。ブラシでこすったくらいでは取れないんです。
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エアフィルターとリコイルスターター側もばらして掃除しました。
写真上部の砂のように見える小山は内部に溜っていたオイルまみれの木屑です。
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はい、見違えるようにきれいになりました。
べっぴんさんになったところでチェーンを研いでおきます。
昼食後にチェーンを研いで、昨日Sさんと拾って来た倒木を試し切りしているとSさんと布袋さんが笑いながら「さあ、行こか!」・・・へ、何処へ?と聞くのは野暮で行き先は決まってます。昨日二人では持ち上がらなかった長い倒木を取りにです。二つ返事で「よし、行こっ!」
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ということでチェーンソー片手に道端に転がっている長いのや短いのを拾い集めて来ました。
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拾って来た倒木の裂けて白太が現れた部分に菌が入ってきれいな緑色になっているのがありました。
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オルゴール展示台の修理改良-2

前面の左右の角にジグソーで丸みを付けてカットします。
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鉋で滑らかに仕上げました。
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本体の桐と桟が面一になるように鉋で削ります。
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元通りの長さになるよう両端を鉋で削ってピッタリになるように調整します。
インサートはこの分を見越して1mmだけ沈めてあります。
オイルを軽く掛けて完成!これでインサートが飛び出して来ることはなくなると思います。
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この面を削るとインサートの所だけ2カ所穴のあいた鉋屑が出て来ます。(笑)
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オルゴール展示台の修理改良

いつも展示会やコンサートで使っている組立式オルゴール展示台の最下段の棚に埋め込んであるM6ヘリサートが緩んで飛び出して来ました! 
棚板は24mmの厚みがあるんですが材質が桐なのと木口に埋め込んであるためにとても柔らかい桐のために引き抜き強度が弱くてもたないようです。
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レンチでほどいてみると極簡単に抜けてしまいました。鬼目ネジの周りには潰れた桐のカスがくっ付いています。当初は10mm長さの物を使っていたんですが強度不足で抜けてしまい、その後15mm長さのインサートに交換していたのですが母材の桐がやはり弱いので無理だったようです。
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両端にウォールナッツの補強桟を入れることにしました。
まず両端を惜しげ無く切断します。
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両端に桟の入る溝を切りました。
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補強の桟をウォールナッツで作りました。
このウォールナッツは白太に近い部分ですがインサートが入るのは今度は木端面ということもあり強度的には充分と思います。
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接着する前に所定のピッチでインサートを埋め込んでおきます。
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溝に接着剤を塗って桟を打ち込み、クランプで締めて一晩置いておきます。
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細丸やスリの修理

小さな丸孔を少し拡げたりする時に使うヤスリですがなぜか口金が外れて柄の先端にヒビが入り、ぐらつくようになっていました。(写真下のヤスリです。)
口金に使えそうなパイプを探したんですが何かに使ってしまったようで見当たりません。
もしや布袋工房さんにあるかもと思い、聞いてみるとありました。ピッタリのやつが!!
ノギスで測ると内径φ8.4、柄の先端は約φ8.5だったので必要な分だけ切断させてもらい、切断部の返りを取って玄翁で打ち込みました。かくして新品より丈夫なヤスリの柄となりました。
ついでに柄のなかった少し太めの丸ヤスリにもそこらへんに転がっていた丸棒で柄を作ってヤスリを挿げました。こちらもバッチリ使いやすくなりました。布袋さん、ありがとうございました。
ビフォーの写真を撮り忘れました(笑)
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オルゴール修理

昨日ゆのんさんから預かったアンティーク風のオルゴール、さっそくバラしてみましたが全く動きません。この飾りのディスクを外さないことには18弁のムーブメントの診断ができませんのでどうすれば分解できるのかじっくり観察してみましたがそれらしき機構が見つかりません。
この飾りのディスクはダミーで回転するようになっているはずなのでその回転方向から考えるとこの中心の真鍮のキャップがもしかして左ネジ?・・・正解でした。おまけにディスクのハブにも左ネジが切ってありました!
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で、見事にバラバラに(笑)
ムーブメントの材質や作りを見る限りたぶん15年ほど前の製品と思われます。
しかしムーブメントはさておき、この飾りのディスクやそれを駆動するパーツは現在では考えられないくらい真面目に作られています!
まず、主要パーツは真鍮の旋盤加工、そして前述のようにディスクの真鍮のハブとそれをロックするセンターキャップには何と左ネジを切っているんです。
こんな飾りの細部にまで手を抜かない造りを見ると本当に嬉しくなります!
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ここからが肝心の修理作業ですがムーブメントが動作しない原因はガバナのウォームギヤにこってりとこびりついたグリース状の固化したオイルでした。ムーブメントを響板から外すと響板の表面にも油の流れた痕が残っていました。購入した後に不適切な注油をしたとは考えにくいのでゼンマイに塗ってあるグリスが何らかの原因で溶けて香箱の隙間から流れ出たものと考えられます。
ガバナの部分にはプラスチックやゴムも使われているので溶剤系の洗浄剤は使えません。プラスチックやゴムにも使えるCRCスプレーで洗い流し、ガバナのウォームギヤには固化しないテフロン系の潤滑油を極少量塗っておきました。
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飾りのディスクを回転させるクラウンギヤは駆動シャフトに圧入されていたようですが抜け落ちていたのでシャフトのセンターにポンチを打ってかしめました。
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クラウンギヤをカシメて固定したドライブシャフトをムーブメントに元通り取付けました。
もちろん、このドライブシャフトにも左ネジが切ってあります。
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響板を本体に納めて修理完了です。
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ニューギヤボックスの試作

ジャンク箱を整理していたらイエローサブマリーンを作った時に余分に買ったジュラコンのギヤが出てきたので、なにか創作意欲がむらむらと湧いて、新しいギヤボックスを作ってみました。
ジュラコンですからあまり大きなトルクには耐えられないので18弁ムーブメント用です。
まずギヤボックス本体となる真鍮の角パイプに穴開け加工をします。
写真はベベルギヤの噛み合う角穴をフライス加工しているところです。
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3日間の自宅待機中に詳細な図面を作成しておいたので作業が順調にはかどります。(笑)
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今回はムーブメントの巻き上げ軸と出力軸を直交させたかったのですが標準のムーブメントでは片方にしかシャフトが出ていないのでスパーギヤを一枚入れて巻き上げ軸と出力軸をその分ずらしてあります。両軸のムーブメントが手に入ればこんな苦労はいらないんですけど・・・。
一応、想定通りに動きました。スパーギヤは1:1、ベベルギヤは3:1なので出力軸は3倍のスピードで回転します。
さて、このギヤボックスを何に使うかはまだ内緒です。
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18弁ウエーブボックス用ストッパー

昨日の18弁ウエーブボックス用のストッパーです。
このタイプは現在、すでに見ることはありませんが、30年以上前のルージュにはよく使われていたようです。
錘り式と言うのかシリンダー式と言うのかよくわかりませんが細いロッドに貫通した筒(シリンダー)状の錘りがオルゴール本体を傾けることにより、重力でシリンダーが移動してガバナの回転羽根の回転を止める構造です。
オリジナルではロッドには1mmくらいの鋼線が使われていますが1mmではロッドの先端からシリンダーが抜け落ちないようにするための加工が私にはできないので2mmの真鍮棒を使いました。
シリンダーも真鍮の5mmの棒のセンターに2.1mmの穴を開け、途中までは3.7mmのドリルで段付穴にしてあります。
2mmのロッドの先端には抜け落ち防止用のピンを打ちますが0.7mmのドリルで丸棒のセンターに開けるのは至難の技です!
しかし40年以上前に買ったこの0.7mmのドリル、すばらしい切れ味なんです。多分、出張の帰りに秋葉原のジャンク屋さんで見つけて買った物ですが10本セットでまだ7本残っています。
当時はオーディオをやっていましたからプリント基板の穴開け用にしか使っていませんでした。(笑)
ケースには「東芝タンガロイ」と銘打ってありますから材質はタンガロイ=タングステンアロイ、つまり酸化タングステンの超硬ビットなんです・・・良く切れるはずや!
当初、1mmのハイスドリルで開けようとしたんですがポンチを打っても刃先が逃げる、逃げるで2回失敗したあと、もしやと思ってこのタンガロイを使ったところ、ポンチなしでも一発でセンターに開きました!
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で、この小穴に打ち込むピンですが最初予定していた1mmの真鍮釘(写真中央)では太すぎるので在庫の0.8mmの真鍮ワイヤーを使いました。
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ワイヤーを適当な長さにカットして旋盤で掴み#400のサンドペーパーで摘むようにして磨り減らします。少々テーパーが付きますが打ち込むのにちょうどよいかも。
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ロッドの0.7mmの穴に入るようになりました。
これで10mmくらいの長さに切ってロッドに圧入し、両端が0.7mmずつ残るようにカットして磨きました。
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ロッドにシリンダーを通してから現物合わせで慎重に曲げたら、反対側の端を金床の上でハンマーで叩いて伸ばします。巾が5mmくらいになったら3mmの取付け穴を開けて周りをきれいに切り取ります。
これをムーブメントの櫛歯を留めている片方のネジを外して共締めすれば完成です。
写真はシリンダーが右に寄った演奏状態です。
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ムーブメントを左に傾けるとシリンダーが重力で左にスライドしてガバナの回転羽根に当たり、演奏が停止します。
見た目も楽しいし、ムーブメントを見えないようにした場合はちょっとミステリアスな感じですので小型のオルゴールにはとてもいい機構だと思いますが、これ作るの大変ですわ!
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 作ってから気が付きましたが、この取付け方ならシリンダーはガバナのカバーに当たって止まるので抜け止めピンは必要ないですね! そうすると取付側の鍛金加工から始められるのでロッドの曲げ加工がずいぶん楽になりそうです。
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野山のおるごーる仙...

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