毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

マニアック

変形もの加工用ジグ

挽きものオルゴールのヒンジが完成しましたが蓋と本体に取付けるのがまた難題です。
今回はトリマーテーブルで取付面を加工することにしますが蓋は円形で表面はカーブしているので掴みどころがありません。
トリマースタンドのテーブル上にスライドテーブルを乗せてテーブルの一辺をガイドとしてスライドさせる事にしました。スライドテーブルには切り込み深さの調整機能と変形ワークが確実に固定できるようなクランプを取付けました。
左右のストッパー(A/B)の位置により切り込む巾が決定できます。
A、Bの増設ストッパーは既存のストッパーにネジで簡単に着脱可能としました。
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切り込み深さの調節部分です。
手前の樺材のフェンスがテーブルの手前の縁に当たって慴動する事で一定の切り込み深さとなります。
フェンスの位置(切り込み量)はこのネジで調整します。
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木製ヒンジの製作

先日の挽きものオルゴールに使うヒンジ(蝶番)をウォールナッツのブロックから作ります。
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昇降盤で切り込みを入れて凸凹のセットを作りました。
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取付面が曲面で複雑なのとスムーズに開閉させるためにオフセット分を切り欠きます。
ヒンジのセンターに正確にポンチを打ちます。
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4mmのドリルでセンターにまっすぐ開いてくれる事をひたすら祈りながらゆっくり開けます。
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反対側のセンターにピッタリ貫通しました!
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ベルトサンダーで大雑把に削ります。
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3mm厚のアクリル板にサンドペーパーを貼付けた物で形をきれいに整えます。
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4mmの真鍮棒のピンを差し込んで動き具合を確かめながら当たっている部分に鉛筆で印を付けてはその部分を削り,調整します。
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開く角度を90°プラスαにするために釘引き鋸の厚さ分だけ切り込みを入れてノミとヤスリで開き角度を調整します。
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ヒンジが一応完成しました。
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トリマーテーブルのフェンス修理

オルゴール箱のヒンジ取付のための前調整をしようとしましたが、どうもしっくりいきません。
調べてみるとフェンスがわずかに捻れが出ているようです。また4年間の使用によって慴動面の傷も気になるので修理することにしました。
まず、フェンスの捻れを手押し鉋で修正して傷の多い慴動面を昇降盤で欠き取り、モアビ材を貼付けます。
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タイトボンドで接着して乾燥中。
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貼り合わせた面がフラットになるようにエッジトリミングプレーンで削ります。
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フェンスになる面は面積が大きいのでローアングルプレーンで仕上げました。
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開口部は15mmだけカットしました。
径の大きなビットは使えませんが必要なら後でいつでもカットできるし、大径のビットを使う場合はルータートリマーのフェンスを借りれば事足りますのでとりあえずはこのままで使用します。
本来は使用するビットの径よりわずかに広いだけの方が安定して切削できるんです。(特に加工物が短い場合)
何でもそうですが特に木工機械は定期的に精度をチェックして常に最良の状態にしておく事が大切です。
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Vブロックと45°カットジグの製作

板材を45°にカットするのは昇降盤でマイターゲージを使えば簡単ですがV字形に切り込む事はできません。(軸傾斜盤ならブレードの角度が変えられるので可能なんですけど)
今回V-ブロックを作る必要があったので専用ジグを製作しました。
ベースとなるのはテノンカッタージグに入らない幅広材等にホゾを切ったりする時に使っているマイターゲージに取付けるフェンスボードです。このボードに正確な45°にカットしたアクリル板にフライスで長穴を加工し、M4の鬼目ナットを打ち込んでスライド固定できるようにしました。
このスライド機構によって様々な形状のVブロックや45°カット加工の巾が広がります。
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加工する材をアクリル板に押し当ててクランプでフェンスボードに固定してカットします。
裏返して同じようにカットすれば正確なVブロックが簡単にできあがります。
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息抜き工作〜続き

一昨日は息を抜き過ぎてせっかく写真撮影したi-Phoneを工房に忘れて帰ったので今日の写真は2日分です(笑)

剣突きの蓋は3階に分けて接着する事にして、まずこのブロックの接着から始めます。。
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ウォールナッツの剣側はちょうど先日作った球面用の穴開けジグのV-字の部分が使えます。
反対側のサイカチの正方形はV-ブロックを製作して挟み込みました。
これで何とか接着剤を塗った時の部材の滑りによるズレを最小限に抑えられました。
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途中の写真をなぜか忘れましたが出来上がりました(笑)
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市松模様の方は一回目の接着です。
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接着できた物を直角方向に同寸法にカットし、一コマずつずらして接着すれば市松模様のできあがりです。
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余分のコマをカットし、表面を磨いてサテンシカモアと黄檗の縮み杢の市松模様が完成!
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球面用傾斜穴開けジグ

聞き慣れない名前ですが
球面や曲面に傾斜のある穴をあけるためのジグを作りました。もちろん、球面でなくても使えるんですが・・・。
ラジアルボール盤があればこんな物作らなくても簡単に傾斜穴が開けられるんですけどね。

ベースとなる合板に角材をV字形に接着し、傾斜を付けるための楔を安定させるガイドをネジで止めただけの物です。ガイドをネジ止めにしたのは別の用途にも使用する算段からです。
ネジはM4のトラスビスを使用し、ベースにM4の鬼目ナットを打ち込みました。
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完成!楔は2種類
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ボール盤のテーブルにこのベースをクランプで固定して使います。
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傾斜角度に応じて楔を使い分けます。傾斜角の微調整は楔の抜き差しで行います。
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久々の昇降盤整備

長らく使って来た昇降盤の刃口板が傷んできたので新調することにしました。
刃口板は定盤の一部となりますので正確な切削をするためには重要な部分です。
材料は硬くて摩耗に強く、寸法安定性の良いよく乾燥したカリンを使いました。
厚みを揃えて所定の寸法にカットし取付け穴とレベル調整用の孔を開けた後、ブレード固定用ナットが当たらないように中央部を彫り込みます。
以前はルーターで行いましたが今回はフォスナービットで加工してみました。
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フォスナービットで彫り込んで残った部分をノミでさらえます。
これはとても安全で効率の良い方法でした。ルーターに比べると加工面の肌は粗いですが隠れる面ですから問題ありません。
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レベル調整用ネジ孔にM4エンザートを捩じ込みます。
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昇降盤のテーブルに取付けて段差が無くなるようにレベル調整ネジを調整し、しっかり固定します。
ブレードを回転させて少しづつテーブルを下げて最大切り込み深さまで溝を切っておきます。
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ブレードのセンターに白書きでケガキ線を入れておきます。
この中央線は途中で止める加工等を行う時に非常に役立ちます。
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丸ノミの改良

スプーン製作用の丸ノミを改良しました
この丸ノミはもともと彫刻用の叩きノミなので柄尻に環が挿げてあるんですがスプーンを一度に何本も削ると手の平が痛くなって来るんです。
このノミは叩いて使う事はないので環を外して代わりにウォールナッツの帽子を作って叩き込みました。
これは手触りも良く、とても調子良く削れるようになりました!
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マキタ プレーナーの集塵装置

ギター仙人の工房へ持って行く予定のプレーナーにダストポートを取付けました。
マキタの2012型プレーナーですが木工を始めた30年以上前に購入した機械です。
専用のダストポートがオプションであったはずですが当時はガレージや今の工房に移ってからも屋外で作業していたので付けていませんでした。しかし、プレーナーを室内で使うと集塵装置がないと大変なことになります!!
手持ちの内径60mmの透明パイプとアルミアングル、鉄板のサドルなどで作ってみました。
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吸引口は欅の丸棒から削り出し、これは試験用の掃除機のホース(φ40)とつなぐための物です。
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こちらは本式の集塵機と接続するためのφ100のアダプターです。材料はジャンク箱にあったPVCの異径ソケットで透明パイプ側は内径を木工旋盤で63mmに合うようにテーパーを付けて挽きました。
これぐらいで引かないと幅広の材や狭い材でも切削量を多めにすると掃除機のホースでは一発で詰まってしまいます。
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反対側のキャップです。
こうしておけばレイアウトによって左右どちらでもホースが接続可能ですし、万一ポート内で詰まった時も掃除が楽にできます。
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掃除機を接続して85mm巾の材を削ってみました。
透明パイプ内の削くずの流れがよく見えます。これは切削量が約0.5mmの時です。
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切削量を1.5mmにすると凄い量の削くずが出ます! この後すぐに詰まりました!!
慌てたので写真もぶれてます(笑)
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掃除機接続時の手前側にこぼれた削くずです。
今回削った材の厚さは約40mmでしたが分厚い材になるほど洩れは多くなると思います。
まあ、この程度なら上出来でしょう。
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出口側はほとんどこぼれません。
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掃除機の修理

長年使って来た工房のメイン掃除機がついにダウンしました。
今までベアリングの交換2回、カーボンブラシは同じ物が入手できないのでマキタの一番大きなサイズの物を削って寸法を合わせ使っていましたが今度はベアリング保持部分の樹脂が溶けて変形し、修復不可能となってしまいました。
この掃除機は工房の掃除だけではなくトリマースタンドやサンダー加工時の吸塵等、毎日よく使う大切な設備です。もう20年以上使っていると思います。 
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製材室で使っているリョービの掃除機のモーター部分を移植することにしました。
このリョービはキャニスターフィルター式で掃除機の掃除が簡単なのはいいのですが音が甲高く耳障りなのでほとんど使っていませんでした。
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手前が古い掃除機のダストコレクター部、ステンレス製で左後方のリョービの樹脂製に比べて倍近くの容積があります。
吸入口は簡単に付け替えられそうです。
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さて問題はモーターヘッドの取付です。基本的な寸法(直径)はペール缶に合うようになっているので同じですが古い方はパチン錠で3カ所、リョービは樹脂製の大型パチン錠による2点止めになっています。モーターヘッドを加工するのは面倒なので樹脂製のパチン錠をステンレスタンクに取付けるための保持具を木で作りました。
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取付け穴2カ所とパチン錠の支点となるシャフトを引っ掛ける溝を加工しました。
裏面はステンレスタンクの外周にピッタリ合うように長手方向にR150の凹面を加工してあります。
これは所定長さに切断する前の長い材を昇降盤の300mmブレードで横ズリすれば簡単にできます。
(短く切ってからの加工は危険なので)
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けっこうきれいに取り付きました!
試運転してみると、あの甲高い音が消えて古い方の掃除機と同じような音になりました!(それなりにうるさいですけど・・・笑)
どうもあの甲高い騒音の原因はモーターやブロワーではなく、リョービ純正の容積の小さなダストコレクターにあったようです。タンクを交換して正解でした!!
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野山のおるごーる仙...

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