毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

マニアック

バンドー君の改良

プレーナーと手押し鉋の集塵システムが完璧となり、そうすると気になるのがバンドソーのバンドー君の集塵です。


バンドー君ももうマキタにも保守部品がないという古いマシンなので元から集塵なんて全く考えられていません。φ100のダストポートを付けるのが大変だったのでφ50のパイプで前面のソーブレードの部分で吸い込んでいたのですが、集塵率は50%以下でした!


先日から工房の整理中に手頃なアルミ製のφ100フランジポートを見つけたのでこれを加工して背面からダイレクトにコレクターに接続することにしました。


主軸のプーリーを外してダストポートを取付けるためのバッフル板を合板で隙間ができないように加工します。
Dainichyの改良で慣れているので手慣れたものです!(笑)


Img_3284


ダストコレクターと接続完了!
φ100ホースで最短距離で接続出来たので配管抵抗も少なく、大風量での吸引が見込めます。


Img_3287


ベルトカバーも干渉する部分をカットして背面はこれで完璧な出来映えです。


Img_3293


問題は前面のスキマというよりは窓?空間?を塞ぐにはコーナーが3カ所もあって合板では厚みがあるので加工が面倒になるため板金で塞ぐことにしましたが、適当なアルミ板がありませんでした。
かなり大きな銅板の薄板があったので、これを使いましたが、かなり豪華絢爛ハデハデになりました(笑)まあ、しばらくすれば酸化して落ち着いた色調になるでしょう。


Img_3297


早速巾200mm長さ1.5mのウォールナッツを挽いてみましたが外部に飛散した挽き粉はご覧の通りで以前に比べてずいぶん減りました。集塵率は90%以上を達成していると思います。


Img_3296



箱の音色

今日も工房内の整理をしていますが、製材した板を片付けている時にふと思い浮かんで各種の板の響きを聞き比べてみました。



他の木の上に乗せると音が混じって正確な音がわからないと思ったので「トレブルテーブル」のガラス板を外したコルクシートの上で聴いてみました。



スプルースで「標準の音」を聴いた後



先ずは楠です。
この楠はとても美しい杢で厚さは20mm、巾は200mm、長さは1.5mです。
とても深みのあるしっとりとした音色です。どちらかというと低音域が強いですがバランスのいい音です。


Img_3280


次はサペリ
厚みは15mm、巾は150mm、長さは1.5mです。
う〜ん、軽快によく鳴りますねぇ、私のイメージで言うとサテンのような・・・光沢のある音・・・重量感はないです。


Img_3277


昨日挽いたばかりの時の音色さんの檜を拝借!
厚みは22mm、巾は270mm、長さは60cm
思ったよりよく鳴ります。明るいバランスのいい音です。
薄い方の8mm厚も試してみましたが22mmに比べると低音が良く響きますがちょっとプアーな音になってしまいます。
柔らかい木は少し厚い方がいいようです。(桐や鬼胡桃もそうです)


Img_3276


4番目はアサメラです。アフリカンチークとも呼ばれますがアサメラはマメ科の木でクマツズラ科のチークとは全く違う木です。重くて硬い木です。
実はあまり期待してなかったのですが、予想に反して、硬い木としてはとても豊かな音で鳴るではありませんか!!
音の立ち上がり、切れもいいです。このアサメラはちょうど柾目なのでこれは響板にするべきかも・・・


Img_3278


このアサメラを聴く前にカリンを試したのですが、低音の伸びがさっぱりで・・・板の寸法が他の木に比べてかなり小さかったので正当な評価ができなかったかもしれません。
次回は正当な評価ができる”標準試聴装置”を作ってできるだけ同一寸法の板で試してみようと思います。
樹種により最適な厚さや同じ樹種でも個体差もありますのでそのままオルゴールの音色には結びつきませんがかなり正確な指標にはなると思います。


こんなことを思いつくままにやりながらの工房整理ですのでなかなか前に進みませ〜ん。(笑)
それでも床に散らばっていた今後使うことのない物等をかなり処分してフットワークがよくなってきました!


窓の続き

工房の一画にこんな窓があります。


右の窓は右ヒンジのごく普通の窓ですが、左側は左ヒンジにして左右対称にするのが普通ですが、この窓もなぜか右ヒンジです。しかも通常の蝶番ではなく中央の窓枠から10cmほど離れたところに支点があります!



Img_3261


理由は窓のすぐ外に丸太の柱があるため左ヒンジにすると外に開けられない、(中折れ戸にするという手はありますが加工がめんどうで、手持ちのガラスの寸法が合わない・・・etc.)それで、やむなくピボットヒンジを窓枠に埋め込んで柱をクリヤーするようにしました。
窓を閉じた時の雨仕舞いと密閉に少しばかり苦労しましたが、私的にはこの窓かなり気に入っています。(♡)


Img_3267


何が気に入ってるって、そう、この開閉する感じ、左の取っ手を外に押し出すと同時に右側が少し遠慮がちに室内に入ってきます! そして可動部が短くなり、右側の一部がカウンターウエイトとして作用する分、開閉が軽いのです!
おまけにこの真鍮鋳物の煽り止め、これが実にピッタリの雰囲気を醸し出してくれます。
(この煽り止めは今はなきP-ホームセンターで見つけてその時は特に使う予定もないのに衝動買いをした物なんです。)


Img_3265



工房の高窓パート-2

この高窓は昨日紹介した窓とは反対の東側で屋根の勾配の関係上、雨の日は屋根から雫が落ちるのでヒンジを上にしてあります。開閉はレバー突き出し方式で窓の傍に梯子があるのでダイレクト操作です。安全のため、片手で操作出来るように考えてあります。


Img_3251


製材工房入り口上部の窓です。これは元々どこかの家の玄関ドア横の明かり取りのようです。
知り合いの大工さんが「これ、使わんか?」と持ってきてくれた物で分厚いガラスの入った重量級で下のドアのような新建材ではなく無垢材(たぶんアピトン)の枠です。重いので取付けには苦労しました。


Img_3236


これもレバー突き出し方式ですが下から操作しやすいようにラッチの形状を工夫しています。


Img_3237


製材工房横の高窓です。これもワイヤー式で自重オープン方式です。
ガラスは大工さんにもらった7mm厚!、枠は自作のチーク材です。


Img_3240


この窓は高窓ではありませんが、このタイプの窓は全開にすると開口率100%なので部屋全体にとてもいい風が入ります。
このガラスも大工さんにいただいた物です。枠は水楢で作りました。ロックハンドル、煽り止めも自作です。


Img_3243


製材工房奥の熱気抜き?窓です。
なつこれを解放しておくと工房内の体感室温がずいぶん違います。


写真のように屋根も全て2重に張ってあります。上のトタンは炎天下60℃以上になりますが下のは室温と言ってもエアコンないので35℃まで上がりますが・・・


Img_3245


いや、窓のある建物はいいですね、窓は室内に居ながら室内と外界をつなぐ扉です。景色や風だけでなく、光、音、香り、様々な物と交信できます。アルミサッシは画一的でダメですが個性のある窓を見るとどんな人が住んでいるのか想像するだけでも楽しいです。


高窓開閉システム

例の高さを30cm詰めた高窓ですが閉めるのはワイヤーを引っ張ってロックすればOKですが開ける時には長い棒で押してやらなければならず、不便でした。そこでイージーオープンシステムを考案、早速取付けました。


ケンダマ?ではありません。
黒い玉(なぜかウエンジの玉です!)がイージーオープンシステムの引き玉です。吊り革風の輪は閉める時と開度調整用のハンドルです。



Img_3222


窓とのリンクはこのようになっております。


Img_3223


ロックを外してウエンジの引き玉を引っ張ると左のワイヤーが引かれて右のアームが下がり、左のアームが窓枠を押して窓を開けます。


Img_3225


窓が開いた状態です。引き玉を放すとアームはゴムバンドで梁から引っ張られているので元の位置にもどります。
ゴムバンドは適当な引きバネがなかったので仮ですが、ビスが4本あるのはスプリングに替えた時のテンション調整用です。


なんせ、めんどくさがり屋ですので出来るだけ不要な労力を使わずに快適な工房ライフを過ごすための工夫です。


Img_3228





こちらはもう一カ所の高窓、この窓は蝶番の取付け位置を工夫してロックを外すと窓の自重で自然に開くようにしてあるので1-ワイヤーシステムです。


Img_3232



昇降盤用45°カットジグ

桐材の中に□140くらいの角材の裁ち落としが何本かありましたが板に挽くには短いのでレースで何かを挽くことにしました。


以前作ったバンドソー用の45°カットジグでは背が高すぎて不安定で危険なので昇降盤でカット出来るジグを作りました。


長方形の合板に三角に切った受け台を取付けただけですが、2つの二等辺三角形は正確に同寸法で45°にカットされていなければなりません。断面が二等辺三角形の角棒も同様です。ワークをジグに乗せてガタツクようでは危なくて切れませんし、正確なカットもできません。



Img_3215


1回目のカットです。
2回目からは1回目にカットした面が基準面となるので


ジグなしで平行ガイドのみを使います。


Img_3213


正確な八角形の断面になりました。


どうせレースで挽くのでそんなにきれいに仕上げる必要はないんですが・・・でも正確に加工出来てると回転バランスも良好なので最初の荒削りから高速でぶん回しても振動しないので最初から気持ち良くグングン削れます。(笑)


Img_3216



サペリの製材完了

メインの長い方のサペリを製材しました。


Img_3181


板目と柾目にそれぞれ挽きました。75×150mmの角材も1本取りました。


Img_3184


このサペリ、けっこう乾燥しているようですが中心部はまだ少し湿っているようです。
もう少し乾燥の必要があるのでプレーナーは掛けずに間に桟木を入れてPPバンドで硬く締め付け、木口割れ防止用のボンドを塗りました。


使えるのは1〜2年先かなあ?


Img_3185



鉛筆毛引き

鉛筆毛引き2本、左は0.9mmのシャープペンシルを付けた主に製材時のラフ毛書き用、右は0.5mmの汎用です。


どちらも15年ほど前に自作したものですが、近頃竿の動きが悪くなったり、落としてシャーペンの調子が悪くなったりしてしまいました。


Img_3195


0.9mmの方はステッドラーの製図用を使ってましたが何回か机の上から落下させてしまい、ついに先端のスリーブが曲がってしまいました!
確か当時は0.9mmというサイズは高価な製図用しかありませんでしたが今はどこでも売ってますのでグリップ部分がしっかりしていてホールドが簡単、確実にできそうなペンテルGRAPHGEAR500に交換しました。(¥450・・ステッドラーの約1/3)グリップ部分の直径が少し太いので竿の穴を1.0mm拡げました。



Img_3196


竿の固定はM6ボルトで直接押さずに真鍮棒とパープルハート材のストッパーを介して押すようになっているので閉め具合はソフトですが確実に止まります。竿前部のR面に木鑞を拭き込んでスムーズな動きになりました。




Img_3197


0.9mmの赤の芯を入れてみました。


Img_3199_2


こちらは0.5mm仕様、シャーペンは無印良品のアルミ製です。
本体は市販の鎌毛引きを改造したものです。竿はローズウッド、ペンシル取付部はチークです。
(多分そこらに転がってた端材を使ったんだと思います。)


こちらは竿のR部分を磨き直して木鑞を塗り、完了です。


2本ともとても調子よくなりました。


Img_3198





サペリの製材

先日ゲットしたサペリを製材します。


木理をよく見て板目取りと柾目取りの材を決定します。


Img_3163



このサペリはとても丁寧に乾燥されたようで捻れや反りがほとんどありませんが、バンドソーに負担をかけずにきれいに挽くために4面を手押し鉋でフラットにします。


行程が増えますが、バンドソーの定盤に当る面が平滑で凸凹がないと材が振動したり踊ったりしないのできれいに挽けます。
また、墨線も入れ易く見易くなるので、かえって挽き割りの歩留まりがよくなります。


Img_3173



Img_3174


1本の木口に鉋を掛けてみました。
この材で24cm×16cmです。年輪の数は50本以上あり、年輪の形状を見ると直線に近く、辺材も全くないので途方もないような大木だったようです。


Img_3178


今日はとりあえず両端の65cm長さの2本を製材してみました。
板目の30mm、20mmと柾目の20mm厚、そして脚用の65mm角材を4本挽きました。


Img_3179




銀杏の製材

今度は時の音色さんが彼女のお客さんからいただかれた銀杏の製材です。


碁盤を作るつもりで20年も前に丸太から製材し、寝かせてあった盤が2枚、長さは1.6mですが充分に乾燥していると言えど一人では持てません。


2本ともきれいな材ですが、1本は巾40cm超をそのまま使いたいということなので、製材所で挽いてもらうことにしました。



Img_3151




もう1本は43cm巾を2枚に割り、さらに長さも75cmにしてバンドー君で製材します。


今日は大型扇風機の登場で快適に製材。
とても素性の良い銀杏で洋館を切るように・・・とはいきませんが気持ち良く切れます。


Img_3148


1本の盤から2.5cm厚が11枚、1.1cm厚が昨日のも入れて26枚取れました。


時の音色さん、当分の間、黄色い木には困らないですね!(笑)


Img_3150


昨日挽いてプレーナーで1.1cm厚に仕上げた12枚です。これらは節もほとんどなく、本当にきれいな材です。


Img_3152



livedoor プロフィール
ギャラリー
  • 2017「木のかおり」展
  • 2017「木のかおり」展
  • Newディスクオルゴールの製作-7
  • Newディスクオルゴールの製作-7
  • Newディスクオルゴールの製作-7
  • Newディスクオルゴールの製作-7
  • Newディスクオルゴールの製作-7
  • 工房で初雪!
  • 工房で初雪!
最新コメント