毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

マニアック

構造の簡単なレバー式ストッパーですがクリックストップの触感にやや不満があります。
本当はボールまたは頭を丸めた丸棒とコイルスプリングでプランジャーを作ればいいのですがこの方法はどうしても機構の奥行きが必要となります。
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下の写真はワンショット・フィーディングのクランク部に組込んだクリックストップですが軸受けの長さが充分あるので10mmのプランジャーと柔らかいコイルスプリングでなかなかいい感触となっています。
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今回は充分なスペースが取れないのでレバーの軸受けに真鍮の小釘の頭を埋め込み、レバーをスプリングワッシャー付きのM3ビスで動く程度に締め込む方法にしました。
結果は操作が若干硬い割にクリック感の節度が 少し足りない感じです。
原因はスプリングワッシャーのバネ定数が強すぎるのと釘の頭とドリルで揉んだ凹の形状が微妙に合わないためかと思います。バネは適当なバネ定数の物を探せばいいのですが、凹孔はドリルを研ぎ直すか先端がR面のエンドミルを使うしかいい方法がないようです。
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今日は昼過ぎには気温が11℃まで上がりました。
先日から寒い日が続いていたのでとても暖かく感じます。
少し前から手押し鉋の刃の切れ味が鈍っていたのですが、なにしろ水を使うのが冷たいのでついつい後回しにしていた刃の研磨を意を決して行いました!
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メインの刃と予備の刃、各2枚を研磨しました。
研磨盤で研いだ後#2000のダイヤモンド砥石で刃先だけを研ぎ上げます。
水分をきれいに拭き取ってCRCをスプレーして完了です。
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早速カンナ盤に取付けて刃高の調整を慎重に行い、試し削りです。
こんなに軽く抵抗なく削れたんですね!(寒いのでちょっとさぼり過ぎでした。・・・反省)
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セーフティカバーを元通り取付けて完了です。
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最近 i-Phone のホームボタンが陥没して少し押しにくいな?と思っていたんですが、4、5日前に画面の左側が保護ケースから飛び出しているのを発見、ケースを外してみるとなんと液晶パネルが浮いて隙間からLEDの光が見えているんです!!

これは一大事と、ネットで調べてみると、どうもバッテリーが劣化したり、過充電により、バッテリーのパッケージ(袋)にガスが溜って膨張するためにLCDパネルが押されて浮き上がるようです。
さらに調べると購入後2年以内なら無償交換(以前は3年だったらしい)してくれるようですが私のi-Phoneはすでに4年近くになりますので、すでに適用外です。

さらに調べるとバッテリー単体や専用工具付き交換キットも販売されており、自分で交換すれば費用は¥900〜¥3,000程度でできるようです。(ショップに持って行ったり待つ時間も節約できそうです。・・・なにがいやかと言って、待つ時間が一番いやなんです。)

あまり安いものもバッテリーの信頼性が不安なのとMACの機器を分解するには専用工具は絶対必要ですので信頼できそうな工具付きのキットをネットで購入しました。

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今日キットが届いたので早速交換してみました。
まず、i-Phoneの電源を切り、SIMを抜き取ります。
下部コネクタの両端にあるパネルを固定している星形トルクスネジを専用工具で外します。
保護ケースの上に置いてある2本のネジがそれですがこれが実に小さくて老眼鏡の上にヘーッドルーペを着用しないとよく見えませ〜ん。
液晶パネルに吸着パッドを貼付けて慎重に引っ張りながらプラスティックのヘラやペグのような工具でパネルを少しづつこじ開けます。
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パネルを明けると左側2/3近くがバッテリーのスペースです。
手前のバッテリーが今回購入した物で、古い物が膨れているのがよくわかります。
バッテリーを外すにはまず、接続コネクタを抜きますがこのコネクタを固定してあるカバーは先ほどのトルクスネジよりさらに小さいプラスネジです!
後は膨れたバッテリーを外して交換すればいいのですがバッテリーは裏面に両面テープで貼付けてあるのでこれを外すのに一苦労しました。バッテリー下に敷かれている電池交換用のフイルムを引っ張りながらバッテリーの下にヘラを差し込んでこじ上げるんですが周りの機器にダメージを与えないように作業するのはけっこう骨が折れます。

それでも作業は30分程度で終了し、i-Phone-5 は無事、復活しました。めでたしめでたし!
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取外したバッテリーです。これはリチウムイオンポリマー電池で、内部の電解物質に電解液ではなく、ポリフッカビニリデン(フッ素樹脂の一種)等のポリマーに電解液を含ませてゲル化した物がアルミ蒸着されたラミネート容器に封入されています。
比較的安全なようですが、ガス発生による爆発等はないのでしょうか?
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丸棒の先に雄ねじを切る時にはダイスホルダーにダイスをセットして切りますが、私のダイスホルダーはシャンクが対辺17mmの6角形なので主軸のチャックには装着できますが芯押し台に取付けたチャックでは掴めません。
通常は写真のように主軸にセットしますが長い丸棒の先にねじ切りしたい場合があります。
主軸はφ10の穴が貫通しているので長尺物でも掴めますが芯押し台のチャックは長いものは安定して掴めません。
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そこで芯押し台のチャックで掴めるφ11の変換アダプターを作りました。
ダイスホルダーの内径はφ12.7なので、段付きの丸棒を作るだけですが・・・
本当はSS材がいいのですが適当な材料がなかったので真鍮のφ15材から削り出しました。
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これで長い材料の先端にでも正確に雄ねじが切れるようになりました。
写真はφ3の丸棒ですが長さが30cmあり、主軸の中を貫通しています。
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ざっと工房の整理をしましたが年末に木のかおり展で買った「グラナデロ」なる材木がちょっと気になったので端の方を削ってみました。


グラナデロ(Granadillo)はメキシコ原産のマメ科の広葉樹で重く硬い木です。ブラジリアンローズウッドの代替品としてよく使われるらしいですがローズウッドよりも硬い感じですね。削った時の匂いはバラの薫りではないですが、それなりの芳香があります。



「グラナデラ」(Grenadilla)という名前の木もありますがこちらは別名、アフリカンブラックウッドと呼ばれるこれまたマメ科の硬い木で色は漆黒、乾燥比重は1.3ということでグラナデロよりさらに硬い木です。グラナデラはオーボエやクラリネットの木として有名です。乾燥してしまうと吸湿が非常に少なく寸法安定性がいいので管楽器には最適なんでしょう。
それにしてもややこしい名前です。


グラナデロは入手が困難なハカランダー(ブラジリアンローズウッド)の替わりにギターに使われたり、近年は洋風仏壇にもよく使われているらしいです。


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今まで大は小を兼ねるで小さな箱の契りの溝入れも大型のジグを使っていましたがやはり少々使いにくいので小型の物を作りました。


まず、平行を出した4mmのシナベニヤのセンターに90°の線を引き、その先端から45°の墨を入れます。
片方の墨線に沿って角材を接着し、昇降盤で角材の先端をカットします。


次の工程まで平行ガイドの位置を変えずに置いておきます。


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角材をもう一方の45°の線に合わせて接着します。
内側にはみ出た接着剤をきれいに拭き取っておきます。


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接着剤が乾いたら昇降盤でカットします。


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平行ガイドは前の位置のままなのでV字部分がピッタリ揃います。


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角材のはみ出た部分を切り落とします。


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全ての角の糸目を取り、収納時に吊るす穴を開けて出来上がりです。


面取りをするのはジグがガイドや慴動部へのひっかかりを防ぐのと使用時に怪我をせず快適に使えるようにするためで、とても重要なことです。


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早速30弁用小箱の契り溝を加工しました。


快適、快適!


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一台だけ残っているウエーブボックスに30弁のオルゴールを取付けることにしました。


大きさはちょうど30弁にぴったりです。


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底板が15mmの厚さがあり、ムーブメンを取付けるには分厚すぎるのと底部に空間がないと音響効果的に今一なので底をくり抜いて新たにスプルースの響板を取付けることにしました。


まず4隅に1/2”のフォスナービットで穴を開けます。


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底板をくり抜きますが糸鋸盤ではヘッドがつかえて加工できないのでトリマーテーブルにスパイラルビットを付けて5mmずつ、3回に分けてカットしました。


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底板にチャンファービットで大面を取ります。響板と響板押さえ板を準備します。


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響板押さえ板を留で合わせます。一枚づつ微調整して合わせます。


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ピッタリ収まりました。


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今回はアクリル板を響板押さえ板を介して本体側板にネジ止めするのでアクリル板には45°傾斜した小穴を開けなければなりません。
そのままで傾斜穴を開けるのは無理なので端材に45°傾斜した3.2mmの溝を切ったジグを作り、穴開けします。
(3mmアクリル板には両面に保護シートが貼ってあるので3.2mmの溝がぴったりです。)
こうすることによって2mmの細いドリルでも流されずに正確な斜め穴が加工できます。


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さらに4.1mmドリルで皿モミします。この加工はこのジグがなければ到底無理です!


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きれいな傾斜の付いた2mm皿穴が加工できました!


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蓋を閉めると演奏が止まるタイプのストッパーを取付けますが市販品にはないので真鍮板と丸棒を加工して作ります。


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けっこうきれいに取り付きました。動作もスムーズです。


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響板の裏から放射される音がよく響くように裏板の4隅に真鍮製のフットを打ち込みました。


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アクリル保護板と蓋を取付けて完成です。


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私の作る50弁や72弁のオルゴールは箱の前面で操作するストッパーを取付けていますが時の音色さんのメルヘンオルゴールにはストッパーがありません。というより通常はストッパーを必要としないのですがコンサートの時には付いていると曲の頭出しや終了時に何かと便利です。それと他のからくりオルゴールにも応用できそうなので試作してみました。


コンセプトは
1)特殊な部材や高価な部品を使用せず、手持ちの端材等で製作可能なこと。
2)既存の装置にも簡単に取付け可能なこと。
3)構造がシンプルで操作性が良いこと。


1)に関してはφ3の真鍮丸棒以外は全てその辺に転がっている端材です。アルミの不等辺アングルは工房の窓を作った時の余り材で短いのがいっぱいあります。板バネに使ったリン青銅は何かの切れ端、軸受けのモアビ材は端材です。


2)はムーブメントのM4取付けネジにアルミアングルに開けた穴を嵌めてナットで締めるだけで完了!アングルのコーナーがムーブメントの角にピッタリ沿うのでネジ一本でがたつきはありません。


3)はプッシュプル方式で板バネによるクリックストップ機構を備えているので使用感もまずまずです。


ということで突然の完成写真です。思い立って2時間余りで完成しましたので試作としては大成功です!



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72弁のムーブメントに取付けたところです。



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ノブを押すと真鍮のロッドの先端がストッパーレバーを押して演奏が開始されます。
この位置で止めておけば連続演奏。



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ノブを引っ張っておくとストッパーレバーはフリーとなり、演奏が一曲終わると自動停止します。


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板バネのクリックストップ機能によりどちらの位置でもカチッという感触で止まります。
軸受けが木製で、板バネによりロッドが押し付けられているので振動しても不快な音やビビリを発生しません!


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ローラーを取付ける支柱を10mmの角材から切り出してバンドソーで段欠きを行ったあと、エンドミルで2個一度に仕上げます。


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取付けベースの中央部分に支柱が入る切り欠きをエンドミルで加工します。深さは0.5mm、支柱の巾が10mmなのでφ10のエンドミル1パスで完了です。


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ボール盤で穴開け加工し、角をサンダーで丸めます。


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昨日作ったローラーを取付けて組立て完了。


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早速、ディスクオルゴールに取付けました。


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ローラーのシャフトにはシリコングリスをごく少量塗布しておきます。


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ディスクは前後で7.5mmづつローラーによって押し上げられています。
心なしか音がよりクリヤーになったように思います。♬


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さてさて、金属材料ラックが完成したので安心してディスクオルゴールの改良に使う金属パーツの加工にとりかかりました。


これはディスクオルゴールの1号機です。このままでも特に問題はないのですが、ディスクが回転時に振動したりせず、より安定して演奏できるようにディスクの縁の下にローラー付きのサポートを取付けることにしました。


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下の写真はアンティークオルゴールですがサポートガイドによってディスクの前後がかなり持ち上げられてディスクが反っているのがよくわかります。これによりペラペラのディスクが振動しない訳です。


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先ず、回転するローラーのシャフトを真鍮のφ8丸棒から削り出して作ります。
右が支柱へ固定するためのネジでM3、中央部がローラーのシャフト部分でφ3.9に仕上げてあります。
左がネジの頭で切り離してからドライバーの入る溝を切ります。


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バンドソーで切り離してM3ネジ部をアダプターにねじ込み、、頭部を仕上げます。


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フライスに溝切りカッターを付けてマイナスドライバーの入るスリ割りを入れます。


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次はディスクを支えるローラーです。φ12の丸棒から作ります。
まずセンターにドリルでφ4の穴をあけます。


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剣先バイトで所定の厚みに切り目を入れ、外周を太鼓状に削ります。
バンドソーで切り離して反対側を奇麗に切削します。


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今日は前後2個分のローラーとシャフトが出来上がりました。


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