毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

マニアック

昇降盤による凹板製作

3月末に作った試作のジグを使って新しい作品を作ってみることにしました。
以下のサイトはジグ試作時の記事です。
http://livedoor.blogcms.jp/blog/as2438/article/edit?id=13975339 
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木目のきれいな端材を選んでせいほうけいにカットしてセンターを出し、加工しました。
左から山桜、水楢、橡、チシャが各2枚です。(端材なので寸法、厚みはまちまちです。)
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山桜
IMG_サクラ

水楢
IMG_ミズナラ

チシャ(拡大)
IMG_チシャ1-4

橡(拡大)
IMG_トチ1-4
 
硬質の木の方が独特のパターンがきれいに出るようです。
さてさて、これを何に使うかですが・・・ 

コーナークランプ

今、フレーム(枠/額)を大量に作っていますがフレームの組立、接着時の必需品がコーナークランプです。
当工房で最も良く使うのがこのスチールベルト式のコーナークランプで各コーナーのパッドはアルミダイキャストのしっかりした造りの物です。スチールベルトで締めますから伸びがありません。その分確実に締め付けられますが唯一の欠点は重い事とスチールベルトの巻上げ時、引出し時に十分注意しないと巻き上げハンドルのスプリングバックで痛い目に遭います!
ベルトの長さは4m近くあるのでかなり大型の箱でも使用可能です。
スチールベルトの油が切れると締め付け時の動きが悪くなり、ワークに傷が付いてしまいますから定期的にベルトとコーナーパッドの円弧の部分に給油しないといけません。私は何回か使ったらシリコンスプレーの先にノズルを付けてパッドとベルトに少量吹き付けています。
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これもスチールベルト式ですがコーナーパッドは板金でできています。
構造的には同じですが鉄板に塗装してあるのでパッドとベルトの滑りが悪く、少し使いづらいです。ハンドルやネジも華奢で・・まあ値段相応といったところです。
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これはベルトがナイロン製で締め付けて行くとベルトがジワーと伸びます。
この特性がいい場合もありますので用途によって伸びのないスチールベルト製の物と使い分けています。
ベルトが古くなって来ると汚れや接着剤の付着によりパッドとの滑りが悪くなるのでベルトは常にきれいにしておかなければなりません。
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これはVeritas社のスピードナット式フレームクランプです。
硬質ナイロン製のコーナーパッドと1/4”全ネジボルトの組合せですがスピードナットの採用により、設定が非常にクイックにできる優れものです。奥行きのあるフレームの場合は写真のように2段に使った方がいいようです。
欠点は値段が高い事です。(笑)
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4つのスピードナットを平均して締めるだけでピシッと留が合ってくれます。
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下は木工をやり始めた頃に自作したコーナークランプです。
機能上はVeritasの物と同じですが蝶ナットをいやという程回さなければなりません!
中には蝶ナットを電動ドライバーで回せるように工夫されている方もおられるようです。
ボルト一本は何かに流用したようです。(笑)
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コーナーパッドは木材の引っぱり方向への強度を考えて3枚の木を貼り合わせて作っています。
当時としてはなかなかの出来映えですね!(笑)
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飾り面仕上用ジグ

先日からメルヘンオルゴール用の枠の製作に取りかかっていますが今回は数が多い事もあって効率よく精度の高い仕事をするためにはやはりジグが必要です。
枠(額縁)の内面には飾り面を取りますが、内面は枠を組立てて接着してから仕上げるのは厄介で特に入り隅の部分は大変です。
そこで内面は接着する前に仕上げておきますが各ピースが同じ形状に揃っていないと後の修正に無駄な時間を費やすことになります。
特に今回使ったクイーン・アンビットは微妙なカーブなのでフリーハンドで仕上げるとどうしても接合部分に目違いが生じてしまいます。

まず檜の正確な直方体を作り、直線部分は昇降盤で、曲線部は外丸鉋でクイーン・アンビットの断面と同じカーブになるように削ります。
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墨線近くまで来たら少しづつ削ってビットのカーブにぴったり合うようにします。
表裏、リバーシブルに仕上げて#240と#400のサンドペーパーを貼付けて使います。
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両側面に桜の板のガイドを取付けて完成です。
使い方はガイドを基準面に沿わせて力を平均にかけてサンディングするだけでルータービットで加工した面も型くずれせず、両端もダレません。
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小さい方の枠はチャンファー(45°の大面)を取ったので45°用の研磨ジグも作りました。
右の2点がそれです。こちらは裏表使えないので2つ作りました。
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こちらは平面部分をガイドとして、45°の面に押し付けながらサンディングします。
フリーハンドで研磨すると面が小さいのでどうしても45°の角度が微妙に変わってしまいますがこのジグを使えば端から端まで正確な45°に研磨できます。
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サンドペーパーをセットしたジグの断面です。
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サンドペーパーは細くカットした2枚をこのように挟んで左の三角の桟をビスで締めて固定します。
45°に固定される中央の研磨板に桟の溝が切ってあるのでビスを締めても桟や研磨板がずれる事はありません。
ペーパーを2枚挟むのは実際に必要な左の一枚だけだと研磨板の角度が変わってしまうためです。幅広のサンドペーパーにビスの穴を開けてもいいんですが、めんどくさいので・・・
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45°研磨ジグの全てのパーツです。3つの木のピースは一本の栗の直方体から切り出しました。
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ホンダ発電機が復活!

昨年暮れにダウンしたメイン発電機のホンダEBR2300CXがやっと復活しました。

建機修理業者に依頼していた部品が入り、さっそく取付けてガソリンを入れ、リコイルスターターを引くと一発で掛かって100Vが出力されました。(エンジンはもともと調子良かったんですが)
これで製材室以外の電力は燃費の比較的良好なこの発電機が使えるようになったのでやれやれです。
騒音もスバルの3.5KVAよりは低いので落ち着いて作業できそうです。
(スバルの車のエンジンは静かなんですけどね〜、燃費はどちらも悪いですね!・・・笑)
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額の製作-4

額の製作を再開しました。
さぼっていた訳ではありません。額の内側の飾り面を楽に加工する方法を考えていました。
額の外側はトリマースタンドまたはトリマーの手持ちで簡単に加工できるんですが内面の任意の位置で止めるのは少々やっかいなんです。
そこで専用ストッパー付きのトリマーベースを試作しました。
トリマーはポーターケーブルのラミネートトリマーです。このトリマーはベースがローレットネジ一本で簡単に着脱でき、刃高がダイヤルで微調整できるようになっています。ベースのみを後で追加購入してベースの穴を拡げ、38mmのビットが使えるように改造してあります。欠点はベースが金属のため加工中の刃先がほとんど見えない事です。
今回は38mmのビットを使いたかったのでこのトリマーの登場となったわけです。
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大成功です!
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枠を組む前にトリマースタンドで予め加工しておく方が本当はいいんですが、その場合は長辺、短辺、額の形状によってその都度ストッパーの位置を変更しなければなりません。
この専用ストッパー付きベースを使えば何も考える事無く各コーナーからピッタリの位置で止める事ができます。
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ドゥーパ!に掲載

私が自作して愛用しているサンドペーパーホルダーが木工雑誌「ドゥーパ!」118号(2017年6月号)に掲載されました。
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本号に特集の「木工道具の自作術」というページです。
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118号のメイン特集記事は「小屋作り」など、いろいろと有用な記事が載っていますので興味のある方は本屋さんまでどうぞ! 

額の製作とマイタートリマー

今回は少し大きめの額、A3より少し小さめです。
いつもは留め(45°)のカットは専用のペティワークを使うのですが今回の額は額縁の巾を50mmと大きくしたのでペティワークのブレードでは届きません。
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そこで登場するのがこの「マイタートリマー」です。
マイタートリマーは斜めにセットされた刃がレバー操作で前後(この写真では左右)にスライドし、ワークの木口または木端を削り取る物です。(カットはできません。あくまで薄くスライスする物です。)
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昇降盤で留め切りした材料をさらに精度よく正確な45°にマイタートリマーで仕上げます。
レバーの根元には巨大なラック&ピニオンがあり、レバーを前後に動かすと前後にセットされた斜めの刃がギロチンの様にスライドします。押し切りと同じような切り方に見えますがマイタートリマーは刃が常に同じ角度で切り進んで行くので分厚い物でも切削抵抗が少なく、きれいに削れます。
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ワーク側から見たところです。手前のガイドにしっかりワークを当てて手で押さえ、レバーを手前に倒すと簡単に削れます。
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ガイドは45°、90°の位置で確実に固定できるようになっています。また別個に微調整機能がついていますので事前に調整しておけばいつでも正確な45°、90°の位置にセットできます。
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ガイドは45°〜90°の任意の位置にも固定できるので特殊な用途にも対応可能です。
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この写真は後方のガイドを90°にセットして50×25mmのチーク材を削っているところです。
最初に書いたように切断ではなくこのように0.1〜0.5mmくらいの厚みで削る感覚です。

後方にも対称に同じ機能があるので勝手違いの加工や逆目の出ない方向で削る事が出来ます。
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これは少し厚めの0.5mmくらいに削った面ですがカンナ掛けしたのと同程度の切断面が得られます。
写真ではちょっとわかりませんが削りカスの面には昇降盤のチップソーの僅かな鋸目が残っています。
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3面分の留め切りが完了しました。
左の残り3面は接合部の仕口を違ったものにする予定なので留め切りはしていません。
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今日は久々に使ったマイタートリマーの説明でした。

 

銘木団地へ

今日は木工仲間のTさん,布袋さんのお誘い?で3人揃って早朝から摂津の銘木団地へGo〜〜!

いつもオルゴールの蓋等に使う美しい杢のウォールナッツでお世話になっているTaさんが家庭の事情で近々に店を畳まれるというので、これは行かねばなりませぬ!!それに個展の作品もほぼ完成し、天候も雨で工房も暗いのでと、勝手に理由をつけて雨の中を摂津までひた走り!♪

Taさんの材はほとんどが小さいカット材ですが乾燥材に丁寧に鉋が掛けられ、糸目まで取ってあります!しかもプレーナーではなく、電動の手持ち鉋で仕上げているとの事ですがカンナ枕も出ず、鼻落ちもありません!これにはびっくりですね。そして、杢のきれいな珠玉の材が多いんです。
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3人3様の好みの材をゲットして我が愛車に積み込みました。
3名分の乗車スペースを残してきれいに満載です!(笑)

積み終わったところでTaさんがまだウォールナッツのいいのが残ってたわ、との声で見てみるととても素直で美しく使い良さそうな材が8枚、私の分はすでに確保したのでウォールナッツの好きな時の音色さんに電話すると、一言で「欲しいです!」・・・連れて帰る事になりました。めでたし、めでたし(笑)
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帰りはちょうど昼時だったので久々に寿司を食べようということになり、R171沿いの回転寿司店へ。
3人とも永らく?回転寿司から遠ざかっていたせいか最近の回転寿司のシステムが新しくなっているんです!
回って来る皿の上に乾燥防止用の蓋がかぶさってるんですが皿が実に取りにくい!
布袋さんが寿司屋のお姉さんに尋ねると、何の事はない皿の縁を少し持ち上げればすっと簡単に引出せたんです! そしてそして、よくよくその下を見れば2カ所に皿の取り出し方が丁寧に(小さく)書いてありました!!!(世話の焼ける高齢者の客やなあ・・・お姉さんのつぶやきが聞こえてきそう・・・)
3人で34皿!高齢者としてはよくたべてるなぁ〜(おまけにうどんまで食べてた人もいた!)
材木運ぶのは重労働なんです! 久々の回転寿司、とてもおいしかったです!

工房へ戻り、それぞれの材を整理して、布袋工房のストーブを囲んでコーヒーを飲みながら銘木談義、もうこれは止まりません。(止めようがない!) という事で4時前までの長いティータイムで終わった一日でした。・・・Good day!

木工材料展のお知らせ

いつもお世話になっている中源銘木さんが開催される木工材料展のお知らせです。
寸法の大きなものから小さなものまで数多くの樹種があります。珍しい材や掘り出し物もあるかもしれません。木工に興味のある方は是非行ってみて下さい。
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昇降盤による円形カット

先日製作した昇降盤用凹球面加工ジグを使って円を切り出してみました。

材料のセンターにセンターホールドピンの径プラス0.1mmの穴を開けます。
加工したい円の輪郭から1.5mm外側をカットして8角形にします。
今回はφ65と小さいので8角で十分ですがもっと径が大きい場合はそれに応じた多角形にしておきます。
(ブレードの厚みが3.2mmですから回転させて切れるのはこの厚さ以内です。つまり切削する円から3.2mm以内の出っ張りでないと回して加工できません。)
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平行ガイドにジグを固定しますが、固定位置はブレードの前方に近い位置にします。この位置はブレードの出し具合とも関連しますので特に決まった位置はありません。材料の厚さ厚さ、硬さ、予定の切削回数等で最適な位置を選びます。
最初はブレードの高さを3mm程度にして材料を半時計方向に回して切削し、徐々にブレードの高さを上げて行きます。
注意:間違っても材料を時計方向に回してはいけません!!
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けっこうきれいに加工できました。
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今回のこの円盤は外周をタイコ挽きにするので最終的には旋盤でタイコ挽きにしました。
この加工の場合は始めから旋盤でやる方が早いですが、今回はこのジグで試験的にカットしてみました。円盤を作る方法は何種類もありますがその用途に応じて最適な加工方法を選ぶ必要があります。
この昇降盤による方法は少々面倒ですが旋盤加工と同程度の真円度が得られました。加工できる直径はこの60mmくらいが下限と思います。どちらかと言うともっと大きな円を切り出す方が向いている方法と思います。でも大きくなると多角形にする手間がかかるので大きい方は300mmが限度でしょうね。
厚みも15mmくらいまで、どちらかといえば薄板の加工向きです。
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