毎日山ごもり

定年退職後、携帯電波の届かない山の工房に毎日こもって木工やオルゴール製作に没頭している仙人?のブログです。

マニアック

一台だけ残っているウエーブボックスに30弁のオルゴールを取付けることにしました。


大きさはちょうど30弁にぴったりです。


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底板が15mmの厚さがあり、ムーブメンを取付けるには分厚すぎるのと底部に空間がないと音響効果的に今一なので底をくり抜いて新たにスプルースの響板を取付けることにしました。


まず4隅に1/2”のフォスナービットで穴を開けます。


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底板をくり抜きますが糸鋸盤ではヘッドがつかえて加工できないのでトリマーテーブルにスパイラルビットを付けて5mmずつ、3回に分けてカットしました。


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底板にチャンファービットで大面を取ります。響板と響板押さえ板を準備します。


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響板押さえ板を留で合わせます。一枚づつ微調整して合わせます。


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ピッタリ収まりました。


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今回はアクリル板を響板押さえ板を介して本体側板にネジ止めするのでアクリル板には45°傾斜した小穴を開けなければなりません。
そのままで傾斜穴を開けるのは無理なので端材に45°傾斜した3.2mmの溝を切ったジグを作り、穴開けします。
(3mmアクリル板には両面に保護シートが貼ってあるので3.2mmの溝がぴったりです。)
こうすることによって2mmの細いドリルでも流されずに正確な斜め穴が加工できます。


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さらに4.1mmドリルで皿モミします。この加工はこのジグがなければ到底無理です!


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きれいな傾斜の付いた2mm皿穴が加工できました!


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蓋を閉めると演奏が止まるタイプのストッパーを取付けますが市販品にはないので真鍮板と丸棒を加工して作ります。


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けっこうきれいに取り付きました。動作もスムーズです。


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響板の裏から放射される音がよく響くように裏板の4隅に真鍮製のフットを打ち込みました。


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アクリル保護板と蓋を取付けて完成です。


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私の作る50弁や72弁のオルゴールは箱の前面で操作するストッパーを取付けていますが時の音色さんのメルヘンオルゴールにはストッパーがありません。というより通常はストッパーを必要としないのですがコンサートの時には付いていると曲の頭出しや終了時に何かと便利です。それと他のからくりオルゴールにも応用できそうなので試作してみました。


コンセプトは
1)特殊な部材や高価な部品を使用せず、手持ちの端材等で製作可能なこと。
2)既存の装置にも簡単に取付け可能なこと。
3)構造がシンプルで操作性が良いこと。


1)に関してはφ3の真鍮丸棒以外は全てその辺に転がっている端材です。アルミの不等辺アングルは工房の窓を作った時の余り材で短いのがいっぱいあります。板バネに使ったリン青銅は何かの切れ端、軸受けのモアビ材は端材です。


2)はムーブメントのM4取付けネジにアルミアングルに開けた穴を嵌めてナットで締めるだけで完了!アングルのコーナーがムーブメントの角にピッタリ沿うのでネジ一本でがたつきはありません。


3)はプッシュプル方式で板バネによるクリックストップ機構を備えているので使用感もまずまずです。


ということで突然の完成写真です。思い立って2時間余りで完成しましたので試作としては大成功です!



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72弁のムーブメントに取付けたところです。



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ノブを押すと真鍮のロッドの先端がストッパーレバーを押して演奏が開始されます。
この位置で止めておけば連続演奏。



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ノブを引っ張っておくとストッパーレバーはフリーとなり、演奏が一曲終わると自動停止します。


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板バネのクリックストップ機能によりどちらの位置でもカチッという感触で止まります。
軸受けが木製で、板バネによりロッドが押し付けられているので振動しても不快な音やビビリを発生しません!


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ローラーを取付ける支柱を10mmの角材から切り出してバンドソーで段欠きを行ったあと、エンドミルで2個一度に仕上げます。


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取付けベースの中央部分に支柱が入る切り欠きをエンドミルで加工します。深さは0.5mm、支柱の巾が10mmなのでφ10のエンドミル1パスで完了です。


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ボール盤で穴開け加工し、角をサンダーで丸めます。


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昨日作ったローラーを取付けて組立て完了。


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早速、ディスクオルゴールに取付けました。


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ローラーのシャフトにはシリコングリスをごく少量塗布しておきます。


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ディスクは前後で7.5mmづつローラーによって押し上げられています。
心なしか音がよりクリヤーになったように思います。♬


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さてさて、金属材料ラックが完成したので安心してディスクオルゴールの改良に使う金属パーツの加工にとりかかりました。


これはディスクオルゴールの1号機です。このままでも特に問題はないのですが、ディスクが回転時に振動したりせず、より安定して演奏できるようにディスクの縁の下にローラー付きのサポートを取付けることにしました。


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下の写真はアンティークオルゴールですがサポートガイドによってディスクの前後がかなり持ち上げられてディスクが反っているのがよくわかります。これによりペラペラのディスクが振動しない訳です。


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先ず、回転するローラーのシャフトを真鍮のφ8丸棒から削り出して作ります。
右が支柱へ固定するためのネジでM3、中央部がローラーのシャフト部分でφ3.9に仕上げてあります。
左がネジの頭で切り離してからドライバーの入る溝を切ります。


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バンドソーで切り離してM3ネジ部をアダプターにねじ込み、、頭部を仕上げます。


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フライスに溝切りカッターを付けてマイナスドライバーの入るスリ割りを入れます。


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次はディスクを支えるローラーです。φ12の丸棒から作ります。
まずセンターにドリルでφ4の穴をあけます。


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剣先バイトで所定の厚みに切り目を入れ、外周を太鼓状に削ります。
バンドソーで切り離して反対側を奇麗に切削します。


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今日は前後2個分のローラーとシャフトが出来上がりました。


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楔や契りの材等、比較的短い寸法で同じ長さの物をたくさんカットする時は直方体の木のブロックを平行ガイドにクランプを使って固定していましたが、私にとってはこれがけっこう邪魔臭くて(じゃまくさがりなんです・・・使いやすい物は邪魔臭がり屋の発想から生まれる・・・ほんとか?)専用のクランプをブロックに固定してしまいました。


これでいちいちクランプを取りに行かずに済むし、作業が終わった時もかたずけは一回で終了します。


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ブロックの縦使い、横使いもブロックを90°回すだけで簡単に変更できます。
(長めの物を切る時にはブレードと平行ガイドの間隔・・カットした材の逃げ場・・が広い方が都合が良く安全に作業できるんです。)


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ロック機構は左下側のロッキング用円柱を1mm弱篇芯させてあります。
平行ガイドへの固定は真鍮のレバーを90〜180°回すだけで確実に固定されます。


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新型マイターゲージ用ロングフェンスが完成しました。
改良点は
1)厚みを増やして剛性を向上
2)高さを高くして幅広材の角度切りが安定して行える
3)650mm長さまで対応可能(あまり長さを長くするとバランスが悪くなり不安定になるのでこのへんが限界)
4)ストッパーをスムーズにどの位置でも固定できるように改良


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左が旧型のフェンス、右は新型の本体(加工前)です。


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長年屋外で使っていた一斗缶のチリトリがダメになりましたが、柄はまだ使えるので残してありました。
工房の整理中に一斗缶が出て来たので斜めにカットして作り直しましたが一斗缶を斜めに切断すると当然同じような形の小ぶりな物がもう一つできます。ただし、パッコンと開けるあのキャップの部分があるのでそのままではチリトリにはなりません。


そこでキャップの部分全面に板を当てがって、ちょっと短めのハンドルを付けてみました。
親子チリトリ完成しました!                        


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サイクロンの移動台車を作りました。
材は加工が楽な紅松、クロス部分は相欠き、卍の部分は接着剤併用のコースレッド留めといういたって簡単な方法です。


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裏側の4隅にはキャスターを付けました。


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サイクロン方式の2-ステージ集塵装置が完成しました。
まだ改良点もありそうですが、とりあえずこれで使ってみることにします。メインジョブはLUXOの吸引用ですが他の用途や掃除機として使うこともあるのでキャスター付きの台に乗っていると何かと便利です。


欠点は背が高いことですが、これはサイクロンの宿命でもあるので致し方がないです。


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サイクロンのトップに小型の集塵機を取付けました。


これは今までLUXO(卓上バンドソー)の台の下に置いて使っていた物ですが、ファンのインレットにはファン保護用の粗いネットがあり、粗い切り屑が堆積して、すぐに詰まってしまうんです。それで最近は別の掃除機のホースをLUXOにつないで使っていましたがサイクロンを間に入れれば切り屑はすべて下に落ちるのでネットが詰まることはないはずです。


集塵機の出口には折り畳まれた紙のフィルターが付いているので室内の空気もそんなに汚れないでしょうし、長持ちすると思います。。


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集塵機を付けたままだとLUXO専用となってしまうのでネジ2本で簡単に取外せるようにしました。
もちろん、この集塵機をつけたままでサイクロンのインレットに掃除機のホースを取付ければ掃除機にもなりますが・・・


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LUXOの下を整理していたらこんな硬質ゴム製の変換アダプターが出て来ました。
なんと片方がサイクロンの40Aパイプにピッタリで反対側は2重になっていて内径40mmと外径34mmの2種類のホースが接続できます。


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全てのパーツが完成しました。
左からダストを捕集するペール缶、サイクロンのコーン、ペール缶の蓋に取付けたコーンの保持枠、サイクロンのインレット部分とトッププレートです。


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各パーツを組立てました。



トップに垂直に出ているパイプが掃除機や集塵機の接続口です。このパイプはコーンの上部から少し下まで貫通しています。(O-リングでトッププレートに固定してあるのでサイクロン内部への突き出し長さが調節できます。)
水平に出ているパイプがインレットでここに吸引対象物からのホースを接続します。



サイクロンは上部の円筒形のバレルと円錐型のコーンとで形成され、内部で高速の旋回流を作って遠心力でダストはコーンの壁に当たり、大きい粒子は重力により下に落ちて下部のペール缶に捕集されます。一定以上の質量の粒子が取り除かれた空気だけがトップのパイプにより吸引されて出て来ます。コーンの下方へ行く程直径が小さくなるので旋回流の速度が上がり、遠心力は増大します。どの程度の細かさの粒子まで捕集するかは流速とコーンの寸法等で決まります。



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とりあえず掃除機を接続してボール盤の周囲を掃除してみました。
ペール缶の蓋を開けてみると吸い込んだダストが奇麗にドーナツ状に溜っていました。
これはサイクロンが正常に働いて内部で高速の渦流ができている証拠です。


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よく見るとけっこう細かいダストまで捕集されているようです。
ワッシャーを一枚吸い込んだようですが鉄のワッシャーは質量が大きいので中央部に、同じ木片でも大きな物は中央よりに、細かい物ほど遠心力で外周に落ちているのがよくわかります。


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上の試験に使った掃除機は布製フィルタの古いタイプなのでフィルタの目詰まり等を試験するのはわかりにくいのでカートリッジフィルタを使ったリョービの掃除機でさらにテストをしました。


これは卓上バンドソーのダスト吸引と床の掃除を少しした程度でまだそんなにダストは溜っていませんが、写真のようにフィルタにはびっしりと細かいダストがこびりついています。まだこの程度では吸引力はそんなに落ちていませんがこの状態でとりあえずテストをしてみます。


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フィルタに付着したダストを掃除機の捕集ケース内に落としてフィルタをきれいにしました。


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掃除機のダストを全て取り出し、掃除機のインレットにサイクロンを接続してこのダストを全て吸引します。


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ほとんどのダストがサイクロンのペール缶に捕集されました!


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そして、掃除機のダスト捕集ケース内にはほんの僅かな細かいダストが落ちています。
フィルタは目視ではダストが付着しておらずきれいなものでした。


一応、大成功ですが吸引装置の能力が変わるとサイクロンの特製や性能は変化します。
まず、充分な流速があることと、ホース等の接続部分にリークがないことです。どちらにしてもフィルタはいつもきれいな状態でなければなりません。また、吸引装置はモーターの回転が十分に上がった状態でないとサイクロンは正常に働きませんから始動時にダストを吸い込むとフィルタまでダストが行ってしまうことになります。


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